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風水について
気持ちが良い場所。落ち着く部屋。いつまでも居たくなるような場所。
あなたにも、このような部屋でくつろいだ経験があるでしょう。
これは風水的に言えば「気の流れがよい場所」のことです。
「いつまでも長居したくなるカフェ」などは、その典型です。
反対に、気の流れがよくない場所では、気分が暗くなったり、
居心地が悪くなったりして、その場を立ち去りたくなります。
東洋医学では「気」の通り道を重視します。
それを経絡(けいらく)と呼んでいます。
気功や針灸は、この経絡にある「ツボ」を刺激し、
滞っている「気の流れ」を整えて治癒していきます。
体の悪い箇所は「気の流れ」が滞っている場所だからです。
気の流れを「人体」を通して調整するのが「気功や針灸」で、
土地や建物を通して調整するのが「風水」なのです。
この地球上にも「気の通り道」があります。
それを風水では「龍」「穴」と呼んでいます。
風水は、この「気の流れ」を調べ、土地や建物の配置や向きを変えることによって「気の流れ」を整えていきます。
気の良い場所に住むと、イキイキとして運気も上昇します。
逆に、気の流れが悪い場所では、体調が悪くなり、病気がちになったり、ケンカが増えたりします。
ここには「人体のメカニズム」と「土地のメカニズム」が共鳴し合う原理があります。
これをどうやって調整するか、それが風水の知恵なのです。
地球には南北の「磁場」があります。
「地球の磁場」は、N極とS極が作り出す強烈なコイル状のエネルギーです。
そこから特定の「地磁気」が発生します。
磁気作用は土地、水脈、岩盤、地下マグマの性質が微妙に絡みあってつくられます。
さらには周辺の建物、木や植物、電柱、線路など、目に見えるものすべてが「独自の磁場」をつくります。
これらの磁気作用と「気の流れ」が組み合わされたものが「今あなたがいる場所の風水」になります。
人間はどうしても地球の「地磁気」の影響を受けます。
そのために「どの方向に行けば体調が良くなる」とか、
「どの方向に行けば物事がスムーズに流れる」という発想が生まれたのです。
「運気がよくなる方角」「悪くなる方角」という原理、これが「方位学」です。
その影響は、時間により、日により、月により、年によって変化してきます。
つまり「方位学」も、それなりの根拠があって生まれたのです。
古代の人々は、気や磁気のような目に見えないエネルギーを
肌で感じ取り、うまく適応して生きていました。
ところが現代人は、その感性が衰え「体で感じる」よりも
「頭で理解しよう」とするため、無理が生まれたのです。
信じようと、信じまいと、その影響は受けてしまいます。
そこに違いがあるとすれば、それは「影響を受けやすい人」と
「受けにくい人」の差でしょう。
中国に古くから伝わることわざに、
『一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書』
という言葉があります。
人生は、この5つの影響により開運できるのです。
宿命を全うし、運気の流れにのり、環境を整え、陰ながら徳を積み、
読書によって気づきを得ることで、しあわせになるという教えです。
逆にみれば、より多くの本を読み、陰ながら人のために勤めて、
生活環境を整えれば、運気も上がり、宿命を謳歌できるという意味なのです。
本を読むことで、知識が増えます。知識が増えれば、仕事の幅も広がり、
友達と遊んだり、恋をしたり、普段の生活にたくさんの学びが得られます。
陰徳を積むことも、大金を寄附したりする大袈裟なことだけではありません。
落ちている空き缶やゴミを拾ったり、困っている人にアドバイスしたり、席を譲ってあげること。それが陰徳です。
風水といっても、大げさなものから小さな環境づくりまであります。
まずは自分の周りを素敵な環境にすることなど、できることはたくさんあります。
周りの人に笑顔で親切にしていれば、明るくおだやかな環境になります。
しあわせは自分次第で変えることができるのです。
「風水を整えたのになぜか幸せになれない」という言葉をよく耳にします。
それは一体なぜなのでしょう?答えは簡単です。
「人の幸不幸を左右するのは、風水や家相だけではない」からです。
男に生まれたか、女に生まれたのか。平和な国か戦争の時代か。
どんな親元で、どんな家庭に生まれたか。そういった要因で人生はまったく違ってきます。
とくに「命」とは先天運のことを指します。生年月日と生まれた時間によって占う紫微斗数や四柱推命でみれば、
先天的な運命がズバリわかります。
現代の風水は、間取りやインテリアなど「環境」の要素を説くものが大半を占めますが、
本来は環境だけはなく「時」と「人」の要素が重要なのです。
「時」とは、わかりやすく表現すればタイミングのこと。
あたらしく行動するには、それに適したタイミングがあるのです。
家を建てる時期、引越しをする時期、転職、結婚など、自分の運勢を見極めてから行動を起こすのです。
宿命はかえられませんが、運命には幅があります。
自分の宿命にそって生きたほうが得ですよね。