気のバランスをみる東洋五術
『東洋五術』という言葉を聞いたことがありますか?
命・卜・相・医・山のことです。
「めい・ぼく・そう・い・ざん」
と読みます。
命とは…宿命の分析です。
四柱推命、紫微斗数など、
生年月日と生まれた時間で観る占いです。
卜とは…選択や指針の判断です。
周易、断易、奇門遁甲、六壬神課などです。
相とは…形からみた吉凶判断です。
風水、観相(手相・顔相)、姓名判断などです。
ここまでが、いわゆる《占い》に属します。
医とは…中医学です。
漢方、鍼灸、整体などです。
山とは…心身鍛錬や真理探究です。
気功、呼吸、瞑想、太極拳、ヨガなどです。
この5つを総称して、
『東洋五術』と呼んでいるのです。
これは中国思想の元となる
陰陽、五行、易から発生しています。
また、相・医・山には
「気」という共通点もあります。
現代医学では、臓器を固体としてみます。
しかし中医学では、身体全体をひとつの有機体と捉え、
「臓器はそれぞれ相互作用により助け合って働いている」
と考えます。
ある臓器の働きが悪くなると、
関連する別の臓腑の調子も悪くなる。
この臓器(五臓六腑)のバランスを
「気」によって保っている、
という考え方です。
気のほかにも、
身体のバランスを保つためには
「血」と「水」が重要だとします。
気・血・水は、人体を作ったり、
活動させたりするための基礎的な物質です。
これらが不足したり、代謝が悪かったりすると
病気になりやすくなります。
気・血・水は、
植物の栄養分と自然界の「気(空気)」を基に、
人体を活動させています。
そして人の身体には
経絡(けいらく)という気の通り道があって、
そこから全身に巡ります。
この経絡は、大地でいうと『龍脈』に当たります。
さて。
人体に流れる経穴を「ツボ」と呼びますよね。
気の流れが悪くなった場合、
経穴(ツボ)を狙って針灸や指圧をします。
その結果、身体の気の流れが調節され、
治癒にいたるのです。
この経穴は、大地に例えると
『龍穴』のことです。
大地から龍穴を見つけて、
そこへ都やお墓、家を建てようとする。
それが、風水なのです。
龍脈の流れが悪ければ、
その場所は使用できません。
かりに龍脈があっていても、
龍穴の周辺環境によっては
使えない場合もあります。
この「気」の働きは、
自然界でさまざまな働きをします。
たとえば…
風を吹かせて、雨を降らせます。
東洋五術でいう『山』では、
その気を「感じる」ことが大切です。
そして、
そういった気を体内に取り入れることで、
生命エネルギーへと変化させ、
それを全身に巡らせるのです。
これが、山・医・相の関わりです。
さて、「相」である風水を鑑定するとき、
その人の『命』も読む必要があります。
風水で調整した運気が、
本当に風水によるものか、
それとも本人の『命』によるものなのか。
これを判断するためです。
さらに『卜(ぼく)』ですが、
陰陽・五行とともに「易」は、とても重要な中国思想です。
陰陽説は、
宇宙が生まれる前の混沌とした世界を表しています。
易とは、古代中国人が
星の観測から生みだしました。
自然の動きを読み取り、
自然科学として体系化し
64の卦に分けられました。
その64卦には複雑な教えが含まれます。
易では、サイコロやコインで出た数字を
64卦の中から読み取って、判断します。
四柱推命や紫微斗数では、
個人の命運を読み取りますが、
易では行く先を占うことができます。
以上のように東洋五術とは、
中国思想である陰陽説から五行説、
そして易と結びつき、
さらに整体やヨガにも通じます。
総合的に学ぶことで、初めて
占星術に精通できるのです。
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