相手を攻撃する際は必ず逃げ道を作っておけ/コラム

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相手を攻撃する際は必ず逃げ道を作っておけ

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 目標を持って毎日を生きているので、とても充実しています。現代日本は戦争もないし平和ですが、だからこそ逆に、軍略を学んだほうがいです。なぜなら人間関係は戦争に似ているからです。

 今からおよそ2500年前の中国は、春秋戦国時代の末期にあたり国家間の戦争が絶えませんでした。『呉』という国にいた孫武という一人の将軍が著した兵法書があり、現代で『孫子の兵法』と呼ばれています。『孫子の兵法』は全十三篇から成り立ちますが、文字数は6000字前後で、400字詰めの原稿用紙わずか15枚程度という驚きの少なさ。経営者やリーダーが孫子の兵法を学ばなかったらおそらくその組織は、いつか崩壊すると思います。

 古来から伝わる兵法のひとつ「孫子」に書かれている教訓に囲師必闕(いしひっけつ)という言葉があります。この『孫子の兵法』は、武田信玄の風林火山の基礎になっていて、今でも経営者のバイブルとして長く読まれている本です。囲師必闕(いしひっけつ)とは、「相手を攻撃する際は必ず逃げ道を作っておけ」という教えです。

 西洋の戦術に『ゴールデンブリッジ』というのがありますが、これは似ているようで思想がちょっと違いますね。包囲のなかで1カ所だけ穴をつくっておくとそこを目がけて逃げる敵を後背から攻撃する、血も涙もない攻撃手法のことです。古来より、もっとも敵に損害を出すとされた追撃法の定番です。

 さて、この囲師必闕(いしひっけつ)、現代に例えると部下の育成や下請け会社との交渉にも生かされます。ビジネスでは、部下の失敗を追求しなくちゃいけない場合があります。そのとき、ひたすら詰めるばかりで逃げ道や落としどころがないとどうなるでしょう。部下をとことん追い込むと、逆に上司の失敗や弱点を攻撃してくるかもしれません。最悪の場合、自殺してしまうかもしれないです。下請け会社との交渉で、相手に難題を押し付けて落としどころがないようにしてしまうと、契約が破談になるばかりか、ライバル側になって攻撃してくることもあります。

 相手を追い詰めすぎると、いわゆる「背水の陣」となって必死に向かってきます。ですから交渉や話し合いには落としどころを用意して挑む。そうすることで不必要な損害を被らずに済みます。仕事だけでなく人間関係を築く上でも、相手を追い詰めすぎることのないよう肝に銘じていきたいものです。

 ぼくは、とくに子育の際に、この教訓を想起するようにしています。20代、30代のころは、この思考ができなくて厳しく追い込んでしまいました。ようやく50歳を過ぎたいま、こういった感覚が身についたようです。会社を発展させるためには、つねに20代の人材を雇用する必要があります。時代は変わって文明は発達しましたが、人間の精神構造は今も昔も変わらないのです。そういう意味で、会社を発展させるためには孫子の兵法を学ぶことがとても重要なのです。

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