これがソーシャルスキルの基本、4つの『あ』を身につけること/コラム

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これがソーシャルスキルの基本、4つの『あ』を身につけること

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 「どうしても成功したい。何を注意したらいいですか?」という質問を、昨日もいただきました。成功するためには、迷わずはじめる熱意と続けていくブレない意欲、この両輪です。

 継続の体験がない人は、いわゆる粘りがないのです。小さいことでもいいので、やり遂げた成功体験や継続体験をもつこと。それが自信につながります。

 子どもの頃は、親から褒められることで、認められた喜びが後押しします。「もっと頑張ろう」「次はさらに上を目指そう」と、動機づけが強まります。褒めて伸ばすということは、こういうことです。ところが、親が子に無関心だったり、逆に厳しすぎると、褒められずに育ちます。すると自尊感情とか、有能感というものが持てないのです。


 それと反対に、達成できなかったとき、きちんと叱られたり、ペナルティを科せられたという経験がない。つまり「罰を受けない」場合もそれなりに問題です。「嫌な思いをしたくないから歯を食いしばって頑張ろう」という気持ちが生まれないのです。

 褒める、叱るというのは家庭教育の問題なんですね。途中で挫折しやすい人は、家庭教育が不足していたり、そのバランスが悪かったりする。我慢する訓練を受けずに歳だけ重ねてしまった。見た目だけ老けて、中身が育っていないわけです。自分の責任を自分でまっとうする!この理念に基づいたしつけを、きちんと受けていないから、途中で投げ出してしまうのです。

 気力や精神力が弱くなり、問題解決のために必要な知識、スキルや経験が不足してしまいます。知識や経験などを使って実際に何かできることを、「スキルがある」というのです。

 スキルの中でもっとも重要なもの。それが他者とのコミュニケーションつまり『ソーシャルスキル』です。


1.ありがとうが言える
2.頭を下げられる
3.挨拶ができる
4.謝れる


 これがソーシャルスキルの基本、4つの『あ』です。この4つの『あ』が欠けていると、人間関係が円滑にできません。できないこと、分からないことがあったとき、誰かに教わることが大切です。困難や障害に当たったとき、協力や助けを求めなくてはなりません。

誰でも必ず行き詰まります。
「教えてください」
「手伝ってほしい」
と、気軽に言えるような仲間が必要なのです。どんな仕事も、自分ひとりでは完結できないからです。


 チームを組んで力を合わせることで短時間でクオリティの高い仕事になります。それは依頼心とは違います。仲間の励ましや支えがあって、挫折を乗り越えられるのです。こうした認識が間違っていると、最終目標に到着できません。


 頂上だけを見ていると、「高すぎて登れない」と気持ちが萎えてしまいます。小さいことを軽視せず、取り組める人は、どんな小さな仕事でも手を抜きません。小さな成功を遂げる体験の積み重が、宝の山の入り口なのです。

 達成すべき目標を、まず具体的に掲げましょう。目の前の小さな目標を、ひとつずつクリアする、そして、やり抜く。「自分にもやれるんだ」と感じることが、目標を達成する原動力なのです。

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