2011年3月
東海林先生が「紫微斗数」の本を出版されました。
版元は、あのPHPです。
ビジネス啓発本の代名詞ともいえる出版社から、
マニアックな本格占術である紫微斗数が……
これは、じつに画期的な試みです。
そして、何が一番すごいって、
やはりその驚きの低価格。
なんと、税込みで798円なんです。
日本において紫微斗数は、
四柱推命に比べてみてもまだまだ無名な占術です。
プロの占い師でさえ、
「聞いたことすら無い」
というほどの無名っぷり。
いつも東海林先生にお会いして、
かならず呪文のようにおっしゃるのは、
「ぜひ一緒に、紫微斗数を有名にしましょうね!」
という言葉でした。
紫微斗数普及の先駆者であった鮑黎明先生が逝去され、
いま、この時代に東海林先生が紫微本を低価格で出されることは、
じつに意義深い偉業だと思います。
本著は入門書ですので、
めあたらしい奥義があるわけではありませんが、
とにかくコンパクトで持ち運びに便利。
そして万年暦が、
1926年から2020年まで掲載されているという点、
これがおすすめのポイントです。
(原宿の占い師、中島多加仁)
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1990年、
ぼくがちょうどハタチのとき、
西丸 震哉という探検家が書いた
『41歳寿命説』なる書物が出版されました。
「昭和34年以降生まれの人は、平均寿命が41歳になる」
というのが本書の主張の核心でした。
もちろん、その「予言」はハズレています。
が、著者が啓蒙した食文化、行き方、価値観には
共鳴できる部分も少なくありませんでした。
当時は、いわゆる世紀末的書物の氾濫期。
そのなかでも、ひときわ話題となった作品でしたね。
さて。1995年、阪神大震災が起こりました。
しかし1999年の世紀末には、日本も世界も、
滅亡するほどの大事件は起こりませんでした。
そして来年2012年も、
おそらく「滅亡するほどの」大事件は起こらないでしょう。
そしてぼくは、日本も世界も、まだまだ滅びることはない、と信じています。
しかし……災害は、忘れたころにやってくる。
そして誰にも予測できない。
これは事実です。
だから、いつ死んでも大丈夫なように、
悔いの無い人生をまっとうしたいものです。
などと考えながら、
今日の19時、ぼくは41歳になる予定です。
taka
(原宿の占い師、中島多加仁)
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名古屋の「ほしよみ堂」にて、
出版と1周年を合わせたパーティを行いました。
お忙しい中、たくさんの方にお越し頂きましてありがとうございます。
その日の売上は、すべて被災地への寄付とさせていただきました。
そして昨日は「春分」でしたので、
実家の墓掃除にいってきました。
新潟のhiroさんも同行してくれたので、
とてもはかどりました。
苔や雑草がびっしり生えていたので、
すべて除去し、そして余った赤土をかけて、
見違えるほど綺麗になりました。
先祖供養は、やはり墓掃除が原点です。
お墓が綺麗に掃除されていれば、
陽宅(住まい)も綺麗に片付けることができます。
これが「ちょい足し風水」の、まさに裏技ですね!
いま震災の余波で、
仕事が激減しています。
つまり、めっちゃ暇です。
こんな暇なときは、
ぜひ墓掃除に行ってみてください。
さて。
春分と秋分のことを「彼岸(ひがん)」と呼びますね。
お彼岸の「彼岸」は、
サンスクリット語の「パーラミター」といい、
それは「波羅蜜」を漢訳したものです。
彼岸とは、
迷いのない悟りの境地を意味します。
彼岸に対して、
人間の煩悩に満ちた俗世間のことを「此岸(しがん)」といいます。
そして、こちら側(此岸)の人間が、
あちら側(彼岸)に到るための仏道修行を
「到彼岸(とうひがん)」といいます。
悟りの世界である彼岸を、
死後の安らかな世界である「浄土」と捉え、
現在のように亡くなった方に想いを馳せる「お彼岸」が定着しました。
ちなみに彼岸とは、
★昼と夜の長さが等しい日
★太陽が真東から出て真西に沈む日
となっています。
これは、おおよそ正解なのですが、
じつは、昼と夜の長さはまったく等しいわけではありません。
つまり、太陽の一部が水平線の上に出れば「日出」であるのに対して、
日没は、太陽がすべて沈んではじめて日没になります。
ですから日出と日没が、太陽の中心点が水平線から出た時
つまり沈んだ時であるなら
昼と夜の長さはほぼ等しくなりますが、
実際には太陽の大きさの分だけ昼が長くなってしまいます。
したがって、
ほんとうに昼と夜の長さが等しいのは
春分の数日前と、秋分の数日後なのです。
ですから仏教の彼岸会(ひがんえ)は
春分の日、秋分の日を中日として、
前後3日ずつ一週間にわたり行われるのです。
太陽は、天空を1年かけて一周しています。
正しく言うと、
地球は太陽の回りを1年かけて回っているので、
地球から太陽を見る方角も、1年かけて1周するわけです。
たとえば、地球が太陽から見て牡羊座の方角にあったら、
地球から太陽を見ると、
太陽は牡羊座の反対側である天秤座にあるのです。
地球は約24時間かけて自転していますが、
そのため天空上の星の見える方角も時間ごとに移動し、
やはり約24時間で一周します。
しかし地球の自転軸の方角にある星は動きません。
これが天の北極と南極で、
北半球では北極星(小犬座のポラリス)が天の北極の近くにあって
夜の方位をガイドしてくれます。
そして地球には、2つの「円」があります。
地球の公転運動により形成されるものが「黄道」で、
地球の自転運動により形成されるものが「赤道」です。
春分と秋分というのは、
太陽の中心が、この「黄道」と「赤道」の交差点を通過する
瞬間のことをいいます。
この瞬間に、太陽が赤道のちょうど真上にきます。
それが季節の分岐点となります。
ちなみに、
春分から秋分までは北半球にあり、
秋分から春分までは南半球にあります。
だから『暑さ寒さも彼岸まで』というです。
また民間信仰では、
彼岸の語源は「日願」であるという説もあります。
これは古来からの太陽信仰が由来です。
太陽信仰における春分と秋分は、
太陽が真東から出て真西に沈み、
また昼と夜の長さが同じということで、
重要な節目だったのです。
「日の願」という言葉もあり、
そこから「日願」になったようです。
地方によっては「日天願」と呼ぶそうです。
おおよそ日本の行事は、
仏教と民間信仰がブレンドされています。
ともかく日本人は、
世界では珍しい多重信仰なので、
神社(神道)へ行くだけでなく
お墓(仏教)も大切にするのです。
それは死者の供養のみにとどまらず、
残された者の使命でもあります。
taka
(原宿の占い師、中島多加仁)
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いま日本はピンチです。
戦後最大のピンチかもしれません。
とくに、政治家の手腕が問われています。
原発の反対者も増えるでしょうね。
でも今さら、原発をやめるわけにはいかない事情もあります。
かつて日本は、第二次世界大戦で無惨に負けました。
時代が時代なら、中国やロシアの植民地になっていたかもしれません。
しかし日本は、アメリカの政策に首尾よく迎合し、
ものの数年で経済大国となりました。
それは日本人が持った、ある特殊の気質が多大に影響しています。
日本人はピンチに強い!
つまり、逆境の精神があるとおもうのです。
だから……
今まで引きこもっていた人、
精神的に落ち込みやすい人、
うつ病などで悩んでいる人、
これを機に、表に出てみませんか。
東京の空は青いですよ。
すっごく澄み切っていますよ。
こんなにたくさんの犠牲者が出てしまったんですから、
いま生きている人は、その人たちの分まで生きなくてはなりません。
戦争で死ぬのも、被災して死ぬのも、
病気で死ぬのも、事故や事件で死ぬのも、
どれも共通して悲しいことだし、悔しいことなのです。
でも、いまぼくはまだ生きてるし、
あなたも、まだ、生きています。
まだ、生きている。
それは、まだ、やることがあるから。
人を救う前に、まず自分を救わなきゃね。
「死にたくない! まだ生きたい!!」
そう思ってる人が大勢います。
だから、みずから死を選んじゃダメですよ。
自分の中に潜んでいるマイナス面を、
プラスに変えてみることです。
勇気を出して行動を起こす。
一歩踏み出す、そのチャンスです。
こんなチャンス、めったに訪れないですよ。
いままでの日本は、
いままでの政治家は、
自分の利益のために私腹を肥やす。
でも、これで少しは変わるかも。
全員が変わらなくても、
ほんの数人だけでも変わってくれれば、
日本は大きく逆転するでしょう。
ピンチはチャンス!
日本がチャンス。
ぼくら自身もチャンス。
チャンスだと思った人がチャンス。
(原宿の占い師、中島多加仁)
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ようやく重い口が開きそうです。
1週間、自粛していました。
ぼくが住む原宿は、お店の3割程度が休業していて、
歩行者もまばらです。
まずお知らせから。
今月26日(土曜日)に企画していました
『ちょい足し風水』出版パーティですが、
いろいろ考えた末、中止することに決定しました。
ただ、20日の名古屋の『ほしよみ堂1周年記念パーティ』は、
(これはぼくだけの企画ではないので)
規模を縮小して開催する予定です。
楽しみにしてくださっていたお客さま、
そしてバックアップしてくれている門下生の皆さま、
とても残念ですが、今は素直に喜んでいられない心境なのです。
おそろしい地震の恐怖、そして津波の危険性を
映像を通してですが、目の当たりにしました。
その凄惨な状況は、とても言葉で形容できません。
思い起こすこと16年前、
阪神大震災のとき、ぼくは25歳で、まだ愛知県に住んでいました。
その日の早朝、鹿島神宮に参拝するため駅に向かう車中でした。
不快な揺れとともに、車がスリップしたのですが、
とくに事故もなく駅へ着くと、
巨大な地震が起きて全面運休とのこと。
すぐ帰宅し、テレビを付けると、
大惨事の映像が目に飛び込んできました。
神戸にもクライアントが多数いましたので、
そのときの戦慄を詳細に聞くことができました。
あれから16年。
今度は東北の地で、未曾有の大地震が発生しました。
それは昼間の出来事で、
ぼくはお客さまを鑑定中でした。
大きな揺れが来たとき、直下型ではなかったので、
お客さんを速やかにテーブルの下に潜るよう指示し、
ぼくは悠長に構えていました。
しかし揺れは長く、そして余震も続きました。
揺れが収まったころ、お客さんが、
「あぁ……どうしよう。子どもたちは、家は、大丈夫かしら」
と不安そうだったので、
ぼくはその場で、お客さんの住居や家族の安否を
占ってさしあげました。
「大丈夫です。震源地は遠いようですよ」
と言った瞬間、
「ん? この激しい揺れで、震源地が遠いのか……」
と脳裏に嫌なイメージを抱きました。
鑑定を終えてテレビを付けると、
もう、なんとも言えない凄惨な映像。
直下型でないから被害は小さいのかと思ったら、
なんと今回は津波の脅威が
沿岸の街を広範囲に呑み込んでいたのです。
亡くなった方、行方不明の方々のことを、
毎日考えてから眠りについています。
自分がその場にいたら、どうなったか。
溺れ死ぬのか。下敷きになって死ぬのか。
生き埋めになってしまうのか。
もし自分だけが助かって、
愛する人や大切な人たちを失ってしまったら、
どんなにやりきれないだろう……。
そんなことばかり毎日考えてしまいます。
そして次に、福島の原発問題。
東京もついに死の灰に犯されるのか、
など、不穏な空気が流れています。
昨日も今日も、友人たちから電話が鳴ります。
「たかさん、東京から逃げないの?」
もうすでに数人の友人が、西や海外へ身柄を移しています。
「どうしてそんなに落ち着いてるの?」
何度も聞かれるたびに答えます。
「ぼくは東京で死ぬと決めたから」
経済的や仕事の都合で、東京を離れられない友人たちがいます。
彼らを見捨てて、自分だけ逃げるなんてできないのです。
それに、今後の展開をちゃんと占っています。
たしかに東北地震を「占い」で予測することはできませんでした。
なぜなら、そのような『占的』を依頼されていなかったからです。
占いは「依頼」がなければ当てることができません。
でも、「今年は安心して良い」という結果は得ています。
占いにも限界があって、
それは自分に関わる事件しか当たらないこと。
その意味をふまえて、ぼくは自分の占いを信じています。
わからないことがあったら、まず自分で占ってみます。
今回の出版パーティは、企画する時も占いました。
「なにか問題が起こるけど、とりあえず企画してみたら」
というリベラルな回答でした。
なんとなく乗り気ではなかったけれど、
自分を奮い立てて計画しました。
そのおかげで、多くの人にメッセージを送ることができ、
消えかかっていた縁がたくさん復活しました。
そういえば、地震が起きた2日前、
ぼくは300頁越えの大作を脱稿したばかりで、
ちょうど11日の16時に出版社の社長が来訪する予定でした。
しかし大地震によって、中止となりました。
その社長さんは、会社のエレベーターに乗る直前で地震に遭遇したのです。
あやうく閉じ込められる寸前で、
翌日の早朝、電話でその旨を聞きました。
しかしながら今回の大地震は、
日本という国の実力が試される一大事だと思うのです。
被害総額は16兆円を越えるともいわれています。
ぜひ、政治家の皆さま、そして起業家の皆さま、
東北再建そして日本再建のために
ご尽力いただきたく切望します。
ぼくも微力ではありますが、
占術家としてできる仕事を精一杯するだけです。
この数日、計画停電などの影響で、
レッスンや鑑定がほぼキャンセルになりました。
たくさん時間ができたので、次回作の推敲に集中しました。
もし、ぼくの文章によって多くの人が楽になるのなら、
やっぱり書き続けることしかありません。
ぼくはベストセラー作家じゃないので、
できるだけマニアックで実践的な書物を、
これからも発表しなくてはと痛切に感じました。
いろいろ考えた結果、
それが、ぼくの使命だと憶いました。
たくさんのメールをいただき、
また友人たちのブログを拝見しました。
そこに書いてあった共通点は、
「自分の使命」について考える大事な機会を得た
という表現でした。
芸術家として生きている人も、
占い師として生きている人も、
みんなちっぽけな、一個の人間なんですね。
ひとりじゃ心細いんです。
だから、誰かとつながっていたい。
そうした弱い思いが、
チェーンメールなどの行為を産んでしまうのでしょう。
誤報道に振り回されないためにも、
ぜひ、身につけていただきたい叡智があります。
それが『命・卜・相』の実践占術です。
そして、自分の仕事に誇りを持って、
「いつこの身が滅びても悔いがない」
という信念を持ちながら、毎日を過ごす。
生きている限り、命ある限り、
人間は働くべきだとおもいます。
自分のために、そして社会のために。
こころざし半ばで人生を終えた同胞たちへ、
追悼の意を込めて。
taka
(原宿の占い師、中島多加仁)
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「ちょい足し風水」(扶桑社)が発売になりました。
http://tinyurl.com/4kzzqwu
で、さっそく渋谷の書店巡り。
ありましたよ、平積みで!!
写真は。文化村通りのブックファーストとパルコのリブロです。
あ り が と う ご ざ い ま す。
さて。
今回も、東京と名古屋で「出版パーティ」やります。
お日にち、お間違えのなきように
まず名古屋は「ほしよみ堂」にて。
3月20日(日)14時ごろから夕方まで。
会費:1000円(1ドリンク+おつまみ)
そして東京は、
3月26日(土)の18:00〜20:30ごろまで。
そのあとは、貸し切りではない状態で2次会に突入します。
2次会だけのご参加もお待ちしています。
場所は、bar dAZE(デイズ)http://rp.gnavi.co.jp/1008814/
会費:2000円(1ドリンク+おつまみ)
2ドリンク目からはキャッシュオンになります。
ちなみに3月26日(サニガロク)は、ぼくの誕生日でもあります!
ご都合が合えば、ぜひともお越し下さい。
よろしくお願いします。
taka
(原宿の占い師、中島多加仁)
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感無量です。
きのうは、編集担当の田中さんと、
イラストレーターのミウラエツコさんと
原宿のとあるカレーバーで打ち上げしてました。
【こちら、アマゾンでも購入できます】
http://tinyurl.com/4kzzqwu
装丁もイラストもすべて気に入ってます。
タイトルや(笑)ページ数は薄いですが、
中身はたいへん濃いです。
風水本というよりも、
古神道の魔術を、ぐぅっっとポップにした実践本です。
従来の風水とはややおもむきが異なります。
全頁フルカラーでおおくりしています。
ぜひ自分用に1冊。
そして、ご家族ご友人へのプレゼントに☆
よろしくお願いしますm(_ _)m
taka
(原宿の占い師、中島多加仁)
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