小暑は7月6日か7日ですが、今年は『七夕』と同日ですね
今日は二十四節気で小暑にあたります。小暑は7月6日か7日ですが、今年は『七夕』と同日ですね。暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、梅雨の終わる頃で、集中豪雨が多く発生する時季です。衣食住のあらゆるものが夏向きのものに変わります。部屋の模様替えや食器、ファブリックなどを夏用に替えるのも吉を呼びます。
今日は新暦ですが、いちおう七夕(たなばた)です。ほんとうの七夕は旧暦の7月なのでまだ先、今年なら8月22日が旧暦7月7日となっています。数秘術でいうと『7』という数は【孤独】という意味があります。夫婦であった織姫と彦星が離ればなれとなった状態です。織姫と彦星は夫婦なのに、天の川を隔てて別居婚しています。なぜ別居しているのか。じつは新婚生活を謳歌して遊んでばかりいたため、怒った天帝が離れさせたからです。
「七夕」は五節句のひとつで織姫と彦星の星祭りですね。短冊に願いごとを書いて、笹の葉に結びつける行事が有名です。短冊に願いを書くようになったのは江戸時代に入ってからでした。「夏越の大祓」で使用した茅の輪の両端に飾ったのが始まりです。
3月3日が桃の節句で5月5日は端午の節句など、他の五節句と同じく七夕の由来も中国にあります。もともとは「乞巧奠(きっこうでん)」という手芸や裁縫を祈る行事でした。その習慣が奈良時代に輸入され、『古事記』と『万葉集』に登場する棚機津女(たなばたつめ)の伝説とミックスされたのです。
ちなみに、短冊が5色なのは、七夕が『五行』に基づく儀式だからです。五色(ごしき)とは、中国の陰陽道から生まれた自然を表す「五行説」が由来。はじめは青・赤・黄・白・黒が使われていました。
青が新緑の「木行」、
赤は火炎の「火行」、
黄は大地の「土行」、
白は鉱物の「金行」、
黒は生命の「水行」です。のちに、すべてをまとめる「色」として最上色である「紫」が加わり、その代わりに黒が消えました。
さて、『紫』というと、やはり紫微斗数を思い出します。さらに『7』といえば北斗七星を連想しますよね。北極星と北斗七星、そこから生まれた星占い、それが紫微斗数です。おとつい販売が開始された『ようこそ紫微斗数の世界へ』は、14年前の2009年に発売された【紫微斗数占い入門】の完全改訂版です。14主星を封神演義で覚えることでとても印象的に入ってきます。
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