直観は論理的に説明ができるが、直感は論理的に説明ができない
カードを引いてもなかなかピンと来ません。直感を磨く方法はありますか?といった質問がありました。直感とは別に、直観という言葉もあります。似ていますが少し違います。まず「直感」は無意識ですが、それにたいして「直観」には意識が存在します。
直観は「ひらめき」とも言います。直感は、感覚的に物事を感じ取るいわゆる「勘」という意味です。「直観」は本能とは異なる、無意識の判断です。その判断材料は経験による記憶です。直観(ひらめき)は、論理的で結果が予測できるもの。そして結果も、論理的に説明ができる。
しかし直感は、論理的な説明ができない判断です。例えば人間の幼児は、ヘビや蜘蛛を見ると直感的に嫌悪感が走ります。害があることを知らなくても本能的に嫌うのです。そういう不思議な部分が、直感なのです。
ぼくたち人間は、文章によって伝達しますよね。その文章は、主語と述語と修飾語の組み合わせで成立します。国語を習い始めたころは「直観」を使って文章ルールに従います。しかし人間は、主語や述語を意識せずに文章を書くことができるのです。「なんとなく」不自然な文章に、違和感を味わうのです。
この「何となく」が直感です。文章のどこが変かという推理や思考では、直観を使うことになります。直観は論理的に説明ができるが、直感は論理的に説明ができない。直観は速いスピードで頭に浮かび、直感は意識に上がってこないもの。
直観は記憶から処理されるが、直感は無意識に処理されます。直感には、本能で感じ取る領域もあるが、直観は寝ることでひらめきます。深夜どうしてもアイデアが出ないが、朝起きて取り組むと一発で解決できたりします。この現象は、睡眠によって記憶が整理されるからです。
寝て起きたら直観がひらめくこれは科学的にも裏付けがあります。時間を掛けて考えても意味がないのです。寝る前に情報を仕入れて、しっかり睡眠をとること。これが、直観を鍛える方法です。さらに、起きるとき、目覚ましをかけないでぴったりの時間に目を覚ましてみます。この便利な体内時計は意識して鍛錬できるのです。
日頃から、数字を意識するのです。
「いま何時?」
「おそらく何分」
「ほらね、ぴったり!」
毎日、体重計に乗ります。
「今日は何キロ!」
「ほらね、ぴったり!」
体温を測るときも、
「おそらく何度何分」
「ほらね、ぴったり!」
パスタを茹でるとき、タイマーをセットしません。そしてちょうど良いアルデンテを茹でることができます。スマホゲームをする際にも次のスコアを勘で当てます。このように勘を鍛えるのです。勘を鍛えると、感性が磨かれるからです。感情を磨くには、売れている占い師と合うこと。
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