挫折と依頼心との関係
おはようございます。
なぜか途中で挫折する人、いますよね。
目標に対して、中途半端な結果で終わってしまう。
そういう人には、
いくつか特徴的な心理や行動があります。
典型的なのは、「依頼心が強い」という構造です。
仕事をするうえで、
困難な状況がないことはありえません。
かならず障害があったり、
不測の事態が起きます。
解決にムダな時間を要したり、
目標までのルート変更を迫られます。
そういう事態を、
自力で切り抜けた経験がない人は、
すぐに誰かに頼ろうとします。
そうした習慣や行動には、
子どもの頃の環境と深い関係があるのです。
幼少の頃から過保護に育てられ、
困難に遭遇してなかったりします。
「危ないからだめよ」と、
チャレンジさせない。
失敗しそうになると、すぐ手助けする。
失敗の尻拭いをする。
そういう親が、
世の中に蔓延していますよね。
過保護という環境に身を置くと、
あきらめが速くなってしまうんです。
ほんのちょっとの困難で、
「あぁ、もうだめだ」
と挫折する。
また、困難に行き当たる前から
達成動機が弱かったり、
そもそも向上心が低い人もいます。
「何が何でもやり遂げたい」
という気持ちが弱く、
「できなくてもしょうがないか」
などと思ってしまう。
つまり、向上心が低いんですね。
「ここまできたからいいや」
「これ以上できなくてもいい」
こういう考えが浮かんで、
自分で足を止めてしまうのです。
プロと呼ばれる人がいます。
彼らは、その技術もさることながら
強烈な動機と向上心があります。
人は誰でも、
自己イメージを抱いています。
プラスの自己イメージを
『自尊感情』といいます。
「自分には、まだ良い部分がある」
「もっと成果を出せる」
という、前向きな行動です。
この自尊感情が弱いと、
「自分はだめだ」
という否定的なイメージが強く働く。
それが、挫折を、当然のように受け入れてしまう根源です。
ではなぜ、自尊感情や有能感を持つことができないのでしょう。
その理由として、よく
「成功体験が少ない」
ことが挙げられますよね。
ちなみに成功体験というのは、
苦しみを乗り越えなければ味わえません。
過保護に育てられると、
先に親が助けるので、
苦しい経験が少ないわけです。
しかし、苦しい思いをしながらも
最後まで辿り着いた経験があれば、
その先に得られる充実感を味わえます。
そうした成功体験さえあれば、
イメージができるようになる。
なので、簡単に挫折しなくなるのです。
すぐに挫折してしまう…
という癖がある人は、
この部分を強く意識してみてください。
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