【恭賀新年】庚子は金生水で潤い、 さらに繁殖や発展を促します
あけまして
おめでとうございます。
星読み師☆takaです。
今年2020年の干支(えと)は
庚子(かのえ・ね)です。
干支は10種類の十干(じっかん)と
12種類の十二支の組み合わせで
60種類が存在し、60年で一巡します。
十干が「庚(かのえ)」
十二支が「子(ね)」であり、
2つ合わせて
干支は「庚子」となるのです。
そもそも干支は、
未来に起こることを知るための
占い的な要素を持っています。
東洋思想では
未来はある程度決まっていて、
人はそれを知らずに生きている
まさに神のみぞ知る
と考えているわけです。
東洋の占いは
未来を知るためのもの。
しかし西洋思想は逆です。
なぜなら東洋と西洋では
時間の流れの概念が正反対だから。
西洋思想における時間は、
過去から未来へと流れます。
けれど東洋思想の時間は、
未来から過去へと流れている
と説きます。
神仏と呼ばれる全能の意思によって
未来は定められていて、
それが我々に降りかかってくる
と考えるのです。
西洋の占いは、
未来を良い結果に導くために
今何をすべきかを問いますが、
東洋の占いは、
これからの出来事を知り、
それに備えるための知恵なのです。
古代文明には
各地域に『暦』が存在していました。
農業の効率を上げる目的でしたが
神事や祭礼にも利用され、
呪術的な面も持っていました。
天が定めた未来は
変えることはできません。
でも、
降りかかってくる事象を
前もって知ることができれば、
それに備えることはできます。
金運の巡りを知って
財を逃さないよう風水の力を借り
都合の良い未来になるよう
願掛けやお参りをする。
東洋思想では、
天意をすべて受け入れて
それに備え、良くなるために
何をすべきかを考えて行動するのが
幸せを得る秘訣と考えています。
干支(えと)は
10干×12支
つまり
太陽の運行や生物の生涯を
10等分して表現した「十干」と、
月の満ち欠けや
作物の芽吹きから収穫までを
12等分した「十二支」を組み合わせ
天地の理を探るシステムです。
東洋思想では、
「言葉や文字には天意が表れる」
と信じられてきました。
人が動物と違うのは
言葉を話し文字を書くことであるから
言葉や文字こそが
天が授けてくれた能力
と考えたからです。
そもそも干支は、
数を数えるものでした。
この干支は年だけでなく
月や日・時間にもあります。
年は60年で一巡しますが
月は5年で一巡します。
つまり60年の間に
月の干支は720回巡るのです。
さらに日の干支は約2ヶ月で一巡し
60年の間に2万2千回ほど巡ります。
「庚」は転身で、
「子」はスタートです。
「庚」は金に属し、
「子」は水に属します。
これは「金生水(キンショウスイ)」
という相生(そうせい)関係になります。
相生とは
互いを生かす関係のこと。
金属は空気を冷やして水を作り、
またミネラルは水を清めます。
そして水は土中に眠る金を洗い、
人の役に立ってくれます。
カノエは「金の兄」とも書き、
陰陽五行思想では「金の陽」にあたります。
金は金属ですから
冷徹・堅実・シビアな性質を持ち、
秋と夕暮れの象徴で、方位は西です。
10ある干の中で「庚」は
7番目にあたります。
そもそも7という数字には
孤独とか哲学という意味があります。
漢数字の七は
土に埋もれた何かが
外に出ている様子でもあります。
また庚は刀剣を意味しますが
七に刀を合わせると「切る」になります。
木材を刈り取る斧やノコギリも
この庚の意味するところです。
季節でいえば秋の初めで、
生命サイクルでは変化を表します。
「庚」という漢字は、
杵を持ち上げる象形文字です。
そして「子」は
1番目の十二支にあたるため、
生命のスタートとか
繁殖や発展を意味します。
「子」にネズミを当てたのも
多産のイメージからです。
「子」という漢字は、
頭の大きな赤児が
両手を広げた象形文字。
一(始まり)と了(終わり)
の合わさった文字で、
時刻は夜中の23時から1時を示し、
季節は冬で、方位は北を指します。
古代中国では『君子』に象徴されるよう
立派な男性に対する敬称に使われ、
孔子、孟子、老子、荘子など
優れた哲学者に名付けられました。
日本でも聖徳太子がいますが
「子」には「賢い・聡い」
という意味があるのです。
2020年の干支「庚子」は、
冷静なひらめきと賢い行動によって
新しく始めることを示しているのです。
ぼくにとって、今年は
とても楽しみな年です。
なんせ金と水は、ぼくの喜神で
運を上げる五行ですから。
新しい干支が切り替わるのは
立春ですからまだ先ですが、
とりあえず
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