風水を学んでおけば 相談者を満足させられる
「風水を教えて欲しい」
というご依頼が続いています。
四柱推命を勉強していますが
「開運アドバイスができない」
というのが悩みのようです。
四柱推命は宿命と本質を明らかにできます。
どの運がよくて何が悪いのか
これは推命でハッキリ分かります。
しかし、分かったところで
「どうすれば人生が良くなるのか?」
という問いには答えられません。
そこで登場するのが風水というわけです。
しかしながら風水には「流派」があります。
流派によって、それぞれ使い分けが存在します。
また解釈も、条件や場所により変化します。
ぼくの場合、
それぞれの長所と短所を
補い合う使い分けをしています。
風水の流派でメジャーなのが、
八宅派
三元派
三合派
玄空飛星派
紫白派
八字派
などです。
こんなにも流派があるのに、
日本で売られている本は八宅派ばかりなのです。
専門用語が正しく訳せない、
という問題もありますが、
シンプルでわかりやすいというのが
八宅派が普及した点です。
また、部数の少ない高額な良書は
1冊あたりの単価がとても高額になります。
出版にはコストや手間がかかります。
より多く売るため普遍的ものを…
という理由で、八宅派に集中してしまうのです。
これは風水にかぎらず、すべての運命学に共通します。
本来は、まず『術』があって、次いで『流派』があるのです。
ぼく的には流派ごとの言い分は尊重します。
固執すると結論が出なくなるからです。
やってみて効果があれば使う
これが、基本的な姿勢です。
しかし日本の風水や占術は基本的な原則はあるにせよ、
流派間の検証がないんですね。
どうしても流派によって長所と短所があります。
日本でおなじみの八宅派は、
市販書数が多いですしとっつきやすいです。
しかし、吉凶が簡略化されており、
生まれ年の相違による対立がうまれます。
それに比べ玄空飛星派は世界的に知られているので
信頼性やステータス性が高いです。
ところがロジックが難解で対立意見が多く進展がないのです。
三元派は、細かな度数での吉凶判定が可能です。
が、難点としては細かな度数の判断で吉凶が異なるため、
それが裏目に出ます。
三合派は、15度単位で判断する要素があり、とても不複雑です。
紫白派は、事象の解明や気の乱れを読むのに優れています。
ただ、八宅派と吉凶方位が対立します。
八字派は、四柱推命を応用した風水なので
個人の風水として使えます。
ただし、本当にそれで効果があるのか検証が不十分です。
このように風水は、どれも一長一短なのです。
ですから、ぼくは複数の流派を条件別で使用します。
一流派に偏った風水師によって
かえって悪化している事例もあります。
ですから状況次第で使用し、きちんと説明する必要がある。
知名度や歴史にとらわれず、
効果のある方法を優先すること。
以上の理由から、
シロウト判断での風水は危険だと考えています。
まさに、『生兵法は大怪我のもと』なのです。
運を良くしたい
健康になりたい
収入を増やしたい
良縁に恵まれたい
と、願うのであれば
まず四柱推命で自分の分際を知り
紫微斗数で感情の動きを把握し
その上で風水を施すのが、ぼくぼ流儀です。
かならず開運の道はあります。
また数秘術とタロットを学んで占い師になったら
つぎに風水を勉強しましょうね。
風水を学んでおけば
お客さんを満足させられる深い鑑定ができますから。
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