魅力的なお店だからお客さんが入ってくるのです
鎌倉ほしよみ堂がオープンして2ヶ月、おどろくほど順調です。これまで、名古屋→渋谷→仙台と直営店をやってきて、本店を原宿に移し、千葉にも出したりしました。メルマガでの告知だけで10名以上の占い師が集まり、厳選したメンバーではじめました。もちろん、スタートメンバー全員が1年後に残っているわけではない。人間関係が苦しくて、やめてしまう人もいるのです。
フランチャイズをはじめ大阪が1号店で誕生し、続いて川崎そして秋葉原と瞬足で増えていきましたが、1年でやめた店もあります。そのあと札幌、そして横浜、念願の京都と浅草、お店を出すのは簡単です。問題は続けていくことただその一点のみです。
占い館への所属はとても魅力的ではありますが、やはり人間関係の問題が生まれるのは当然です。そもそも会社勤めが苦手上司や同僚とソリが合わず部下を上手に使えない、などの理由からフリーになろうと考えた人は、占い館の所属でも苦しみます。かつて在籍していたメンバーも、人間関係のもつれに疲れしてやめてしまうのが原因です。理想と現実が違いすぎて、精神的に辛くなるケースも多いです。
ぼくは、何かをやるとき自分ができることのイメージを持つだけで、誰かが何かをしてくれるとか、そういう期待をいだくことはしません。待機しているだけでお客さんがヌルッと入ってきてチャリン!ってお金を落とすとか…そういうタナボタ的な下賎な欲求を持たないのです。お客さんは、お店が魅力的だから入ってくるのです。
そもそも知られていない店にはだれも入ってくることはありません。大事なのは、ブログやSNSで発信して知ってもらうこと。そして、お店に入りやすくするために店頭看板を明示する。これを肝に命じて、手を抜かないようにします。他者を信頼するのではなく、自分を信頼してもらえるような、そういう自分であることを心がけます。
信頼関係を築くためには、自分の考えを明示することです。これがわかっていないと不平や不満を抱いてしまいます。不平の心は悪魔に通じ、感謝の心は神に通じる…だから、ぼくは所属占いに感謝しています。依存しません。あくまでも感謝のみです。感謝がないと、依存してしまうからです。
占い師はリーダーであり、そしてリーダーは支配者じゃなくて指導者です。指導者とは、航海を続ける船の船長のようなもの。自分の考えや目的地をわかりやすく伝える義務があるのです。まず基本的に、ぼくは所属占い師をビジネスパートナーと認めます。そうしてはじめて、不満のない信頼関係が築かれるという考え方です。
会社には収益という物差しがあります。所属占い師たちにもいくら収益が上がったら、あなたに賞与を出しますね!という取り決めをしています。そもそも占い師は、全員フルコミッションです。《働いた分》だけ貰うのでなく《稼いだ分》だけ貰うのです。
稼ぐということは【稼働する】ということ。どんなに働いたとしても、稼いでいなければ貧しくなる。個人事業主や自営業はフルコミッションなのです。最低保証がないけれど、拘束もされない。そして、収入に上限がない、これが最大の魅力です。モチベーションから成果が出るのでありません。成果が出るからモチベーションも維持するわけです。
所属占い師が関心を持つのは【自分の収入】です。やった努力が収入に反映しなくてはモチベーションは下がります。そもそも歩合制には、人を貪欲にさせる効果がありますが、それは上昇志向を持つ人のみ。つまり所属占い師が「どうすれば成果が上がるか」と、自ら考えねばならないのです。
そのためには、成功者であるメンターのアドバイスを取り入れること。もはや高額の固定給をもらえる時代ではありません。人材の維持に金をかければ、経営は傾く時代なのです。
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