「仁」は人にとってもっとも普遍的で根源的な愛を意味する言葉
本日の19時で、ぼくは54歳を迎えます。スタッフたちが誕生日会を企画してくれまして、おかげさまで満席です。今日は3月26日、サニガロク…と覚えてください!1970年=昭和45年、ぼくは尾張の地で産声を上げました。この年は日本万国博覧会、つまり大阪万博の年です。ぼくは母親のお腹の中で、大阪万博に行きました。
ぼくは生まれた時、へその緒が首に三重巻き付いて仮死状態でした。「まず助からない。助かっても後遺症が残る」と、医者に宣告されました。しかし、霊術家だった曾祖父の祈祷で奇跡的に息を吹き返しました。ちなみに取り上げてくれた産婆さんは紫綬褒章を取られた実力者。国内でもっとも多くの赤ちゃんを自然分娩で取り上げた助産婦さん。その妹さんが強い霊能力者だったそうです。ぼくが産まれる前日、とても不思議な夢を見て、「明日生まれる子は特別な使命を持っている」と、側近の人たちに告げていたそうです。
ぼくの名は、多加仁と書き『たかひと』と読みます。「たかじん」ではありません!笑。実父が名付けてくれました。
《仁を多く加える》
仁とは…「他人に対する情と優しさ」を意味しています。儒教における最重要な『五常の徳』のひとつです。古代から現在に至るまで、中国の倫理規定となっています。伝統的な社会秩序を支える精神、つまり心のあり方です。
儒学を大成した孔子は、「君子は仁者であるべき」と説いています。また、性善説に立つ孟子は、「惻隠(そくいん)の心が仁のはじめ」と論じています。惻隠の心とは、同情心のこと。赤ん坊が井戸に落ちそうなとき、無意識に助けようと思う心です。ただ孔子は「仁」について相手や質問に応じさまざまに答えています。なぜなら儒家においては「仁」は、人にとってもっとも普遍的で根源的な愛を意味するから。「孝」や「悌」「忠」なども、仁のあらわれと主張されています。
そういった「仁」を多く加える…この名を付けてくれた父に深く感謝し、尊敬しています。そして生前、姓名判断家だった父は言いました。「お前はワシより多くの人の名をつける」と。
父が死去してかれこれ31年。ぼくは、すでに300名以上の名前をつけました。赤ちゃんや占い師、タレントさんや会社名など名付けの依頼は多いです。そもそも23歳のとき、師匠から姓名判断と周易の手ほどきを受けて、この道の門を叩きました。あれから毎日、占術関連の書籍には欠かさず目を通す日々です。
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