年越しの大晦日は 《ある存在》を歓迎する大イベント
じつは昨日、
浅草の街を探訪しました。
日帰りのつもりでしたが
思うところがあって宿泊に。
来年は、浅草に出店します。
ほしよみ堂は勢いがあるので
好物件が見つかる予感がします。
さて、
今日は1年の最終日、
いわゆる『大晦日』ですね。
今年はどんな年でしたか?
ぼくにとって
一番おおきな出来事は、やはり
『ほしよみ式Eラーニング』の開講でした。
昨年までリアルセミナー中心でしたが
コロナの影響があって、
オンライン受講がメジャーになりました。
6月から始まって毎月受講者が増え、
合計180名以上の方々に
ぼくの思想をお伝えできました。
おかげさまでメルマガ読者も、1.5倍に増えました。
その影響で、ほしよみ堂が横浜と京都に続けて誕生したわけです。
今日は大晦日(おおみそか)ですが
晦日(みそか)は《つごもり》と呼び
月の最終日のことなんですね。
そして今月は、いうまでもなく1年最後。
最終日なので、大晦日というわけです。
大晦日といえば
年越しそばを食べたり
紅白歌合戦が定番ですね。
神社では年越しの
大祓(おおはらえ)を行い、
寺院では除夜の鐘が響きます。
なんだか世間全体が、
特別な雰囲気に包まれる日です。
年が改まって、心機一転。
年越しの行事は、
本来《ある存在》を歓迎する、
大切なイベントなのです。
その、ある存在とは、
歳神様(としがみさま)のこと。
では歳神様って、
いったい何でしょうか。
簡単にいうと《福の神》です。
詳しく分類すると3種類に分かれます。
ひとつ目は《太歳(たいさい)》という
木星を神格化した存在で、占いに使われます。
ふたつ目は《歳徳神(としとくじん)》
節分に食べる恵方巻きってありますよね。
その《恵方》を司る神様で、
五行の法則をもとに生み出された方位の神です。
みっつ目は《大年神(おおとしのかみ)》。
神話から生まれた穀物の神様です。
いずれにも共通するのが、
「春」というキーワード。
日本人のような農耕民族は、
植物の生命こそが運命を左右する偉大な存在でした。
気温の上昇とともに、
草木は芽吹く光景を見て、
新しい運気のはじまりを予感したことでしょう。
「春」という言葉には、
そうした生命の息吹と1年の期待が込められています。
「歳神様」とは、春への期待と畏敬の念の象徴。
それが福の神の正体です。
新年のことを「新春」ともいいますね。
でも「春」というには、まだ寒すぎる。
「新暦」を採用している現代では
実際の気温と違和感があります。
ですが「大晦日」も「新春」も
本来《旧暦》行事の名残りです。
旧暦を使っていた当時の人にとって
大晦日とは、新しい春、
つまり「歳神様」がくる前日。
掃除をすませ、心身を清め、
「歳神様」を丁重に迎え入れる。
そんな儀式を行う日でした。
ちなみに明日は、
西洋人にとっての正月であり、
ぼくたち東洋人の正月は、
来年は2月1日になります。
まぁ、ぼくらの文化は和洋折衷ですから
正月が2回あってもいいかな、という価値観ですね。
一般的に、その年の干支は
12の動物で呼ばれますよね。
なぜかというと、
十干十二支で60種類もあると
複雑で覚えにくいから。
つまり、
覚えやすいように12種類にして
動物を割り当てたからです。
干支で『虎』を【寅】と書くのも、
覚えやすくするため。
そして十干は、
甲・乙
丙・丁
戊・己
庚・辛
壬・癸
の10個あります。
それぞれ読み方は、
甲(きのえ)・乙(きのと)
丙(ひのえ)・丁(ひのと)
戊(つちのえ)・己(つちのと)
庚(かのえ)・辛(かのと)
壬(みずのえ)・癸(みずのと)
となります。
この十干は、
中国の『陰陽五行説』に
基づくものです。
五行説古代中国の思想で、
木・火・土・金・水の五元素が
万物を構成する
と考えるものです。
中国からきた思想に
陰陽道というものがあります。
すべては「陰」と「陽」の
2つに分けられるという考えで、
これと五行説が結びついて
陰陽五行説となっています。
十干は、
五行(五元素)をそれぞれ
兄(え)と弟(と)に分けたもの。
兄は「陽」を、
弟は「陰」を意味します。
もともとはこの十干を
『えと(兄弟)』と読んでいました。
今年の干は「辛」でしたから
次は「壬」になるわけです。
そして十二支は、
その年における木星の位置を示し、
天を12に分けた呼び方です。
来年早々に、ぼくは
『四柱推命教本』を出します。
その本の中で、
干支について深く言及しています。
そして、春ごろには
陰陽師オラクルカードが完成します。
今年はかなり発展しましたが、
来年もさらに飛躍の年になります。
それでは、
どうぞ良いお年を!
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