色は光そのものである
九星気学という占いにも、
《色》が配当されています。
気学は日本で創られた占いですが、
その元となっているのは
「紫白星(しはくせい)」という星信仰です。
ちなみに、ぼくがメインで使う紫微斗数(しび・とすう)にも
「紫」という色の名が付いています。
古代より「色」と「占い」は、
切っても切れない関係にあったようです。
人間の生活に大きく関わってきた「色」。
色が人に影響を及ぼすことは、
近代の心理学でも証明されていますよね。
では、なぜ、それほどまでに色は、
人に影響を及ぼすのでしょうか?
有名なイギリスの物理学者
アイザック・ニュートンは、
「色は光そのものである」
と言いました。
では、「光」って何でしょう。
ひとことでいうと「電磁波」です。
たとえば、
真夏の砂浜やアスファルトは太陽光で発熱しますよね。
なぜ発熱するか?
それは《振動》しているからです。
といっても、
実際にその振動している様子を目で確認できません。
目に見えないくらい速く、
小刻みに振動しているわけです。
ちなみに、
ぼくたち人間の体を構成している《元素》も振動しています。
光によって物質が発熱するのと同じく、
ぼくたち人間が色に影響を受けるのは、
「振動」という共通点を持っているからです。
色の作用は、味覚や生体機能に及びます。
色は、光を反射した姿です。
太陽光線の「振動」は、
自律神経にもっとも影響する「視床下部」を刺激して、
内分泌を促進します。
ピンク色に「若返りの効果がある」といわれる根拠もそこにあります。
太陽光線の振動を適度に反射することで、
視覚や皮膚に影響をあたえるわけです。
逆に「黒色」は光の吸収してしまうため、
太陽光の恩恵を充分に受けられず、
ホルモンの分泌も活性化しせん。
だから「老化を早める」といわれるのです。
「白」は大部分の放射線を透過して人に伝えます。
ですから太陽光の恩恵は、ほぼ100%です。
真っ白の下着を2日間つけただけで風邪が治った、
という実験例もあるくらいです。
「体調」さえ、色に影響されるのです。
ちなみに、光の振動である色は、
目だけではなく「皮膚」によっても感知されるので
身につけているだけでも効果がある、
といわれています。
さらに、なぜ心理的に影響するのか、
というと….
精神も「振動」しているからです。
脳の一部である前頭葉は「知能」を司る場所です。
精神や心は「視床下部」や、その付近の担当になります。
振動の速さは前頭葉の、なんと100倍から1000倍。
気の遠くなるような速さで「振動」を繰り返しているわけです。
光・色・体・精神のすべてが
「振動するもの」としてつながっているんですね。
さらに、おおよそこの世に存在するすべてのものは、
量子レベルで「振動」している、
といわれています。
大自然や人の感情、
そして色彩に対して行った分類。
『4大元素』や『五行』といわれる占いのシステムも、
「振動の分類」なのかもしれません。
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