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火星・鈴星
剛強、激烈、怪我を表します。
火星は陽の火性に属します。
鈴星は陰の火性に属します。
ともに激しい性格をしており、強烈な個性の持ち主です。
また喜怒哀楽が一定せず、すぐに気分が変わるようなところがあります。
短気でせっかちでもあります。
しかし火星・鈴星が命宮に入り、左輔・右弼が同宮していれば、とても魅力的な風貌にあり、多くの異性から意識され、交友の楽しみが多くなります。
火星を命宮に持つ人は、天然パーマか、あるいは髪の毛がちじれている人が多いです。
また、虫歯や歯槽膿漏で困る暗示があります。
陽の火ですから、良性が巡るとき、烈火のような発展が期待できます。
鈴星を命宮に持つ人は、ちょっと人とは変わった容貌をしています。
陰の火ですから、やや陰気ですが気持ちは焦りがちです。
趣味や個性も強くなりますが、孤独を好み、多弁ではありません。
両星のどちらかに殺星が加わると、一時期、体を張って頑張る職種をさせられます。
特殊技能を身につけなければ、一生を通じて敗者となり、夢や理想を遂げることはありません。
●その他の星との配合
殺星(羊刃や陀羅)、そして主星のなかでも強引星(廉貞、破軍、七殺)と同宮し、もし命宮の力量が弱かったら、幼いころから病気や怪我に悩まされ、その傷跡が体のどこかに残ります。
しかし、貪狼と同宮しますと「火貪格」という特殊な局になって、かえって異性の受けがよくなり、思わぬ援助を受けます。
さらに化禄と出合うのも吉報です。
化権と加会する人は武道家なども向いています。
三方四正に紫微、天府、天機、太陰、化科と同宮する人は、精神的な部分に強く影響します。
恋愛や仕事においても起伏が激しくなり、とくに情緒的な面が濃くなりますから、特殊な占術家や治療家などを志すのも悪くないでしょう。
【教えてTaka先生!】紫微斗数 副星紹介 火星・鈴星(かせい・れいせい)編
主星
紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。 古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。 紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。 すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。 まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。
- 紫微星(しびせい) 北斗主星【陰の土星】 高貴、気品、徳、自尊心
- 天機星(てんきせい) 南斗3星【陰の木星】 知識、知恵、学問、精神
- 太陽星(たいようせい) 中天星 【陽の火星】 勇気、活動、陽気、活発
- 武曲星(ぶごくせい) 北斗6星【陰の金星】 勇猛、快活、指揮、財庫
- 天同星(てんどうせい) 南斗4星【陽の水星】 平和、慈悲、協調、動揺
- 廉貞星(れんていせい) 北斗5星【陰の火星】 現実、歪曲、利益、悪知恵
- 天府星(てんぷせい) 南斗主星【陽の土星】 寛容、聡明、温厚、大雑把
- 太陰星(たいいんせい) 中天星 【陰の水星】 精神、芸術、美意識、母性
- 貪狼星(どんろうせい) 北斗1星【陽の木星】 欲望、社交、歓楽、好色
- 巨門星(こもんせい) 北斗2星【陰の水星】 口舌、中傷、分析、弁論
- 天相星(てんそうせい) 南斗5星【陽の水星】 慈悲、参謀、寛容、奉仕
- 天梁星(てんりょうせい)南斗2星【陽の土星】 指導、親分肌、謙虚、実務
- 七殺星(しちさつせい) 南斗6星【陽の金星】 激烈、豪快、動乱、武勇
- 破軍星(はぐんせい) 北斗7星【陰の水星】 破壊、決断、短気、変動
甲級副星
- 文昌星(もんしょうせい) 南斗5星【陰の金星】 博学、芸術、文章
- 文曲星(もんごくせい) 北斗4星【陰の水星】 博学、芸術、文章
- 左輔星(さほせい) 北斗助星【陽の土星】 援助、計画、交友
- 右弼星(うひつせい) 北斗助星【陰の水星】 援助、計画、交友
- 天魁星(てんかいせい) 南斗助星【陽の火星】 聰明、秀麗、気品
- 天鉞星(てんえつせい) 南斗助星【陰の火星】 聰明、秀麗、気品
- 禄存星(ろくぞんせい) 北斗3星【陰の土星】 財産、貫禄、吝嗇
- 羊刃星(ようじんせい) 北斗助星【陽の金星】 暴力、喧嘩、疾病
- 陀羅星(だらせい) 北斗助星【陰の金星】 短気、横暴、疾病
- 火星(かせい) 南斗助星【陽の火星】 剛強、怪我、事故
- 鈴星(れいせい) 南斗助星【陰の火星】 剛強、怪我、事故