女性と男性の占い観
女性は「興味をもつ動物」
男性は「恐怖を持つ動物」
と、ぼくは考えています。
女性は、ほとんど無条件で占いが好きです。
よっぽどのことがなければネ。
しかし男性は、あまり占いを信じません。
というか、このぼくでさえ信じていませんから。
紫微斗数にかぎって言うと、実際に「そのとおり」だから、疑う余地がないだけなんです。
でも、そこに書いてあるデータを、すべて「信じて」いるわけではないのです。
いかに紫微斗数が優れていると言えども、
いくつかの欠点があります。
あたりまえですよね。この世に完璧なものなど、存在しないのですから。
ぼく自身、いままでも、いろんな占い師の鑑定をウケて、
かなりハズれた体験を多く持っています。
それだけ占いは、けっこうハズれるものなんです。
だから男性の多くは、占いなんて信じないのです。
なぜ、評判の占い師のはずなのに、
はずれてしまったりするのか!!
それは、とても書きがいのあるボリューミーなテーマなので、
いずれ時期が来たら書いてみたいとおもいます。
また、占いを信じるような奴は「軟弱い」という風説がありますね。
「自分のことは自分できめる!」
これが一般的な男性の理想像ではないでしょうか。
しかし、一生サラリーマンの平社員で終わる人ならそれでよいですよ。
会社経営者とか、グループを束ねるリーダー格になると、そうも言ってられません。
自分の経験や知識など、とても頼りにならないほど、
「ひとを使う」ということは難しいのです。
また、事業というものは、すべて博打のようなものなのです。
だからリーダーとしての才覚を期待されているクラスの男性には、
どうしても本格的な占術は欠かせないのです。
リーダーだけではありません。
この世知辛い世の中を、自分ひとりの力で生きていかねばならない
フリーランスという立場や、
専門職、アーティストなどは、
とくに、眼に見えない存在との対話のなかで、
今の自分をさらに磨き、より先を明るく見据えなくてはなりません。
そのためには、一刻の猶予も許されず、無駄な努力は避けて通りたいものです。
ここでいう本格的な占いとは、かつて「兵法」として採用されていた
四柱推命(子平八字)、
奇門遁甲(八門遁甲)、
そして断易(六爻占術)、六壬神課などであって、
けして世間で流布されている亜流の占いではありません。
それと、もうひとつ大きな点は、
冒頭でも述べたように、
女性と比べて男性は恐怖心が強いのです。
だから、根拠もなく当てられると不快に感ずるのです。
しかも、あてられたらマズい秘密もたくさんありますしね。
「あなたの彼は、いま浮気している」
なんて言われたら、男に取って迷惑ですよね。
事実の場合が多いですからね。
けれどご安心下さい。
ほとんどの占い師がズバリ断言するときは、
まずハズれそうにないことを、あてずっぽに言っているにすぎないのです。
だから、そのときは
「いいえそんなことはありません」
と泰然自若としていればよいのです。
女性は、自分の秘密を知られるのが快感ですが、
男性にとっては、気分が悪いのです。
しかし紫微斗数による命盤鑑定は、
女性はもちろんですが、
とくに占いに興味のなかった男性でも、
わりと満足して下さるんです。
その理由は、やはりその性質がとてもシステマティックだからだと思います。
杓子定規的な脅し文句を並べたり、
「絶対こうしなさい。そうしなければ不幸になります」
といった強要はありません。
その前に、占い師のモラルの問題もありますけどね。
悩んでいるときや、重要な問題を占う場合、
信用できるひとから紹介してもらって、
まず、きちんと自分の状態を理解してくれた上で、占ってもらうこと。
なぜなら本格占術というものは「あてる」ことが目的なのではなく、
「幸せに導く」もしくは「成功の鍵」をプレゼントするために
構築されたシステムだからです。
そこをよく認識できている占い師がまわりにいれば、
幸せな人が増えるんですけどね。
taka