吉と凶は、つねに変化する/コラム

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吉と凶は、つねに変化する


早いもので、もう3月ですね。

昨日は名古屋でした。

 


若い研修生の面接もして、採用となりました。

今年からはじめた研究会の影響で、
新しい占い師が続々と誕生していきます。

 


さて。

鑑定する際に、
ぼくが必ず教えることがあります。

それが「吉」と「凶」の概念  です。


結論から言いますと、


絶対的な吉もないですし、
絶対的な凶もあり得ません。

吉凶というのは状況によって、
常に変化するものだからです。

とかく占いにおいて、
吉と凶の白黒をはっきり付けたがるものです。

初心者にはその方がわかりやすい、
という理由もあるでしょう。

例えば紫微斗数なら、
化禄は吉で、化忌は凶などです。

しかし人間というのは、
そんなに単純ではありません。

「人間万事塞翁が馬」という

故事をご存知でしょうか?

サイオウの家から馬が逃げた。

これを聞いた村人が、「残念でしたね」と言いました。

しかし、その馬が、
野生の馬を連れて帰って来た。

村人は、「運がよかったね」と言います。

そのあと、サイオウの息子が落馬して足をケガした。

村人は「災難でしたね」と言います。

ところが戦争が起こったんです。

息子は足の怪我のお陰で、徴兵を免れました。

と、このようにですね、

吉凶は常に流転するのです。

吉は凶の原因となり、

また凶は吉の原因となるわけです。

現代の運命学では

安定を「吉」ととり、

変動を「凶」と考えがちですよね。

ただ、逆の場合も少なくないのです。

例えば、ある人が
ブラック企業に勤めていたとしましょう。

そこに留まるのは凶、
その境遇を打破するのは吉、となります。

紋切り型の発想をやめて、
今までにない斬新な発想をすることです。

平凡な家庭に育った子が
親と同じ人生を歩む。

親と違った道を歩んで成功する。

変動は、凶の場合もありますが、
このように吉の場合もあるのです。

また、

社会規範に沿う場合「吉」として、
そわない場合「凶」とする。

という考え方もあります。

たとえば…

女性は良妻賢母になり夫を立てる。
夫以上の才能やパワーを持たない。

これが女性にとって
幸福だと考えられた時代がありました。

そのような時代では、
独身のまま仕事で成功する女性は、
凶運と言われたわけです。

しかし、良妻賢母で夫を立てる性格のため
夫の暴力から逃げられなかったり、
夫がいなくなった後は生活に困る。

そういうケースもあります。

身分が固定された社会では、
親の職業を継ぐのは吉で、
継がないのは凶でしたよね。

官僚になるのは吉、
フリーランスは凶などです。

占いの専門書は、
大昔に書かれた教則本の吉凶観を
鵜呑みにしてる場合も多いです。

それを読んだ占い師が、時代背景の差を考慮せず、
自分の価値観に合うものを吉、
合わないものを凶、

とする場合も多いです。


以上の理由で、ぼくは占い師を志す人に、
吉凶の論じ方を丁寧に考えるようアドバイスしているんです。

 

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

 

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