なぜ料理が苦手な人は、 占い師になるとき苦戦するのか
今日は、占い師という仕事について、少し意外に思われるかもしれない話をします。
テーマは「料理」と「占い師」の関係です。
結論から言うと、料理が苦手な人ほど、占い師になるときに苦戦しやすい。
これは根性論でも精神論でもありません。
はっきりした理由があります。
占い師は工程型の仕事
占い師という仕事は、霊感やセンスだけで成り立つように見られがちです。
ですが実際には、かなり工程型の仕事です。
・相談を聞く
・情報を整理する
・占術に落とし込む
・結果を読み取る
・言葉に紡ぎ出す
・相手が受け取れる形で着地させる
この一連の流れは、料理と非常によく似ています。
・材料を選ぶ
・レシピを考える
・下処理をする
・火加減を調整する
・盛り付ける
どれか一つでも飛ばせば、味は必ず崩れます。
工程を軽視する人ほど、伸び悩む
料理が苦手な人の多くは、この「工程」を軽視しがちです。
・いきなり完成形を目指す。
・想像をしない。
・途中を省く。
・分量を間違える。
・失敗の原因を検証しない。
これらは、占い師として伸び悩む人の特徴と、ほぼ同じです。
自分基準か、相手基準か
次に大きいのが、相手基準で考える力です。
料理は、自分が食べたい味を作る仕事ではありません。
相手が「美味しい」と感じる味を想像して作る。
占いも同じです。
自分が言いたい言葉ではなく、相手が受け取れる言葉を選ぶ。
料理が苦手な人ほど、
「私はこう感じた」
「私はそう思う」
と、自分基準で物事を考えがちです。
占いでは、それだけでは足りません。
相手の状況、感情、理解力、タイミングまで含めて、
言葉を調整する必要があります。
料理は、この訓練を日常的にやらせてくれる行為なのです。
失敗を「自己否定」にするか「データ」にするか
もう一つ重要なのが、失敗の扱い方です。
料理は失敗します。
・味が薄い。
・火を通しすぎた。
・段取りが悪かった。
・調味料を入れすぎた。
料理が上達する人は、失敗を「データ」として扱います。
・なぜダメだったか。
・次はどう変えるか。
一方、料理が苦手な人は、「失敗」を自己否定に変えやすい。
・向いていない。
・センスがない。
・もうやらない。
占い師として伸びない人も、同じ反応をします。
「今日は当たらなかった」
「手応えがなかった」
「だから私はダメだ」
これでは、技術は積み上がりません。
見えない準備が、結果の9割を決める
料理は、見えない努力の塊です。
【仕込み/下処理/掃除/段取り】
お客さんの目には見えない部分が、味の9割を決めています。
占いも同じです。
【学習/準備/言葉の選び方/構成】
派手さはありませんが、ここをやらない占い師は、必ず頭打ちになります。
料理が苦手な人ほど、この「地味な部分」を軽視しやすい傾向があります。
感覚を翻訳できるかどうか
最後に、いちばん本質的な話をします。
料理は、感覚と理屈を往復する作業です。
「ちょっと薄い」
「ここで止める」
「もう少し火を弱める」
感覚を、具体的な行動に落とし込む。
占いもまったく同じです。
・直感
・違和感
・ひっかかり
それを、相手に伝わる言葉へ翻訳する仕事です。
料理が苦手な人は、この翻訳作業が弱い。
その結果、鑑定がこうなりがちです。
・フワッとする。
・抽象的になる。
・ダラダラと話が長い。
・何を言っているか伝わらない。
苦手は欠点ではなく、伸びしろになる
誤解しないでほしいのは、
「料理が苦手=占い師に向いていない」、という話ではありません。
正確には、料理を避けてきた人は、占い師に必要な
基礎力をまだ身につけていない、ということです。
逆に言えば、料理が苦手でも、ここから取り組めばいい。
・段取りを意識する。
・相手基準で考える。
・失敗を検証する。
それだけで、占いの伸び方は大きく変わります。
だからぼくは、占い師を育てるとき、料理経験を軽く見ません。
むしろ、飲食店経験がある人ほど、占い師としての伸びは早い。
・現実を知っている。
・工程を知っている。
・相手基準で考える。
これらは、あとから座学ではなかなか身につきません。
料理が苦手だと、占い師になるとき苦戦する。
でもそれは欠点ではありません。
気づいた瞬間から、伸びしろになるポイントです。
星読み師taka(中島多加仁)











