HOME > 紫微斗数 > 紫微斗数の主星・副星・飛星 > 天姚星
天姚星
天姚星は、風流、艶福、恋愛とくに性愛を表します。
天姚星は陰の水性に属します。
艶っぽくて、風流な星です。
「エロスの星」でもあるので、異性との出会いが多く、そして発展までに時間を労しません。
芸術方面での才能も悪くありません。
命宮あるいは疾厄宮にはいっていると、早熟になります。
しかしそれは色欲を指すのではなく、思想的に早熟という意味で、感情表現が豊かになるのです。
福徳宮にはいると、物質的な享受に偏りがちになり、いわゆる趣味人となります。
遷移宮にはいると、貴人の助けを得やすくなります。
田宅宮の場合は、友人を自宅に呼んで懇談することを喜びます。
財帛宮にはいると無駄に浪費癖が強くなります。
官禄宮のひとは、アートを職業にすることをおすすめします。
天姚が夫妻宮にはいると、結婚相手は人縁がよくて、早熟で風流があり妖艶です。
●その他の星との配合と適正
紫微斗数の本には、よく「桃花」という語句が散見されます。
もともとは色気を意味していたのですが、封建的な時代には、猥雑な雰囲気で異性をかどわかす不純なイメージとなりました。
しかし最近の傾向では、どちらかというとセクシーな魅力で異性を喜ばす意味に例えられ、けして悪い印象ではありません。
とくにこの天姚星は、桃花星の代表とも言えます。
ですから、ひかくてき地味な星(たとえば巨門、天梁、天同、天相など)につけば、ちょうど良い具合になります。
しかしご想像のとおり、色気のある星(貪狼、廉貞、太陰、天機など)につけば、恋愛事情は手が付けられなくなります。
【教えてTaka先生!】紫微斗数 副星紹介 天刑星と天姚星
主星
紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。 古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。 紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。 すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。 まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。
- 紫微星(しびせい) 北斗主星【陰の土星】 高貴、気品、徳、自尊心
- 天機星(てんきせい) 南斗3星【陰の木星】 知識、知恵、学問、精神
- 太陽星(たいようせい) 中天星 【陽の火星】 勇気、活動、陽気、活発
- 武曲星(ぶごくせい) 北斗6星【陰の金星】 勇猛、快活、指揮、財庫
- 天同星(てんどうせい) 南斗4星【陽の水星】 平和、慈悲、協調、動揺
- 廉貞星(れんていせい) 北斗5星【陰の火星】 現実、歪曲、利益、悪知恵
- 天府星(てんぷせい) 南斗主星【陽の土星】 寛容、聡明、温厚、大雑把
- 太陰星(たいいんせい) 中天星 【陰の水星】 精神、芸術、美意識、母性
- 貪狼星(どんろうせい) 北斗1星【陽の木星】 欲望、社交、歓楽、好色
- 巨門星(こもんせい) 北斗2星【陰の水星】 口舌、中傷、分析、弁論
- 天相星(てんそうせい) 南斗5星【陽の水星】 慈悲、参謀、寛容、奉仕
- 天梁星(てんりょうせい)南斗2星【陽の土星】 指導、親分肌、謙虚、実務
- 七殺星(しちさつせい) 南斗6星【陽の金星】 激烈、豪快、動乱、武勇
- 破軍星(はぐんせい) 北斗7星【陰の水星】 破壊、決断、短気、変動
甲級副星
- 文昌星(もんしょうせい) 南斗5星【陰の金星】 博学、芸術、文章
- 文曲星(もんごくせい) 北斗4星【陰の水星】 博学、芸術、文章
- 左輔星(さほせい) 北斗助星【陽の土星】 援助、計画、交友
- 右弼星(うひつせい) 北斗助星【陰の水星】 援助、計画、交友
- 天魁星(てんかいせい) 南斗助星【陽の火星】 聰明、秀麗、気品
- 天鉞星(てんえつせい) 南斗助星【陰の火星】 聰明、秀麗、気品
- 禄存星(ろくぞんせい) 北斗3星【陰の土星】 財産、貫禄、吝嗇
- 羊刃星(ようじんせい) 北斗助星【陽の金星】 暴力、喧嘩、疾病
- 陀羅星(だらせい) 北斗助星【陰の金星】 短気、横暴、疾病
- 火星(かせい) 南斗助星【陽の火星】 剛強、怪我、事故
- 鈴星(れいせい) 南斗助星【陰の火星】 剛強、怪我、事故