話の内容は、わずか7パーセントしか影響しない
占いは不思議と当たりますがもちろん外れることもあります。当たる占い師になるには相手の【声色】がポイントです。怒っているのか。焦っているのか。元気をなくしているのか。まずその人が今、どのような精神状態なのかを直感で読み解くわけです。相談者の話を聞いているうちに、脳内に映像が浮かび上がってくるのです。
占い師は【しゃべる仕事】です。とくに電話占いでは、耳に飛び込んできた声を聞いて「いい感じの人だな」と感じる。明るく振る舞っていても、なんとなく不機嫌が伝わります。こんなとき、何を根拠にそう感じているのでしょうか?答えは、『声』です。
「人に与える印象の4割は声で決まる」
これは、米国の心理学者アルバート・メラビアンの言葉です。さらに、『話の内容は、わずか7パーセントしか影響しない』と言われます。人の印象は話し方、「声」で決まってしまいます。理屈であれこれ考えて喋るより、声を改善したほうが好印象になるわけです。
たとえば、見た目は【慣れ】ます。しかし話し方や声は、慣れてくれません。良い声はずっと好まれ、嫌な声はずっと嫌がられるのです。では、人間関係に大きな影響を与る「悪い声」の典型例をあげてみましょう。
まず、声に【険】がある。普通にしゃべっているのに、鋭く聞こえてしまう。こういった人は、異性運に恵まれにくいし、また接客や営業には向きません。そして、若い女性に嫌われるのが、下品な声の持ち主。大口を開けて品のない声で笑う人は場の雰囲気を破壊します。本人は自覚がないケースが多く、たいてい大声です。こういった人は、「空気が読めないよね」と、陰口を叩かれているはず。
次に、弱々しくて力がない。いわゆる【細い声】ですね。プライベートであれば好意的に受け取ってくれますが、占い師としては大きなマイナスポイントとなります。音が共鳴しないので、声を張らないと届かない。「えっ?なんて?」と聞き返されることが多い人は、この症状を自覚してみましょう。
共鳴の使い方が下手ですと、声に厚みがなくなってしまいます。かといって努力すると、キツイ印象になってしまいます。
あと、言葉で説明するのは難しいですが語尾や文末を伸ばす癖がある人。母音を練って伸ばす声ですね。そういった甘え声が過ぎる人は、接客はさせられません。そしてもっとも最悪なのが、話しはじめは声がでかくて、肝心な末尾でしぼんでしまう。つまり『竜頭蛇尾』という癖。これらの声の持ち主は占い師として大成しないのです。
では、逆に【稼げる声】とは、どんな声なのでしょう。それは鋭く響くような強さではなく、生命力の強さを感じさせるような豊かな声のことです。ようは、通る声といいますか、響きのある声ですね。人気占い師になるには、まず自分の声の特徴をよく知ってどんどん改善していくことです。そういう特訓をすれば、あなたも予約が絶えない人気者になれるのです。
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