正確な「暦」を持つことは、天文学の技術の高さの証明/コラム

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正確な「暦」を持つことは、天文学の技術の高さの証明

来月、京都に行きます。


 ほしよみ堂は原宿に本店を構えていますが、フランチャイズ第1号は大阪店。その後、とんとん拍子で増え続け、念願の京都店も誕生しました。とくに京都は、思い入れのある街です。けっきょく通いませんでしたが京都の大学も受験したことがあります。

 ちょっと考えたのですが、京都でも若い占い師を育てたくて研修生を迎えようと思います。せっかく3日間も行くので、応募があれば面接しようかなと。男女問わずですが対象年齢は35歳くらいまで。

研修生には、ぼくが質の高い指導を無料でいたします。

正確な「暦」を持つことは、天文学の技術の高さの証明

 すべての成功の鍵は、【早くはじめて長く続ける】これにかぎります。大昔から哲学者が《時間》の大切さを唱えていました。

 日本人に「時間」の概念が定着したのはいつか知っていますか?

 今から1700年も昔、卑弥呼(ひみこ)が統治した邪馬台国(やまたいこく)の時代。はじめて日本のことが記された中国の歴史書『魏志倭人伝』の一文に、「その俗、正歳四時をしらず」と書いてあります。

「その俗」とは日本人を指し、「正歳」とは正確な正月のことで「四時」とは四季の変わり目です。

 文明の先進国だった中国は、すでに天文学も発達しており、カレンダーが整備されていました。それに比べて日本人は、作物の成長や収穫によって四季や正月を把握するため発展途上だったのです。ようやく奈良時代、日本人も中国に習って正確なカレンダーをつくり年中行事を行うようになりました。これが日本に暦(こよみ)が生まれたキッカケです。

 「時間」が重要であることは、太古から世界中で説かれていました。とくに文明が発達した国では、厳密な「時間」の管理があった。例にもれず中国も、独自の管理方法をとっていた。

それが『十干(じゅっかん)』と『十二支(じゅうにし)』の表記法でした。

 当時の中国では、正確な「暦」が皇帝の権力の象徴とされていたのです。「暦」の正確さは、天文学の技術の高さの証明です。当時は天文学とはいわず、「天の意思」と呼んでいました。つまり、神さまの意思です。それだけ太陽や月そして星が、神秘的な存在だと思われていたわけです。

「神さまの意思をいかに正確に語れるか」それが皇帝のステータスだったのです。

『暦』とは…

・いつ気候がかわるか
・いつ満月になるのか
・いつ年があけるのか

 これら「時」を管理するためのシステムであり、それが時の権力と結びついて、国家全体の時間の流れをコントロールしたわけです。時間に対して、アバウトな感覚だった日本人が、急いで取り入れたのも当然ですよね。こうしてようやく日本人にも「時間」に対する価値観が高まっていったのです。

【時間を制するものは文明を制する】

ということですから、成功の鍵は時間を意識するになるわけです。これは仕事だけでなく恋愛や結婚でも同じ。時間を意識する人は約束を守れるから結果的に信用が厚くなります。

「早くはじめて、長く続ける。」

これはビジネスでも恋愛でも共通した成功哲学です。


悩むのはもったいない。
迷っている時間が惜しい。


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