カードの意味なんて知らなくても当たります
きのうは3時間レッスンと、
2時間レッスンの生徒さんでした。
最初の女性には、電話占いをすすめ、
次の生徒さんにはチャット占いをすすめました。
初心者の人は決まって言います。
「私はまだカードの意味をすべて覚えていません」
たとえば
ぼくがつくった紫微斗数タロットは
34枚のカードがあります。
大きくわけると
「主星」と「副星」の2種類。
これは『西洋タロット』でいう
「大アルカナ」と「小アルカナ」のような存在です。
それぞれが違った役割を持っています。
ぼくは、タロットを教えるとき、
必ず最初に、
「カードの意味は覚えなくていい」
と伝えます。
意気込みが強い人ほど、面食らうセリフです。
まじめに勉強した人からは
たまに怒られちゃうことも。
でも、
適当にいっているわけじゃなく、
ちゃんと理由があるんですよ。
占ってカードを何枚か並べたとき、
どちらのカードが多く出ているか。
これだけで、
想いの強さや重要さがわかります。
一枚のカードに注目する前に、
まず全体のバランスを把握します。
なぜ最初に、全体をみるのかというと、
それは、
左脳的ではなく、
より右脳的に結果を判断するためなんですね。
これはタロットだけでなく
「易(えき)」や天津金木(あまつかなぎ)など
『卜術(ぼくじゅつ)』全般に共通するキホンです。
カード系の占いであれば、
描かれた「絵」を見たときの印象、
これを最優先します。
逆に、
細かい意味やうんちくは、覚えないほうがいい。
そうはいっても、
「知りたくてしようがないんです」
なんて人もけっこういるんですね。
でも、はじめはガマンして下さい。
カードの絵だけで何を感じとれるか。
この感覚を、まず身に付けることです。
仮に、自分の感性をまったく無視して、
本に書かれた意味だけを頼りに
結果の解釈をしたとします。
その占いは、おおむね当たらないでしょう。
なぜか。
そもそも「占い」自体、
インスピレーションで当たるように
でいきているからです。
それが「卜術」では、
とくに顕著に出るのです。
あくまでも自分の感性が占いの原理になる。
例えば、ぼくと他の占い師が、
同じ人の同じ相談内容について占ったとします。
まぁ稀に同じカードがでる、
そんなこともありますが
たいていは違うカードが出るでしょう。
ところが、
解釈の結果は、ほぼ同じになるんですよね。
これはつまり、出たカードが答えではなく
カードから得た情報と、
そこから生み出されたインスピレーション。
それによって占いの回答を導き出したからです。
その場、その瞬間の空気感をとらえ、結果に映し出す。
これが「卜術(ぼくじゅつ)」の基本なのです。
ある意味で、じつに流動的な占いといえます。
そのぶん、占う側にも柔軟な発想が求められます。
逆に、カードの意味を決めつけてしまうような、
堅い考え方をもっとも嫌う占いだと言えます。
なので、みなさんも、
カードの意味を覚える必要はありません。
テキストに縛られないことが、
占いを的中させるコツ
というわけです。
カード系の占いで的中率を高めたいのであれば、
ぜひ教えて差し上げます。
遠慮せずに、質問してください。
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