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天魁星・天鉞星
この両星は、文昌や文曲と同じく試験の星で、聰明、秀麗、学問を表します。
ただ文昌・文曲と異なるのは、「和合」「親愛」の意味が加わることです。
天魁星は陽の火性に属します。
天鉞星は陰の火性に属します。
ともに「南斗助星」で才能と富貴を司ります。
この星を命宮に持つ人は、聰明で賢く威厳があり、名声を得ることができます。
主星の力量が強ければ、とても勉強ができて、学生時代から秀才になります。
「和合」の神でもありますから、友人知人も多く、彼らの援助を受けるでしょう。
また目上から可愛がられ、困ったことが起こっても必ず協力者の援助によりうまく切り抜けることができます。
さらに、異性との縁も健全で良好です。
若くして、よい伴侶と巡り合うでしょう。
どちらかが命宮に、もうひとつが遷移宮に向かい合って座ると「坐貴向貴」格と言いまして、対人関係がたいへん良好になります。
この星が夫妻宮に入ると、「慕う」かたちの縁になります。
●容貌・態度・能力
男性ならば、落ち着いた感じで、堂々とした威厳をそなえています。
女性であれば人並みを越えた美人となります。
天魁・天鉞を命宮に持つ人は教職に適しています。
また、研究職にも適性がありますし、芸術方面の才能も秀でます。
●その他の星との配合
文昌・文曲と加会すれば、幸運に恵まれ、大きな成功をつかむことができます。
紫微・天府・太陽・太陰などの吉星と同宮しますと、若くしてすばらしい伴侶と巡り合う暗示があります。
さらに左輔や右弼、化科と同宮すると「貴人」になります。
両星とも、左輔+化科、もしくは右弼+化科に出合うとその吉現象はさらに増幅します。
【教えてTaka先生!】紫微斗数 副星紹介 天魁星・天鉞星 (てんかいせい・てんえつせい)
主星
紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。 古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。 紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。 すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。 まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。
- 紫微星(しびせい) 北斗主星【陰の土星】 高貴、気品、徳、自尊心
- 天機星(てんきせい) 南斗3星【陰の木星】 知識、知恵、学問、精神
- 太陽星(たいようせい) 中天星 【陽の火星】 勇気、活動、陽気、活発
- 武曲星(ぶごくせい) 北斗6星【陰の金星】 勇猛、快活、指揮、財庫
- 天同星(てんどうせい) 南斗4星【陽の水星】 平和、慈悲、協調、動揺
- 廉貞星(れんていせい) 北斗5星【陰の火星】 現実、歪曲、利益、悪知恵
- 天府星(てんぷせい) 南斗主星【陽の土星】 寛容、聡明、温厚、大雑把
- 太陰星(たいいんせい) 中天星 【陰の水星】 精神、芸術、美意識、母性
- 貪狼星(どんろうせい) 北斗1星【陽の木星】 欲望、社交、歓楽、好色
- 巨門星(こもんせい) 北斗2星【陰の水星】 口舌、中傷、分析、弁論
- 天相星(てんそうせい) 南斗5星【陽の水星】 慈悲、参謀、寛容、奉仕
- 天梁星(てんりょうせい)南斗2星【陽の土星】 指導、親分肌、謙虚、実務
- 七殺星(しちさつせい) 南斗6星【陽の金星】 激烈、豪快、動乱、武勇
- 破軍星(はぐんせい) 北斗7星【陰の水星】 破壊、決断、短気、変動
甲級副星
- 文昌星(もんしょうせい) 南斗5星【陰の金星】 博学、芸術、文章
- 文曲星(もんごくせい) 北斗4星【陰の水星】 博学、芸術、文章
- 左輔星(さほせい) 北斗助星【陽の土星】 援助、計画、交友
- 右弼星(うひつせい) 北斗助星【陰の水星】 援助、計画、交友
- 天魁星(てんかいせい) 南斗助星【陽の火星】 聰明、秀麗、気品
- 天鉞星(てんえつせい) 南斗助星【陰の火星】 聰明、秀麗、気品
- 禄存星(ろくぞんせい) 北斗3星【陰の土星】 財産、貫禄、吝嗇
- 羊刃星(ようじんせい) 北斗助星【陽の金星】 暴力、喧嘩、疾病
- 陀羅星(だらせい) 北斗助星【陰の金星】 短気、横暴、疾病
- 火星(かせい) 南斗助星【陽の火星】 剛強、怪我、事故
- 鈴星(れいせい) 南斗助星【陰の火星】 剛強、怪我、事故