壮大なロマンあふれる伝説に、彩られた世界観が紫微斗数の魅力
中国古代の天文学では、北極星を中心とした北斗七星、その他の星々をグループとし、それを紫微垣(しびえん)と呼んでいます。伝説では、紫の薔薇が咲き乱れる城とされていました。これになぞらえ皇帝の居城も「紫微宮」とか「紫禁城」などと呼んでいました。かつて平安京の正殿を「紫宸殿」と呼んでいたのも、これが由来のようです。
さて今日は、昨日の続きを書いてみます。父である姫昌(きしょう)の無実を晴らすため貴公子として名高い周の皇太子・伯邑(はくゆう)は、殷へ赴きました。その彼の尊い風貌に、妲己(だっき)は一目惚れしてします。
しかし色仕掛けで誘うも、純潔な伯邑はその誘惑をはねのけてしまいました。プライドを傷つけられた妲己は、あろうことか紂王に、「あの男が私の寝室に忍び込みむりやり犯そうとしたのです」と訴えたのです。姫昌の無実を申し立てられて困っていた紂王は、「しめた!」とばかりに伯邑を捕らえ、調べもせずに死刑にしてしまいました。
しかも彼の死体で肉団子を作り、それを獄中の姫昌に届けさせたのです。息子の死体で作った肉団子を、姫昌は泣きながらも、すべて食べることにしました。それを見た紂王は、「仙術の達人と評判の人物だが、息子の肉で作ったと知らず喰ってしまった。たいした奴であろうはずがない」と判断し、姫昌を釈放したのです。
城門を出た姫昌が、腹をさすると口から一匹の白いウサギが飛び出し、姫昌に平伏したのです。その後、死んでしまった伯邑は、神々からスカウトされて天界へ召されることになりました。つまり姫昌は、長男の死体を自ら食すことで幽閉から解放され、さらに長男の魂を霊術によって神にゆだねたのでした。
伯邑は、とても清廉潔白で、学識の高い人格者でしたから、天界の神々は、「霊魂を北極星の象徴として、すべての星の指導者になってもらおう。そして人間を不幸に導く凶星と戦う力を授けよう」と意見がまとまり、天帝がいる紫微垣に住まわせて、『紫微星』という称号を与えたのです。
この事件を境に、妲己の悪事は増長していきます。その魔の手は、紂王の正室である姜皇后(きょうこうごう)に向かいました。品格高く、慈悲深かった皇后は夫の暴虐さに耐えかねていました。そして妲己の迫害を受けて、ついに拷問死となります。
天界にいた神々はその霊魂を迎え入れました。紫微星と併せて二大帝王星として天府星という称号を授け、慈悲と財産の役目を与えました。物語は、まだまだ続きます。紫微斗数ほど謎に包まれた占いが、他にあるでしょうか?壮大なロマンあふれる伝説に彩られた世界観が、紫微斗数の隠れた魅力なのです。
今月19日の日曜日、紫微斗数フェスが開催されます。昨年からはじめて、今回で2回目の開催です。
https://uranai-gakuin.stores.jp/items/63be3b7e6a2a0a6283c25745
13時から17時半ごろまで長時間4コマでお送りします。通しで購入されますとかなりお得なお値段となっています。もちろん当日参加できなくても録画動画を何度も見ることができます。
13時から紫微斗数ホラリー
14時から前世の見方
15時から紫微斗数タロット
16時から紫微斗数風水
という演目です。
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