相手を愛するためにはまず自分自身を愛することが先/コラム

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相手を愛するためにはまず自分自身を愛することが先

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 大好きな人と付き合って、そのまま永遠のパートナーとして一生苦楽を共にしたい…これは、すべての男女が持つ共通欲求ではないでしょうか。あなたは、どんな異性と付き合ってきましたか?どんな異性と苦楽を分かち合ってきましたか?

 人生のベストパートナーとは、お互いが本音を言い合えて、ストレスをあまり感じなく笑って話せる関係だと、ぼくは考えています。容姿の好きな人と付き合いタイプの人と結婚する、これは、とても素敵な夢ですね。さらに本当に幸せなのは「どんなことでも素直に話せて受け入れられる関係」。これこそが、最高に幸せなのではないでしょうか?

 好きな人が現れたら本音で素直に話すといいでしょう。そのとき相手が笑顔で共感してくれたら関係が発展する可能性があります。ただし、大切なのは、相手を愛するためにはまず自分自身を愛することが先。相手に本音を話せる人は、自分に嘘がなくて本音で生きている人だから。

 では逆に、愛が欠如するってどういうことでしょう。欲望を隠したり欲望を理屈でごまかしたり、表面的に善人のふりをして自分の醜い部分を見つめない…すると、自分に嘘をつくことになります。「本当の自分を見せたら、嫌われるかもしれない」こんな恐れがある人は本音を隠している状態です。

 よく勘違いしやすいのですが、繊細だから精神が病むのではありません。ほんとうに繊細な人は、社会の不条理や他人の悪意に傷つきます。その反面、自分の内面を深く知っています。ですから、自分に対しては幸福を感じるのです。


 相手の感情はどうすることもできないけれど、自分の感情はどのようにでもなります。誤解を恐れずに言いますと、精神が病んでしまう人って他人の苦悩に無関心だったりします。「自分は被害者であり、不当に評価されている」「悪いのは周囲の環境だ」こんなふうに思っていたりします。もちろん全員じゃないですが、そういう傾向が強いです。

 占い師に相談する場合、他人の苦悩のために相談したりしませんよね?多くは、自分の健康、自分の仕事や結婚に関して鑑定を依頼します。そこで、ぼくは思います。『運命学は何のためにあるのか』と。その答えとしては、「自分の持って生まれた命をすべて正常に発動させるため」ではないでしょうか。


 「わたしはどうなるの?」ではなく、「私は、どうすべきか」を問うのが運命学であり、それを知っているのが真の占い師だと思うのです。占いを学びますと、普通の人よりも感受性が発達します。つまり、敏感になります。すると自分に対して穏やかになれるのです。しかも他人の悲しみがより分かるので、慈悲深くなっていきます。その結果、他人のために苦悩するようになるのです。

幸福でない人は、自分のことに悩みます。幸福な人は、他人のことで悩めるのです。

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