伝えるまえに、やるべきこと/コラム

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伝えるまえに、やるべきこと


日本は上下関係に厳しい国

といわれています。

上司に対する「口の聞き方」にも、

何かとうるさい。

 

はるか昔より、

徹底した順位付けを意識してきた日本人。


複雑な敬語の用法からも、

その足跡を感じることができます。

 

 

ぼくたち日本人は、

だからこそ上下関係には慣れているはず。

 

けれど、現代になって、

徐々にその感覚が希薄になりました。

 

上下間のコミュニケーションって、

けっこうハイレベルなんです。

 

まぁ、当然ですよね。

「気遣い」をする必要あるわけですから。

友人や同僚なら、さほど気も遣わない。

いや多少は必要でしょうが、

上下関係の比ではありません。

で、何が難しさの原因かというと

ほかでもなく、その「気遣い」なんです。

「言いたいことをいえない」

「思ったとおりにやれない」

このジレンマが、ストレスになる。

だから、難しさも感じてしまうわけです。


ちなみに、ぼくは会社勤めの経験がありません。

けれど、師匠に奉公した経験はあります。

まだ20歳そこそこだった頃の話です。

 

ぼくが最初の師匠に弟子入りしたころ、

すでに何人もの先輩がいました。

上下関係は、そりゃもう絶対的な厳しさ。

 

当時のぼくにとって、

師匠は、めちゃくちゃ怖い存在。

 

先輩方にも、ずいぶん絞られたものです。

口答えは、もちろん厳禁。

 

与えられた仕事は、

期待を上回る質で、こなさなければならない。

つねに師匠の先まわりをし、

気を利かせることに全神経を使う。

 

そんな毎日の繰り返しだったんです。

そこで、身に付いたのは、

 

「相手が何を求めているのか」

 

それを、つねに考える姿勢でした。

 

今でこそ、人と接するときには、

自然と考えるようになっています。

しかし、弟子入りした当時は、

まだ血気さかんな若者だったので、

自己顕示欲も強かった。

けれど、厳しい上下関係のなかで、

思い知ったんです。


自分を評価してもらい、

目指す目標にたどり着くには、

まず、相手の要求に答えることが近道だと。

そう気づいたのは2年目でした。

 

そのころから、誰よりも出世し、

ライバルや先輩を出し抜いて、

自分で会社を起こすようになりました。

すると次なる試練があります。

 

部下との関係で悩むわけです。

今度は、上司としての悩みです。

 

弟子時代、厳しい上下関係で鍛えられたぼくは、

自分の部下にも同じように厳しく接しました。


そうでなければ人材が育たない、

と思ったからです。

でも、厳しいだけではダメでした。

なぜなら、部下は「ぼく」ではなかったから。

人を使う立場になってみて、わかったこと。

それは弟子時代に気付いたことと同じ。

「部下が何を求めているか」

 

それを考える。

 

ここが重要だったのです。

自分のことを聞いてほしい場合、

相手がどう言ってほしいかを先に考える。

それが難しければ、

せめて、自分ならどう言われたら

やる気になるかを、考えてみるわけです。

簡単にいえば「伝え方」です。

 

ですが、その根底には、

立場の上下に関わらず、

相手への思いやりがあるわけです。

ただし、勘違いしないで。

「媚びる」のとは違うんです。

もっといえば「遠慮」でもない。

似ているようで大きく違う。

 

ここを間違えてしまうと、

せっかくの「気遣い」も台無し。


とたんに「スレ違い」の原因となってしまうからです。

 

 

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中島多加仁【星読み師☆taka】

 

 

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