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化権星
四化星
三奇星(化禄、化権、化科)に化忌をあわせて「四化星」と呼んでいます。
以下、その各々の星が命宮に入った場合の意味を解説します。
また、この四化星は一つとはかぎりません。
通常の命盤に定住する化禄だけではなく、すべての十二宮に「自化禄」「大限化禄」「太歳化禄(流禄とも言う)」があります。
さらに命宮から飛ばした化禄を「命禄」と言いまして、とても吉祥を呼んでくれるものもあります。
これらは、すべて秘伝として簡単には公開されません。
ここでは、そのエッセンスをわかりやすく紹介します。
【教えてTaka先生!】 紫微斗数 四化星
化権星
化権星は、陽の木性に属します。
その名のとおり「権力」を司り、決断の星でもあります。
化権を命宮に持つ人は常識的で、何事も慎重にのぞみます。
しかし、性格はやや偏屈なところがあり、固執的となります。
この人は、「一生懸命」とか「がんばる」という言葉が似合います。
こうと決めたら執拗になり、思ったとおりに行動します。
また権力争いに縁があります。
他人によく干渉するタイプですが、自分が干渉されるのを嫌います。
命宮、身宮、そして遷移宮のどれかにはいれば、実権を手に入れます。
財帛宮に座すと、財産に対する欲望が強くなり、努力して手に入れます。
官禄宮にはいれば、サラリーマンでも事業家でも大いに努力奮闘します。
六親宮(命・兄弟・父母・夫妻・子女・奴僕)にはいると、仁義を重んじる傾向がありますが、摩擦が発生します。
たとえば夫妻宮ですと、結婚相手は主観が強くて自己主張が激しい人です。
能力や才能が高いので、それを利用できる度量が必要です。
子女宮にはいると、性欲絶倫になりがちです。
しかも子宝に恵まれ、老後の心配はありません。
【教えてTaka先生!】紫微斗数 四化星紹介 化権ってどんな星?
主星
紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。 古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。 紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。 すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。 まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。
- 紫微星(しびせい) 北斗主星【陰の土星】 高貴、気品、徳、自尊心
- 天機星(てんきせい) 南斗3星【陰の木星】 知識、知恵、学問、精神
- 太陽星(たいようせい) 中天星 【陽の火星】 勇気、活動、陽気、活発
- 武曲星(ぶごくせい) 北斗6星【陰の金星】 勇猛、快活、指揮、財庫
- 天同星(てんどうせい) 南斗4星【陽の水星】 平和、慈悲、協調、動揺
- 廉貞星(れんていせい) 北斗5星【陰の火星】 現実、歪曲、利益、悪知恵
- 天府星(てんぷせい) 南斗主星【陽の土星】 寛容、聡明、温厚、大雑把
- 太陰星(たいいんせい) 中天星 【陰の水星】 精神、芸術、美意識、母性
- 貪狼星(どんろうせい) 北斗1星【陽の木星】 欲望、社交、歓楽、好色
- 巨門星(こもんせい) 北斗2星【陰の水星】 口舌、中傷、分析、弁論
- 天相星(てんそうせい) 南斗5星【陽の水星】 慈悲、参謀、寛容、奉仕
- 天梁星(てんりょうせい)南斗2星【陽の土星】 指導、親分肌、謙虚、実務
- 七殺星(しちさつせい) 南斗6星【陽の金星】 激烈、豪快、動乱、武勇
- 破軍星(はぐんせい) 北斗7星【陰の水星】 破壊、決断、短気、変動
甲級副星
- 文昌星(もんしょうせい) 南斗5星【陰の金星】 博学、芸術、文章
- 文曲星(もんごくせい) 北斗4星【陰の水星】 博学、芸術、文章
- 左輔星(さほせい) 北斗助星【陽の土星】 援助、計画、交友
- 右弼星(うひつせい) 北斗助星【陰の水星】 援助、計画、交友
- 天魁星(てんかいせい) 南斗助星【陽の火星】 聰明、秀麗、気品
- 天鉞星(てんえつせい) 南斗助星【陰の火星】 聰明、秀麗、気品
- 禄存星(ろくぞんせい) 北斗3星【陰の土星】 財産、貫禄、吝嗇
- 羊刃星(ようじんせい) 北斗助星【陽の金星】 暴力、喧嘩、疾病
- 陀羅星(だらせい) 北斗助星【陰の金星】 短気、横暴、疾病
- 火星(かせい) 南斗助星【陽の火星】 剛強、怪我、事故
- 鈴星(れいせい) 南斗助星【陰の火星】 剛強、怪我、事故