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2013年3月

名古屋ほしよみ堂にてタロットの1dayレッスン:4/7(日)

名古屋ほしよみ堂にて『タロット1dayレッスン』開きます。

講座の内容
★ タロットの仕組みと歴史
★ 大アルカナ22枚の簡単な読解法
★ もっとも基本である3枚引きをマスター
★ 日常の生活で役立つリーディング法を習得

この1日で、あなたはタロットに親しみ、
自分を、そして人をリーディングするための基本姿勢が学べます。

実践形式で進めていくので、とてもわかりやすく、楽しく習得できます。
ゆっくり、分かりやすく進めますので、絶対に挫折者が出ません。
これまでも、ご参加いただいた皆さまから大変ご好評をいただいています。

日時:4月7日(日曜日)15時から18時
定員:8名(現在4名ですので、残席4名です)
費用:7,000円(税込)

※タロットを購入される方は、特別に2,000円にて販売します。
プロ、アマ問いません。が、基本的に初心者向けですので、
タロットのベテランの方にとってはちょっと物足りないかもしれません。
http://www.hoshiyomishi.com/nagoya/

風習の違いと流行の違い

 

よくテレビや雑誌などのメディアで見かける《星占い》。

あれは「太陽」の位置だけを見る、いわゆる「太陽星座占い」です。

 

ベースは『西洋占星術』という本格的な占い。

本来は《生れた時間》も使って、

細かい心の変化や潜在意識までを分析できる占いです。

それを簡略化して、生年月日だけで占っているのです。

情報が少ない分、精度も低くなります。

 

 

同じく、『四柱推命(しちゅうすいめい)』

という中国の占いも簡略化が可能です。

やはり精度はかなり落ちますが、

生年月日のみを使って、ある程度は占うことが可能です。

 

「簡略版」を使える占いが多く存在する中、

『紫微斗数』だけは簡略版がありません。

生年月日から生れた時間まで、すべて必要となります。

 

残念ながら日本では、

自分の「生まれた時間」を覚えていない人がほとんど。

 

生まれた時間を調べるためには

・母親の記憶にゆだねる

・「母子手帳」の記載を調べる

・「へその緒の箱」の記載を調べる

という手間がかかります。

 

母子手帳を紛失していたり、母親の記憶があいまいだったりして、

分からない人も多いんです。

 

ちなみに、台湾や香港では

『四柱推命』と並んで『紫微斗数』が大人気。

それは「生まれた時間」を知っている人が多いからです。

 

日本人って、自分の血液型や星座が何かを、

あたりまえのように知っていますよね。

台湾や香港の人はそれと同じ感覚で、

自分の生まれた時間を知っているんです。

それだけに紫微斗数も

かなりポピュラーな占いとして広まっているようです。

 

生まれた時間を知っている国とそうでない国。

常識が違えば、流行る占いも変わってくるものなんですね。

 

これが、紫微斗数が日本で広まっていない、

《ひとつ目》の理由なんです。

そう、ひとつ目というからには、

当然ふたつ目もあるんです。

 

じつは、そっちの方が決定的な原因だと、

ぼくは思ってるんです。

 

星読み師☆taka

 

 

タロットと古代の神秘学

手相のワークショップも大盛況に終わり、

今月はタロットのワークショップが開かれます。

それにちなんで、この2週間ほど、

日刊メルマガでは、タロットについて考察しています。

タロットには「数」が深く関わっています。

古代人が数に神秘性を感じたのは確かです。

有名な数学者ピタゴラスも、その神秘性に魅了されたひとりなんですから。

でも、それは何かしらの根拠があったはず。

その根拠を辿っていくと「カバラ」という 古代思想に突き当たるんです。

「カバラ」の歴史はタロットよりずっと古く、 3世紀頃までさかのぼります。

といってもピンときませんよね。

日本でいえば、弥生時代。

卑弥呼が日本の女王として活躍していた頃ですね。

カバラの思想の中でも、数の神秘をひも解く 「数秘術」はとくに有名です。

名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

カバラ思想の源は「ヘブライ文字」です。

当時のカバラ主義者たちは、ヘブライ文字を 神聖な文字として崇めていました。

この文字こそが、宇宙の神秘を読み解くカギだと考えていたわけです。

また文字を「数字」に置き換え、暗号を読み解くツールとしても使っていました。

それを『ゲマトリア』と呼びます。

ヘブライ文字は《22個》の文字から成り立っています。

そうなんです!

タロットの「大アルカナ」と同じ数ですね。

でも、こんな共通点は、まだまだ序の口。

タロットはさらに深くカバラ思想と結びついているんです。

例えば、タロットに描かれたキャラクターの性格や並び順なども、

この思想に基づいて決められています。

さらに、カードの中の人物の傍らに描かれた

動物や植物、壺や鍵にいたるまで、

神秘的な意味が割り振られています。

カバラとタロットの関係は、 多くの神秘学者や魔術師たちによって研究されました。

中には、単なる占いを超えて「魔術」として使う方法なども発見されました。

浄化や聖別などの「儀式」を必要とするのも、その影響でしょう。

他にも、天使の名前や『生命の樹』という宇宙創造のイメージ図を取り込んで、

体系的な占いへと発展したわけです。

そういった意味で、タロットは、

宇宙の神秘を読み解こうとする努力の結晶といえるでしょう。

さて、来月3月24日に開催される、

『初心者のためのタロットワークショップ』

場所は、渋谷ほしよみ堂。

講師は東洋と西洋の占いに精通する、そまり百音先生です。

「タロットのこと、まったく知らない」

「本を読んだけど、よくわからなかった」

「いや、本すら読んだことがない」

「けれど、ちょっと興味がある」

そういう方が対象です。8名限定です。

すでに4名の方から参加依頼をいただき、

残り4名となっています。

参加料は、テキスト込みで5,000円。

タロットは、ほしよみ堂でも販売しています。

ちなみにタロットの価格は2000円前後です。

少しかじっている方対象のセミナーは、また別の機会に設定いたします。

 

中島多加仁 【星読み師☆taka】

 

 

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