金運(財運)とは何か?
占術界でいう「金運」とか「財運」は、
具体的には「お金の入ってくる時期」
あるいは「物に恵まれる時期」を意味しています。
それを『発財』と呼びます。
現代人は、いわゆる経済的活動(仕事)によって
金銭を得て生活していますが、
まずそれが何のためになされるのか、
またそれを支える財とは何か、
金銭とは何かを考える必要があるようです。
「財」という言葉の意味は、
「値打ちがあって人の役に立つ金銭や物資のこと」です。
私たち人間は動物と違い、
物が無ければ生きていけません。
現代人が使う金銭とは、
要するにこの「物」が凝集されたものであり、
「物と物を等価交換するためのシステム」
だといえるでしょう。
金銭がたくさんあれば、
欲しいものを買ったり、
美味しい物を食べたり、
好きな土地を旅したりすることができます。
また、嫌な仕事からも解放されて、
一日中好きなことをして暮らすことも可能です。
つまり金銭とは、
私たちが属している物質的な世界の制約をほどき、
精神的および物質的に自由を獲得する、
自分の理想を実現していくものであると言えるのです。
しかし金銭は、時として
人格をゆがめてしまう恐れもあります。
命術によって
「金運が良い」とか
「金運が悪い」と判断がくだされます。
金運が良い人とは、
金銭感覚が正しく機能しているタイプを指します。
そして金運が悪い人とは、
金銭感覚が壊れているタイプを指すのです。
けっして「金運がよいから宝くじに当たる」のでも、
「金運がよいから給料が高い」わけでもありません。
金運が良い人とは、
借金で首が回らなくなったりしないのです。
逆に金運が悪い人は、給料がアップしても、
つい気持ちが大きくなって
必要のない贅沢品を購入したりします。
そのような人が、ギャンブルや宝くじに大当たりしてしまうと、
瞬く間に破滅の道を転げ落ちていくのです。
それが「金運の悪い人」の典型的な例です。
術師はその理をよく認識した上で、
鑑定に従事せねばなりません。
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