事業計画書をつくると、やるべきことが見えてきます/コラム

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事業計画書をつくると、やるべきことが見えてきます

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 占い師になったら、お客さまからお金をいただいて商売をするわけですから、れっきとした事業です。事業というからには、きちんと計画していないと長く続けていくことは出来ません。事業計画書をつくると、やるべきことが見えてきます。そして将来の方向性もクリアになります。すべて計画通りとはいかなくても理想に近い結果が出やすくなります。

 「事業計画書って難しい」そう感じる人も多いですが、じつは簡単につくれます。ぼくのお弟子さんには自主的に事業計画書を作る人が約5%います。彼らは、間違いなく成功します。「事業計画書は作ったほうがいい」という助言を信じて、重い腰を上げて作る人がだいたい40%かな。彼らは、成功はしないけれど大きな失敗もありません。

 でも、いつまでたっても事業計画書を提出しない人が60%いるんですね。そんな彼らが成功する可能性はかぎりなくゼロに近いです。事業計画を立てないで、思いつきや衝動だけで占い師をはじめる人が多いです。悲しいですが必ず失敗します。

 そもそも事業計画書とは、銀行や公庫から融資を受けたりベンチャーキャピタルから資金調達を受ける際に使われる書類として作成します。新しくビジネスをはじめるとき人集めや場所探しに奔走しますが、じつはもっと大事なのが資金集めなのです。どれだけいい人材を集めても運営資金がなければ事業は続けられません。

 このように、主に融資を受ける目的でつくられる書類なだけあって、込めなければならないのは相手を説得する力です。勝手にプレゼンしてくれる事業計画書がもっとも価値がある営業ツールなのです。さらにいうと、外部に向けた説得の他に、今まさに自分がやろうとしている事業をあらためて再確認できます。

 そもそもやる価値があるか成功する見込みはあるのかなど、客観的な確認ができます。事業計画書をつくるとき大事な点が3つあります。

1】事業を1分で説明できる
2】実行計画が明確
3】ロジックより徹底的な数字

この3つです。

 これから立ち上げようとしている事業だけに、込めた思いは強いはず。相手を説得するにはもちろんスジの通った数字のロジックが必要。さらにそれと同じくらい明快に物語れることが重要です。何十分でも何時間でも語る必要はありません。そこまで気長に話を聞いてくれる人はいないから。相手がしびれを切らさないうちに伝えるのに与えられた時間は、およそ1分なのです。

 たった1分という短い時間で興味を持ってもらう。必要なのは、はじめた経緯、収益化のしくみ、市場分析、提供するサービスなど。説明できないことや説明しにくいことは、誰にも伝わりません。計画は実行されなければ価値がありません。だから、「いかに計画が優れているか」なんて評価されないのです。計画が優れているのは結果ではなく前提に過ぎないから。事業計画書の内容は抽象的ではなく、より具体的に!

 いろんな仮説を立てる中でも、大きく外れやすいのが売上です。これは市場の分析やマーケティング戦略が、仮説段階にあるから。事実は仮説よりも強い!動かしようのない客観的な事実を知った上で、立てた仮説は価値があります。


 以上を理解すればあなたも事業計画が立てられます。ぜひ、作ってみてぼくに読ませてください。『ひとりで作れない…』という人のために、個別コンサルを受け付けています。

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