旧暦正月が節分の年。農暦について。
本日は、朝から産土神社へ参拝に行ってまいりました。
中国や台湾では、日本の旧暦を「農暦」と呼びます。
この「農暦」という言葉は、
旧暦を見直そうという人にはよく知られていて、
「農業に適合する暦として使い続けられている」
といった勘違いをしています。
この「農暦」という言葉には、
長い年月の農民の経験によって裏打ちされた暦という意味です。
中国では1912年から、
公用暦は太陽暦となりました。
1912年は、日本では明治45年であり大正元年です。
そのときに「農暦」と呼ぶようになったそうです。
さて、この「農暦」。
都市部よりは農村部での使用が盛んでした。
だから「農暦」という言葉が生まれたのです。
「農業暦」が短縮されて「農暦」となったのではなく
主に農村地域で使われたから呼ばれるようになったのです。
西洋暦だと1月1日は、毎年変更します。
2009年=1月26日
2010年=2月14日
2011年=2月3日
2012年=1月23日
2013年=2月10日
という具合です。
そうなんです。
今年は、節分が旧正月なんですね。
これは偶然です。
旧正月が国の休日となっているのは、
中国・台湾・韓国・北朝鮮・ベトナム・シンガポール
マレーシア・インドネシア・ブルネイとモンゴルだそうです。
香港では、マカオと同じく1月1日から3日間が休日となります。
ちなみに明日は「立春」ですね。
禅宗では、立春の早朝、
厄除けのためにお寺の門に
「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります。
この文字は、
縦書きすると左右対称になりますよね。
一年間災難にあわない、というおまじないです。
また、立春以降に初めて吹く南からの強風を
『春一番』と呼びます。
昔は節分が大晦日で、
立春が元旦とされていましたから、
その名残で、年賀状に「迎春」「初春」と書くのです。
四柱推命や九星気学では、
この「立春」から1年がスタートします。
しかし紫微斗数は、
立春という節気の概念はほぼ無視して、
旧暦の日付で判断しているのです。
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