建設的で前向きな提言ができる、それが活躍するための必須条件
ぼくが監修しルーカスさんが執筆した『とにかくわかりやすい手相の本』ですが、Amazon新着ランキング占い部門で【1位】になりました!しかも出版してまだ10日なのに、すでに10個のレビューがついています。フルカラーにこだわり、イラストも200以上あってとても読みやすいです。まず無料で読んでもらって読みやすさを実感してもらったらぜひともオンデマンドで紙本をご購入ください。
よく受講生さんから、「占いって先のことまでわかるんですよね?」という質問があります。これからの先のことを知る、つまり未来予知【=予言】ですね。予言というのは『警報』なのです。起こる可能性も起こらない可能性も、どちらも100%でもなければ、0%でもありません。
「今の生活を捨てろ」とか「人生をあきらめろ」あるいは「享楽的に生きろ」…
こういう考え方は、カルト的な価値観です。根拠のないものを信じるのは、とても危険なのです。占いによる未来予想を、ぼくは信じたりしません。実際に当たっている部分を真摯に受け止めて、それを人生にどう生かすか…前向きに提案するために占いを活用しているのです。
占いはデタラメでもないし、インチキでもありません。ただし、インチキ気質な人が「占いを使って金儲けしよう」とする場合は多いです。一部の詐欺師のせいで、真摯に取り組む人たちまで、悪徳商法と同一視されるのはとても残念なことです。
占いっていうのは、「避けられない未来を示す」という脅迫ではありません。
「これを選ぶとああなるかも」
「あれを選ぶとこうなる可能性が」
「なぜなら、あなたは本来こういう使命があるから」
というように、複数の可能性といくつかの選択肢によるアドバイスができる、それが占いなのです。
これ、プロの占い師でもよく解ってない人、かなりいます。不幸になるとか、事件が起こって苦労するとか、不吉なことばかり言う占い師もけっこういます。自分の限界を知って、謙虚になればいいわけです。上の立場の人から厳しく説教されても、プライドを捨てて素直に人に接すると人は誰でも成長します。
占って悪い結果が出たら、耳の痛いアドバイスを素直に聞くとか、今まで正しいと思っていた自己流を見直すとか自分の限界をわきまえ無理をせず休養を取る。このどれかを選択すれば、事件や事故などでの大損害、病気やケガの危険性は回避されます。つまり、大難を小難に変えるのです。
これが、悪い占い結果の正しい使い方です。「悪い運命だ」と出たとしてもそれは暗示であり、警告なのです。ステレオタイプに解釈して、「こういう暗示があります」と言うだけでは、単なる【運命評論家】です。そんな調子では、占い師での成功はできません。結果のみを知るなら、パソコン占いが進化しているので、仕事がなくなるでしょう。ですから、そういう占い師は収入が少ないはずです。
建設的で、前向きな提言ができること。それが、占い師として活躍するための必須条件です。ただ、その提案が、高額なモノを買わせたり、俗世間を捨てて修行させたり、というものでは論外です。まともな占い師は、思い切った変革が必要な場合でも、根気強く待つことができます。それに代わる別の方法を、一緒に考えてくれるものです。
もちろん無駄な犠牲を払わせたりしません。なるべく出費のかからない方法を、収入が減らないやり方で、考え方の変革を促してくれる。それが、人気の高い占い師です。
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