HOME > 四柱推命について
四柱推命について
この世に存在する占いのなかで、もっとも的中率が高いのが『四柱推命(しちゅう・すいめい)』という運命術です。
古代中国で生まれた『陰陽(いんよう)』と『五行(ごぎょう)』から生まれた帝王学のひとつです。
その基本は「世の中のすべてのものやことは【陰】と【陽】に分かれ」て、さらに
「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つの要素によって構成される」という考えがあります。
人間だけでなく、この世のすべての存在を【陰】と【陽】そして『五行』に分解することから四柱推命はスタートします。
具体的には、生年月日と時を四つの柱(四柱)に置きかえ、どのような陰陽と五行になっているのかを観察します。
四柱推命の教本を電子書籍で販売中
【完結版】四柱推命教本 流派を超えた四柱推命の鑑定法が身につく Kindle版
内容
本書の特徴は、一般的に使われている、通変や十二運について述べていますが、それ以上に推命の骨子である『内格』と『外格』の違い、『身強』と『身弱』の判断について深く切り込みました。また、意外と軽んじられる【干関係】や【十二支関係】の謎についても言及しています。
日本の普及版の四柱推命ではなく、古代中国の秘伝であり、運命学の最高峰である『子平八字(四柱推命の本当の名前)』を中途で挫折せずに学ぶことで、窮地に立たされても狼狽えない達人を目指してほしい……という一心で最後まで丁寧に書いています。
目次
- 序にかえて
- 〜これから四柱推命を学ばれる読者へ〜
- 【基礎編】
- 第1章 四柱推命とは
- 西洋占術は女性的で東洋占術は男性的
- 運命を推理する学問
- 四柱推命の構成
- ギリシアからインドを経て
- 四柱推命で何が分かるのか?
- 四柱推命の歴史
- 四柱推命の流派が存在するのは日本だけ
- 四柱推命と九星気学の違い
- 東の気学、西の推命
- 挫折しやすいので、師匠選びが重要
- 第2章 命式の仕組み
- 命式(めいしき)とは
- 天干と地支
- 年柱(年干・年支)
- 月柱(月干・月支)
- 日柱(日干・日支)
- 時柱(時干・時支)
- 第3章 節気と旧暦と陰陽五行
- 二十四節気
- 節入りと中節
- 陰陽五行(いんよう・ごぎょう)とは
- 陰陽(いんよう)とは
- 五行(ごぎょう)とは
- 第4章 陰陽と五行からの発展
- 相生(そうじょう)と相剋(そうこく)
- 五行のバランスは健康面に影響する
- 五行の偏りによる性格の変化
- 十干(じゅっかん)について
- 十二支について
- 六十干支(ろくじゅっかんし)
- 第5章 十干・十二支関係・空亡について
- 外格とは
- 外格の種類
- 従格の命式の特徴
- 一行特気格の命式の特徴
- 化気格の命式の特徴
- 両神成象格の命式の特徴
- 綺麗な外格にならないのは破格(はかく)
- 第6章 用神について
- 用神とは
- 扶抑(ふよく)と調候(ちょうこう)
- 五行周流は調候法を優先
- 【実践編】
- 第1章 鑑定の手順
- 第2章 生まれた日の五行とその性質の違い
- 《木気》の日に生まれた人
- 《火気》の日に生まれた人
- 《土気》の日に生まれた人
- 《金気》の日に生まれた人
- 《水気》の日に生まれた人
- 第3章 天干同士の関係性を知る
- 甲木(こうぼく)と他の天干との相性
- 乙木(おつぼく)と他の天干との相性
- 丙火(へいか)と他の天干との相性
- 丁火(ていか)と他の天干との相性
- 戊土(ぼど)と他の天干との相性
- 己土(きど)と他の天干との相性
- 庚金(こうきん)と他の天干との相性
- 辛金(しんきん)と他の天干との相性
- 壬水(じんすい)と他の天干との相性
- 癸水(きすい)と他の天干との相
- 第4章 日干と日支との関係性
- 第5章 命式の格について
- 天干連珠
- 逆天干連珠
- 天戦連連珠
- 五行周流
- 四正格(別名:桃花殺)
- 四鎮貴格
- 天戦地冲
- 晦気殺
- 火炎土燥
- 土多埋金
- 浮木の財
- 金寒水冷
- 反尅
- 縮水(しゅくすい)
- 強金
- 用神が分かりづらい命式の例題
時干支早見表と調候用神表
四柱推命に関する動画講座が好評発売中
稼ぐ占い師になる四柱推命の心得
運を開く陰陽五行講座
その人が生まれる日は、親も本人も選ぶことはできない
では、何によって決定するかというと、それは「前世と祖先の因縁によるもの」だと考えられます。ある日のある時間に、人がこの世に生まれる瞬間「おぎゃあ」と声を上げ、自分の力で肺呼吸をはじめます。
このとき体に取り入れた空気の要素がその人を決定づけると考えられています。
つまり、生まれた日と時間により、性格のクセなどが決まるのです。
しかし「生年月日が同じなら、似たような同じ性格になるのか」というと、じつはそうではありません。
なぜなら同じ生年月日でも、両親の生年月日は違うからです。
また、親から付けられた名前も違いますし、生まれた場所や育った環境も異なります。
そういった外的要素も影響して、ひとりの人間の個性がつくられます。
四柱推命は、それ(人間の個性)を解明し、さらなる幸福を得るための基本的な要素です。
つまり四柱推命を無視して名前や風水や相性などをみても、表面的な部分でしかない、という意味なのです。
推命鑑定の第一歩は、まず『命式』という表が出せることです。
ただ『命式』が出せたとしても、読み解き方にはコツがいります。
四柱推命は、たしかによく当たる占いではありますが、
秘伝と呼ばれる部分が多いので、信頼できる師匠について学習することが条件となります。
また、たとえ師匠に師事しても、習得するのに初歩で5年かかり、プロとして活用するには10年はかかります。