HOME > 紫微斗数 > 紫微斗数の主星・副星・飛星 > 左輔星・右弼星
左輔星・右弼星
援助の星です。
補佐、計画、親友を表します。
左輔星は陽の土性に属します。
右弼星は陰の水性に属します。
ともに「北斗助星」で、一種の野心を持っています。
左輔・右弼が命宮に入ると、聰明で知性が高く、穏やかな性格をしています。
また社交的でもあり、慈悲心に富んでいます。
計画性に優れているのもこの星の特徴です。
文章も巧みですし、音楽や演劇など芸術方面にも興味を示します。
また、人の面倒をよく見るようです。
その結果多くの友人知人に恵まれ、その友人たちから多く助けられることになります。
ただし、左輔が入ると心労を多く経験します。
右弼の場合は、恋愛問題で感情的に苦しむこともあります。
●容貌・態度・能力
さっぱりとしていて整った顔だちをしています。
文章が得意で、また芸術的方面に興味を持ちますので、作家や演劇家、音楽家や評論家、シナリオライターやデザイナーなどのクリエイティブな方面に適性があります。
女性の場合、この星があれば聰明で、いわゆる良妻賢母となります。
しかし夫妻宮にこの星があれば、再婚する暗示があります。
それは「出会いの星」ゆえの宿命でしょうか。
●その他の星との配合
主星のなかでもとくに紫微、天府、天相、武曲、太陽、太陰、貪狼と同宮もしくは加会すれば、どんな場面に遭遇しても、難関を突破し成功します。
しかし天機、天同、天梁、巨門と同宮すると、感情の問題が発生します。
七殺、破軍、廉貞と同宮したら異性問題に要注意です。
それが夫妻宮に入ったら、結婚後のトラブルはまず避けられません。
左輔・右弼はよくも悪くも出会いの星だからです。
羊刃・陀羅・火星・鈴星などと加会して、しかも三奇星(化禄・化権・化科)の助けがなければ、苦労の多い人生をおくります。
遷移宮に入った場合は、一生を通じて貴人からの援助を受けます。
また兄弟宮に入るのも理想的です。
ただ官禄宮か父母宮に入ると、青年期に学問を中断する事態が生じます。
【教えてTaka先生!】紫微斗数 副星紹介 左輔星・右弼星(さほ・うひつ)編
主星
紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。 古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。 紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。 すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。 まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。
- 紫微星(しびせい) 北斗主星【陰の土星】 高貴、気品、徳、自尊心
- 天機星(てんきせい) 南斗3星【陰の木星】 知識、知恵、学問、精神
- 太陽星(たいようせい) 中天星 【陽の火星】 勇気、活動、陽気、活発
- 武曲星(ぶごくせい) 北斗6星【陰の金星】 勇猛、快活、指揮、財庫
- 天同星(てんどうせい) 南斗4星【陽の水星】 平和、慈悲、協調、動揺
- 廉貞星(れんていせい) 北斗5星【陰の火星】 現実、歪曲、利益、悪知恵
- 天府星(てんぷせい) 南斗主星【陽の土星】 寛容、聡明、温厚、大雑把
- 太陰星(たいいんせい) 中天星 【陰の水星】 精神、芸術、美意識、母性
- 貪狼星(どんろうせい) 北斗1星【陽の木星】 欲望、社交、歓楽、好色
- 巨門星(こもんせい) 北斗2星【陰の水星】 口舌、中傷、分析、弁論
- 天相星(てんそうせい) 南斗5星【陽の水星】 慈悲、参謀、寛容、奉仕
- 天梁星(てんりょうせい)南斗2星【陽の土星】 指導、親分肌、謙虚、実務
- 七殺星(しちさつせい) 南斗6星【陽の金星】 激烈、豪快、動乱、武勇
- 破軍星(はぐんせい) 北斗7星【陰の水星】 破壊、決断、短気、変動
甲級副星
- 文昌星(もんしょうせい) 南斗5星【陰の金星】 博学、芸術、文章
- 文曲星(もんごくせい) 北斗4星【陰の水星】 博学、芸術、文章
- 左輔星(さほせい) 北斗助星【陽の土星】 援助、計画、交友
- 右弼星(うひつせい) 北斗助星【陰の水星】 援助、計画、交友
- 天魁星(てんかいせい) 南斗助星【陽の火星】 聰明、秀麗、気品
- 天鉞星(てんえつせい) 南斗助星【陰の火星】 聰明、秀麗、気品
- 禄存星(ろくぞんせい) 北斗3星【陰の土星】 財産、貫禄、吝嗇
- 羊刃星(ようじんせい) 北斗助星【陽の金星】 暴力、喧嘩、疾病
- 陀羅星(だらせい) 北斗助星【陰の金星】 短気、横暴、疾病
- 火星(かせい) 南斗助星【陽の火星】 剛強、怪我、事故
- 鈴星(れいせい) 南斗助星【陰の火星】 剛強、怪我、事故