立春は、神界の正月
おはようございます。
今日は名古屋にいますが、
夕刻には東京に戻ります。
昨日は『節分』でしたね。
「豆まき」や「恵方巻き」
といった行事をされた家庭も
多いのではないでしょうか。
本来「節分」とは、
各季節の始まりの日の前日を言います。
その各季節とは、
立春・立夏・立秋・立冬の4つ。
ようは「節分」とは
「季節を分ける」という意味です。
一般的に「豆まき」は
鬼を払う儀式とされています。
今日は『立春』です。
一般的には《祝日》ではないので、
とくに意識はしないかもしれません。
が、占い師にとっては
とても重要な日なんです。
昔のカレンダーには
「二十四節気」というシステムがありました。
《太陽の動き》をもとに
1年を24分割したもので、
「季節」を定めるために使われていました。
「立春」も、その24節気のうちのひとつ。
『四柱推命』や『九星気学』では、
立春を年のはじまりとしています。
つまり、今日から年運が変わるということ。
中国では立春を重要視して、
正月の行事をこの日に行っていた
ことに由来しています。
昔ながらの習慣といえば
「旧暦」を思い浮かべます。
というと、
立春イコール「旧暦の正月」
とおもわれるかもしれませんが、
そうとも限りません。
ちなみに今年の旧暦の1月1日は、
現在のカレンダーでいうと
2月8日にあたります。
では、なぜ、節気の年明けである立春と
旧暦の正月の日付がズレるのでしょうか。
それは旧暦が
《お月様の動き》をもとに
つくられているからです。
旧暦の「1日(ついたち)」は、
かならず『新月』になります。
「立春」は『月』ではなく
《太陽の動き》をもとにしており、
必ずしも新月にはならないのです。
ちなみ同じ東洋占術でも
『紫微斗数』は、
この「旧暦」を使います。
「太陽のカレンダー」と「月のカレンダー」
現代に残っている風習は、
それが混在した形というわけです。
さて、立春と旧暦正月は
「誰のための正月か」
という違いでもあるんです。
立春は「天界の神々の正月」
旧暦1月1日は「人間界の正月」
といわれています。
神道では「立春祭」といって
神界の正月を祝います。
ちなみに、
『四柱推命』と『紫微斗数』
両方の占いを使うぼくは、
立春にも旧暦正月にも
参拝にいくことにしています。
じつは
《みんなが行かない日》だからこそ、
ご利益も期待できるんです。
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