限りがあるから、価値がある
先週、まもなく30歳になろうとする
独身女性を鑑定しました。
彼女は昼は受付、夜は水商売をやって
なんとか家賃を支払っています。
「時間がなくて、やりたいこともできない」
と、何度も漏らしていました。
ようは、
「今よりもっとよい人生を送りたい」
と願っているわけです。
「なぜ、時間を有効に使う必要があるのか」
それを考えてみると、よくわかります。
人類の歴史を振り返ってみると、
天体をこまかく観察し、
「暦(こよみ)」を作って、
時間を管理しようとしてきた足跡があります。
いつの時代も、
時間を管理することが重要でした。
なぜなら、生まれたからには、
いつか必ず死を迎えるから。
これは避けられない宿命です。
映画や小説など
フィクションの世界で描かれる、
不老不死やタイムマシーン。
あれなんて、まさくしく
「時間を超越したい!」
という欲望の典型ですよね。
永遠を求める心は、
人間ならだれしもある。
でも、現実にはムリです。
1日24時間、1440分。
それは変わらない、完全に平等な条件。
ぼーっと過ごしても、
がむしゃらにガンバっても、
同じように時間は過ぎていく。
そして、過ぎていった時間は戻らない。
だからこそ、今、自分はどんな行動をしているのか。
それは何のためなのか。
どれくらい時間をかける価値があるのか。
これを徹底的に考えるべきなのです。
一生という限られた期間の中で、
どれほど有意義な時間を使えるか。
いくつの事業を遂げられるか。
こういった問題を常に考えてみてください。
これらは、すべて
『時間』に対する価値観を、
変える作業なんです。
日々の生活にゆとりを持てる。
忙しいが、やりたいことができる。
人生の幅が広がる。
その結果、
願望が叶う可能性も高まる。
時間の管理がもたらす恩恵は、
思った以上に大きいのですよ。
だからこそ、こだわる価値もあるわけです。
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