占い結果と自分の直感が食い違ったときの解釈
現役の占い師から鑑定スキルのお悩み相談を受けました。占い師には、まず開口一番でお客さんの欠点を指摘してしまう人けっこういます。
「相性が悪いと長続きしない」
「この星を持っていると挫折する」
など、よく聞く言葉です。
しかし、ぼくはそういう発想をしません。なぜなら、どんな人でも得意なことで使命さえ感じれば続くと思うからです。マイナスの価値観をもつ占い師はとにかく否定的な見方をします。ただ、たしかにどんな才能を持っていても、押しのけるパワーのない人は、凶運と断じるかもしれません。
たとえば、「経済力のある男と結婚する、それが女の幸福よね」という価値観を持っていたら、そういう眼で占ってしまいます。自立するキャリア運の女性を、不運と占断するかもしれません。霊感に頼らない理論的な占いでも、占い師の価値観によって、フィルターはかかってしまうのです。直観を用いるタロットや易ならなおさらです。
「バイアスがかかる」という言葉があります。バイアスとは、何かの影響を受けて考え方が偏ることです。バイアスという言葉、覚えておいて損はないです。占い師はもちろん占われる側も、その点に注意する必要があります。
占いを勉強する場合でも、その教則本を書いた著者が『どのような人生観に基づいてその本を書いたのか』を、見極める必要があります。その占い師や著者が、どのような人生観を持っているか?それが分かれば、何を言われても恐くありません。
占い結果と自分の直感が食い違うことってありますよね。そういう占い結果は、あくまでその人の価値観に基づいた解釈のひとつにすぎません。それが、たとえどんなに偉い先生の言葉であろうとも。
人から言われたこと
本に書いてあったこと
それらと自分の意見が食い違う時、ぼくは、たまに「自分の直観を信じるな」と、ふだんの逆を言います。直観なんていうものにでさえ、残念ながらバイアスがかかるのです。人間は誰しも自我が強いし、自己否定もします。ですから、そういった思考に偏ってしまうのです。
高次元の直感を持っている人なんて、そうそういません。ワガママで我が強い人や、卑下するような性質だったり、コンプレックスが強い人は、直観が鈍っています。それでも、それを磨いていく必要があります。直観を磨くには、ある種の修行が必要です。それは、なにかというと、2つあります。まずひとつは、『思い立ったが吉日』という理念。そして、『やると決めたら続ける』この2つです。
どんなに厳しいことを言われてもそれが当たっているならば「耳が痛いけど納得する」という感覚を持つはずです。反対に、納得がいかない結果は、ずれているのです。どんなに良いアドバイスでも、それがその人にとって的外れなら、心のどこかで違和感を抱きます。
この《違和感》が重要なのです。違和感に対して素直になると直観が磨かれていくのです。
違和感をムダにしないで!
違和感を放置しないで!
なぜなら、違和感にこそ活路を開くヒントがあるからです。もし、あなたが早く占い師になりたいなら、チャット占いを体験してみましょう。ぼくが企画し監修した『ココヨミ』がおすすめです。
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