コラム/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数占い

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新人が辞めない現場の条件、 それは「居場所」があること

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新人が辞めたとき、現場ではこんな言葉が飛び交いがちです。

「やる気がなかったんだろう」
「思っていた仕事と違ったんだろう」
「この業界に向いてなかったのかも」

けれど、長く人を育てる立場にいると、
そう簡単に片づけてはいけない、と分かってきます。



「居場所がわからない」時間

多くの場合、辞めた理由は、能力でも根性でもありません。
もっと手前の、誰もが口にしないところに原因があります。

それは——
「ここに居ていいのか分からない時間」
が、あまりにも長く続いたこと。

居場所が分からないと、人は前に進めないものです。

初めての【場所、仲間、仕事、規則】。
新人は、そのすべてを一度に背負わされます。
けれど周りから見れば、「新人が来た」それだけのこと。

ここに、大きな温度差があります。

新人の頭の中で起きていること

本人の中では、

・何を優先すべきか分からない
・初歩的なことを聞いていいか迷う
・忙しそうな先輩に声をかける恐怖
・間違えたら評価が下がるという不安

そんな思いが、頭の中をぐるぐる回っています。

だから、手が止まる。
動きが遅くなる。
ミスも増える。

「能力不足」に見えてしまう瞬間

すると今度は、

「覚えが悪いな」
「主体性がないな」

という目で見られてしまう。
でも実際は、能力が足りないのではなく、安心が足りないだけ。

人は、
「ここに居ていい」
「失敗しても戻ってこられる」
そう感じられて、はじめて本気で動けるのです。

人が残る現場は、最初に「関係」をつくる

新人が定着する現場には、共通点があります。
それは、仕事を教える前に、関係をつくっていること。

たとえば、
「分からなかったら私に聞いてね」
「今日はここまで分かれば十分だから」
「最初は誰でも失敗するから大丈夫だよ」

そんな一言を、きちんと言葉にして伝えている。
たったそれだけで、新人の表情はまったく変わります。

人は、「正解」を知っているから安心するのではなく、
「聞いていい場所」があるから安心する。
ここを押さえている現場は、強いのです。

新人が萎縮していく現場の共通点

逆に、

・忙しいから後で
・空気を読んで動いて
・とりあえず見て覚えて

これが当たり前になると、新人は学ぶ前に、遠慮と萎縮を覚えます。

・質問しない。
・相談しない。
・失敗を隠す。

その結果、周りからは「何を考えているか分からない人」
に見えてしまうのですが、本人は、
「自分は向いていないのかも」と思い込む。

…そしてある日、何も言わずに辞めていく。
これは、珍しい話でも、特別な話でもありません。


最初の一週間は、その人の未来を決める

新人を迎えるとき、制度やマニュアルがなくても、本当は大丈夫です。
必要なのは、最初の設計を、少しだけ意識すること。

たとえば、次の三つ。

1)頼っていい人を決めておく
「この人があなたの窓口です」と明確にする。

2)数日の流れを先に伝える
「今日はこれ」「明日はここまで」と見通しを与える。

3)何度でも聞いていいと、はっきり言葉にする
当たり前と思わず、あえて伝える。

安心が生む、前向きな行動

これだけで、新人の中に生まれるのは、
「分からなくても大丈夫」という安心です。

人は安心すると、自分から動こうとします。
メモを取ったり、工夫しようとします。

逆に、不安なままだと、言われたことしかできなくなり、
少しの失敗で心が折れてしまうのです。

「お試し期間」ではなく「分かれ道」

最初の一週間は、お試し期間ではありません。

その人が、ここで踏ん張れる人になるか、
それとも、静かに去っていく人になるか…、

未来への分かれ道なのです。

人は、役に立てていると感じるから残るのではありません。

自分は、ここで必要とされている。
この人たちの一員なんだ。

そう感じられるから、多少つらくても、もう一歩踏ん張れるのです。

順番を間違えないということ

最初から
「いつ戦力になるか」
「どれだけ早く一人前になるか」
そればかりを求められると、
新人は、まだ居場所もないまま、結果だけを背負わされてしまう。
それは、根が張る前に、大木になることを求めるようなもの。

まず根を張る。
つまり、人として迎えられ、仲間になる。
その土台があって、はじめて技術も、責任も、成果も育つ。

順番を間違えてはいけません。

新人が辞めない会社、人が育ち続ける組織とは、
優秀な人材が集まる場所でも、給料が高いわけでもありません。
人を迎えるときの姿勢が、ほんの少し丁寧なだけ。

組織の未来をつくる、たった一つの問い

次に新人を迎えるあなたに、一つだけ問いを残します。

この人が、一日の終わりに、
「ここに来てよかった」
と思えるとしたら、
それは、どんな一日だろうか。

その一日を思い描き、ほんの少し設計すること。

それこそが、組織の未来をつくる、確かな一歩なのだと思います。

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【成功するためのマインド、占い師の心得をメールマガジンで受け取る

占い師という仕事は 技術職であると同時に 人間力の仕事です

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大文字メロウさんとの対談動画、『イラっとくる占い師の特徴3選』ご覧いただけたでしょうか?

https://www.youtube.com/watch?v=c7XwmA9Ks_8&t=12s

わずか13分の短い動画なので、お時間のある時にぜひご覧ください。
そして、高評価(いいね)と、ぜひコメントも書いてほしいです。
もし、あなたが占い師として成功したいなら、コメントやレビューを書くことは、とても大切です。
なぜかというと──人は、他人の言葉にしか動かないからです。
たったひとつのレビュー、心あたたまるコメントは、
圧倒的な力を持つでしょう。


占い師を目指す人へ、どうしても伝えたいこと

今日は、占い師を目指している人、すでに現場に立っている人に向けて、どうしても伝えたい話があります。
それにあわせて、一本の動画を公開しました。

そのテーマが「イラっとくる占い師の特徴3選」

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ストレートなタイトルですが、誰かを叩くためのものではありません。
むしろこれは、「選ばれる占い師」と「二度と選ばれない占い師」を分ける、決定的な分岐点の話です。

現場で見てきた、伸びる人・伸びない人の違い

ぼくはこれまで、何万人もの相談を聞き、何百人もの占い師を育て、何十店舗もの現場を見てた中で、
「この人、伸びるな」
「この人は、どれだけ技術があっても厳しそうだな」
と感じる瞬間には、はっきりとした共通点があります。

今回の動画では、あえて「イラっとくる占い師」という切り口で、
その特徴を3つにまとめました。

不安を煽ってリピートさせようとする占い師

まずひとつ目は、不安を煽ってリピートさせようとする占い師です。

「このままだと大変なことになる」
「またすぐ来ないと運気が下がる」
「放っておくと取り返しがつかないよ」

こんな言葉で、お客さまの不安を刺激し、無理やり次の予約を取ろうとする。
まるで歯医者の定期検診のように、「怖がらせて通わせる」やり方です。

でも、ぼくは思うんです。

占いは、人を縛るためのものじゃない。
人を前に進ませるためのものだ、と。

不安で縛られたリピートは、一見、売上になります。
でもそれは、信頼を切り売りしているだけです。

長く続く占い師ほど、お客さまを依存させません。
自分がいなくても歩けるように、背中を押す鑑定をしています。

知識があれば十分だと思っている占い師

次に、占いに詳しければ十分だと思っている占い師。
難しい専門用語を並べ、命式やカードの意味を一方的に語り続ける。
「こんなに詳しい自分はすごい」
どこかで、そう思ってしまっている。

でも、お客さまが本当に欲しいのは、あなたの「知識の披露」ではありません。

「この人は、私の話をちゃんと聞いてくれている」
「この人は、私の気持ちをわかろうとしてくれている」

この実感です。
占い師に必要なのは、当てる力より、受け止める力。
どれだけ技術があっても、相手の心に触れられなければ、鑑定はただの説明で終わります。

自分語りと売り込みが多い占い師

そして三つ目は、自分語りと売り込みが多い占い師。

「私も昔は苦労してね…」
「この講座が本当にすごくて…」
「このグッズを持つと運が上がる」

気づけば、鑑定の主役が、相談者から占い師にすり替わっている。
鑑定は、あなたの成功談を語る場所でも、営業トークをする場所でもありません。
そこは、相談者の時間です。
その大切な時間を奪った瞬間、信頼は静かに失われていきます。

この動画を、どう観てほしいか

今回の動画では、このような話を、現場の実例も交えながら語っています。
正直、耳の痛い人もいると思います。

「本気で成功したい」
「人に選ばれる存在になりたい」

もしそう思うなら、一度は向き合ってほしい内容です。

動画を観るときは、誰かを批判するためではなく、
自分自身に問いかけながら観てください。

「自分は大丈夫だろうか?」
「知らないうちに、お客さまを置き去りにしていないか?」

この問いを持てる人だけが、占い師として一段上に行けます。

占い師という仕事の本質

占い師という仕事は、技術職であると同時に、人間力の仕事です。
だからこそ、知識を増やすだけでなく、姿勢を磨き続ける人が、最後に選ばれる。

この動画が、あなた自身の鑑定を見直すきっかけになれば、嬉しいです。

本日18時から、生配信も行います

今日は日曜日なので、18時から恒例の生配信です。

【超極秘】占いが当たるメカニズム完全公開
https://www.youtube.com/watch?v=ZoaFl-9Eb1M

約1時間、ひとりで語ります。

お時間調整できそうでしたら、ぜひオンタイムで参加してください。

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【成功するためのマインド、占い師の心得をメールマガジンで受け取る

予約や来客ゼロの日こそ、 占い師の真価が問われる

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昨日は、「稼げない時期にバイトをどう考えるか」
という話をしました。

昨日のコラムはこちら
https://www.hoshiyomitaka.com/blog/cat23/post-1212.php
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今日は予告どおり、
「じゃあ予約がゼロの日に何をすればいいのか」
ここを、はっきりさせます。


予約ゼロの日に、いちばんやってはいけないこと

結論から言います。

予約ゼロの日に、いちばんやってはいけないのは「何もしないこと」。

「今日は縁がなかった」
「流れが悪い日だ」
「また明日がある」

そうやって自分をなだめて終わる。
これは、占い師として最悪の一日です。
なぜなら、予約ゼロの日ほど改善材料が山ほど転がっている日はないから。

予約ゼロの日に、必ずやるべき5つのこと

逆に言えば、予約ゼロの日にやるべきことは明確です。

① 導線を見直す
② 発信を止めない
③ プロフィールを磨く
④ 数字を正面から見る
鑑定の質を上げる

ひとつずつ説明します。

① 導線を見直す

あなたは今、
「どこから来た人が、どうやって予約するのか」
これを自分の言葉で説明できますか?

説明できないなら、それは導線が設計されていないということ。

ブログ、X、Instagram、YouTube、紹介、口コミ。
どこから来て、どこを通って、どうやって予約に至るのか。

予約ゼロの日は、これを紙に書き出し、

・どこで人が離脱しているか
・自分でも分かりにくくないか

を、徹底的に点検する日です。

② 発信を止めない

予約がないときほど、発信が止まる人がいます。
でも実際は、発信が止まるから予約も止まるのです。

・今日の気づき
・鑑定でよくある相談
・最近感じていること

このどれかを、短くてもいいから外に出す。
完璧じゃなくていい。
出すことに意味があります。


③ プロフィールを磨く

予約ゼロという事実は、今のあなたの肩書きと紹介文が
「選ばれていない状態」だということ。
これは才能の問題ではありません。

・伝わっていない
・刺さっていない
・安心感が足りない

このどれかです。

予約ゼロの日は、

・写真を変えてみる
・キャッチコピーを直す
・実績の書き方を工夫する

予約ゼロの日は、プロフィールを一段階レベルアップさせる日なのです。

④ 数字から目をそらさない

いちばん多くの人が避けるのが、この部分。

・アクセス数
・クリック数
・予約率
・リピート率

「なんとなく」ではなく、数字として把握していますか?
感覚だけでやっている人は、一生、運や才能のせいにします。
数字を見る人だけが、改善でき、伸びていく。

ゼロの日に消える人、残る人

ここで、はっきり言います。

予約ゼロの日に、

・落ち込んで終わる人
・今日は休みと決める人
・不安になって愚痴る人

この人たちは、そのまま消えていきます。

一方で、

「今日は材料が集まった」
「直すところが見えた」
「明日が楽しみだ」

そう言って机に向かえる人だけが、占い師として生き残ります。
売上がある日より、ゼロの日の過ごし方で、その人の未来の売上はほぼ決まります。

才能でも、センスでもありません。
「空白時間をどう使うか」それだけです。

⑤ 鑑定の質を上げる

最後に、いちばん大事なことは「鑑定の質を上げる」こと。
予約ゼロの日にこれをやらないのは、本当にもったいない。

なぜなら、あなたの商品は「語り」だからです。

・過去の鑑定メモを見返す
・うまくいかなかった鑑定を検証する
・他人の鑑定ログを研究する

こうした作業を、売れていない時期に積めるかどうかで差がつきます。

言葉が、未来の売上を作る

鑑定の質が上がれば、

・満足度が上がる
・リピートが増える
・紹介が生まれる

小手先の集客より、確実に未来の売上を作ります。

占い師の仕事は、突き詰めると「何を言うか」ではなく「どう言うか」です。
同じカード、同じ命式でも、心に届く人と、何も残らない人がいる。
その差を生むのが、言葉の力です。

予約ゼロの日は、最高の仕込み日

・自分の鑑定文を書き直す
・過去の言い回しを磨く
・うまい人の表現を書き写す

かりに占いが当たっても、言葉が刺さらなければ人は戻ってこない。
逆に考えると言葉のセンスが磨かれれば、

・納得感が生まれ
・勇気が湧き
・行動が変わる

ひとつの結果を3通りの言い方で表現してみる。
この地味な訓練量で、未来のリピート率はほぼ決まります。

予約ゼロの日は、ダメな証拠ではありません。
まだまだ伸びる余地が山ほどある証拠。

昨日がゼロだったなら、今日は、濃い一日にしてください。

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バイトをすることで 判断停止になることが問題

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昨日のメルマガを読んで、こんな質問をいただきました。
「稼げなくても、バイトしないほうがいいんですか?」

今日は、この問いに正面から答えます。



問題は「バイトか占いか」ではない

結論から言います。
バイトをしてもいい場合
と、絶対にやめたほうがいい場合があります。
問題は、「バイトか、占いか」ではありません。
そのバイトが「あなたを前に進めているかどうか」です。

絶対にやってはいけないバイトの条件

まず、やってはいけないバイトは、次のようなものです。

・生活費を守るためだけ
・不安を感じた瞬間に入れる
・占いがダメな理由を「時間不足」にできる

このタイプのバイトの最大の問題は、収入ではありません。
判断力を奪うことです。

・今日は予約がゼロでもいい。
・今日は発信しなくてもいい。
・今日は改善しなくてもいい。

→なぜなら、別のところからお金が入るから。
この状態で、占いの売上が伸びることはありません。

やってもいいバイトには条件がある

では逆に、やってもいいバイトとは何か。
条件は、はっきりしています。

・期間が決まっている
・逃げ場にならない
・時間が固定されている
・占いの主軸を一切揺らさない

たとえば、
「あと3ヶ月だけ」
「週1日だけ」
「占いの予約を最優先にする」

こうした設計された両立であれば、問題ありません。
ここが、多くの人が勘違いしているところです。

「現実的判断」の正体

稼げない占い師がバイトに逃げるとき、
本人は「現実的な判断」をしているつもりです。
でも実際は、覚悟を先延ばしにする判断をしているだけ。

一方で、稼げる占い師は違います。
たとえ稼げない時期でも、

・導線を直す
・発信を続ける
・数字を見直す
・改善を止めない

収入がゼロでも、前に進む行動は止めません。

バイトが「毒」になる人の共通点

ここで、ひとつの基準を出します。

もし今、あなたが
「もう少し稼げるようになったら本気を出そう」
と思っているなら、その時点で、バイトは毒になります。

逆に、
「今は苦しいけど、やることは分かっている」
「今日やる改善が明確にある」
そう言えるなら、短期的なバイトは戦略になります。

つまり、こういうことです。

バイトが問題なのではない。
バイトが判断停止装置になることが問題。

稼げなくても、やるべきことが明確で、動線が一本通っているなら、
占い師は、ちゃんと前に進んでいます。


最後に・・・

占い師という仕事は、未来を語る仕事です。
その人自身が、

・迷っている
・逃げ道を探している
・判断を先延ばしにしている

この状態では、人の人生を導くことはできません。

バイトをするかどうか自体は、問題ではない。
あなたの主軸が、どこにあるか。
今日一度、そこだけは確認してください。

明日は、さらに踏み込みます。

「では、稼げない時期に一日の時間をどう使えばいいのか」

予約がゼロの日。
不安だけが膨らむ日。
何をしていいか分からない日。

そんな日に、やってはいけないこと。
そして、必ずやるべきこと。
占い師として生き残る人と、消えていく人の違いは、

才能ではなく、この「空白時間」の使い方です。

また明日、続きます。

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占い師として生きると決めた人は まず月25万円を越えなさい

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占い師になった!
…でも、稼げない。

こんなとき、うまくいかない人は決まってこう言います。

「生活があるので、まずはバイトを…」
「前職に戻って、落ち着いたら再挑戦します」

厳しい現実を言います。
落ち着いたら再挑戦は、ほぼ来ません。
なぜなら、稼げない理由は時間不足ではなく、構造だからです。



Aさんの場合:バイトを入れた瞬間に崩れる構造

占い師としてデビューし、最初の2ヶ月はやる気があったAさん。
しかし、お客さんはなかなか増えない。

不安になり、週3でバイトを入れた。
ここから、崩れ方は決まっています。

まず、発信が止まる
「疲れた」「今日は無理」という気持ちによって、
SNSやブログが飛び飛びになる。

次に、改善が止まる
鑑定の振り返り、メニューの見直し、
導線づくりが後回しになる。

そして、チャンスに乗れなくなる
急な予約が入っても
「その日はバイトです」と断る。
さらに、バイト収入が安定するほど、占いの売上が恥に感じ始める。
こうして、鑑定への姿勢が弱くなってしまうのです。

Bさんの場合:一度「安定」に戻ったら…

会社員を辞めて占い師になったBさん。
稼げない月が続き、前職に復帰しました。

本人は「生活を整えて、また占いに戻ります」と言います。
でも、戻れません。
なぜなら、毎月給与が入るからです。
周囲からは「良かったね、安定したね」と言われ、ホッとする。

すると、脳はこう学習します。

挑戦=危険
安定=正解

人はひとたび安心を覚えると、二度目の挑戦は一度目より怖くなるもので、
もう一回脳が「危険」と感じる方には戻れなくなってしまいます。

Cさんの場合:「もっと学んでから」は最大の罠

勉強熱心なCさんは、講座も受けたし道具も揃えました。
それでも稼げず、本人はこう結論づけます。
「私はまだ未熟だから。もっと学んでから始めよう」
これが、最大の罠です。

稼げない原因を技術だと思い込むと、こうなります。

・学ぶ(気持ちよくなる)
・実践が減る(怖いから)

その結果、実績が積めない→自信がつかない→そしてさらに学ぶ…

無限ループに陥ります。

売れている人は、鑑定が上手だから売れたのではありません。
売れる動きするから売れたのです。

つまり、売れる人がやっているのは次のことです。

・予約が入る導線を作る
・商品設計を見直す
・発信を続ける
・会話を磨く

ここが弱いまま「学び」だけ増やすと、一生「準備中の占い師」になります。

Dさんの場合:「生活費を守る」は、挑戦とぶつかる

Dさんは言いました。
「生活費を守らないと、心が折れるので…」
気持ちは分かりますが、冷酷な現実があります。

生活費を守る行動は、挑戦の行動とぶつかる。

本来なら、予約がない日は外に出て、発信素材を作るべき。
でも生活費を守る選択をすると、その時間は仕事で埋まる。
結果、占いの売上は永遠に伸びません。

そして最後に、こう言うのです。
「やっぱり、占いは稼げない世界なんですね」

違います。
稼げない構造を選んだだけです。

まず通すべき、一本の稼ぐ導線

やるべきことはシンプルです。

【発信 → 予約 → 鑑定 → リピート】

この4点を、一本に通す。
そのために、まず最低限の数字を決めます。

「今月3人」
「来月6人」

金額より、先に人数目標を置く。
逃げ道の時間を作らない。
空いた時間は、再生産に使う。
学びより、改善より、まずは導線の見直しです。

月25万円は「最低ライン」

月25万円を、鑑定だけで作ると仮定します。
新規を追い続ける必要はありません。
リピート前提で指名客を作る。
目安はこうです。

・月の新規:5〜10人
・既存リピート:15〜20人

これで、25万円は超えます。
大事なのは、一回で終わらせない設計
具体策としては、鑑定の最後に「次の一手」を必ず提示する心構え。

「次は◯月頃に見ると変化が分かります」

占いは単発商品ではなく、連続商品です。

月25万円を作る人は、鑑定していない時間を「仕込み」に使っています。
「空き時間=集客時間」に変える。
ここがバイトに逃げる人との決定的な差です。
予約がない日に何をするべきなのかは、この通り。

× 不安になる
× 勉強する(逃避)
× バイトに行く

◯ 発信する
◯ 導線を直す
◯ 企画を考える
◯ プロフィールを磨く

25万円を越えた先にあるもの

覚悟が決まっていない人は、こう言います。
「余裕ができたら本気出します」

いいえ、逆です。
最低ラインを越えた人だけが、次に進める。

月25万円を越えると、

・焦りが減る
・発信が続く
・判断が安定する
・単価を上げられる

次のステージが見えてきます。

占い師の特権

電話で10万円。
対面で10万円。
チャットで5万円。

これで合計25万円になります。
さらに、講師やレッスンを加えれば、プラス10〜20万円。
ひとつの柱ではなく、三つのキャッシュポイントを持てる。

これが、占い師の特権です。

占い師として月25万円を稼ぐのは、才能の証明ではありません。
主軸を決めた人に、数字はついてきます。
逃げ道ではなく、設計として選んだ人の結果です。

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敬語・謙譲語・丁寧語・尊敬語の 正しい使い分けができない人たち

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今日は、なぜ「売れない人」が生まれ続けるのか。
その構造的な原因について書いてみます。

理由はいくつかありますが、決定的なものを一つ挙げるなら——
日本語を使う身でありながら、敬語・謙譲語・丁寧語・尊敬語の使い分けができていないことです。

これは国語力の問題なのか、それとも立場認識の欠如なのか。
正直なところ、はなはだ疑問です。



丁寧なのに、失礼になる人たち

売れない人たちは、丁寧にしようとして不自然になり、
フラットにしようとして失礼に、そして距離を縮めようとして馴れ馴れしいのです。
その結果、「この人、どの立場で話してるんだろう?」
という違和感を相手に与えてしまうのです。

占い師は『安心』と『信頼』が商品です。
言葉の階層が崩れることで、信頼の階層も崩れているのです。

立場認識が壊れている言葉の例

最近、とくに目につく決定的な例があります。
それが、何気なく使われるこの二言。

・「先生が言った」
・「お客さんが来た」

一見、問題なさそうに聞こえるかもしれません。
ですが、これは単なる敬語ミスではありません。
立場認識の崩壊です。

「先生が言った」が示すもの

「言った」という動詞は、身内・同輩・目下に使う言葉です。
つまりこの一言で、自分より上位に置くべき存在を、無意識に同列、あるいは下に置いています。

本来なら、

・「先生より伺いました」
・「先生が仰っていました」
・「先生からお話がありました」

最低でも、このレベルが必要です。

口調が丁寧かどうかは関係ありません。
主語と動詞の時点で失格なのです。

「お客さんが来た」に潜む視点

次に、「お客さんが来た」、これも同じ構造です。
「来る」「来た」は、自分を基準にした動詞。
接客業でありながら、視点が完全に【上】にあります。

本来なら、

・「いらっしゃいました」
・「ご来店がありました」
・「お越しくださいました」

少なくとも、こう言えなければ話にならない。
「お客さんが来た」と言った瞬間、その人は無意識にお客を下に置いています。

本人に悪気がないのが、いちばん厄介

重要なのは、ほとんどの場合、本人に悪気がないことです。

「丁寧に話している」
「失礼なつもりはない」

そう思っている人が大半です。
本人は、わりと優しく、丁寧な口調で語っています。
ですが、残念ながら違うのです。
敬語とは、丁寧に話すことではありません

相手との距離と立場を、言葉の構造で正確に示す「日本語特有の技術」です。

だからこそ、いくら声が柔らかくても、態度が低姿勢でも、主語と動詞が狂っていれば、すべて台無しです。


売れない人の共通点

売れない人に共通しているのは、敬語が使えないことではありません。
自分がどこに立っているか分かっていないことです。

意外かもしれませんが、

・先生が「言った」
・お客さんが「来た」

という何気ない言葉、なんと50歳以上の人のほぼ半数が使っているのです。
そして、誰からもそれを指摘されることはない。
正直、このぼくですら、「言おうかなぁ…でもやっぱやめとこ。」となるものです。

指摘されない年齢のライン

少し偏見かもしれませんが、40歳手前までならまだ教えられます。
しかし40歳を過ぎた人に敬語・謙譲語・丁寧語・尊敬語の
正しい使い分けを指摘するのは、どうしても躊躇してしまいます。

どれも些細なことですが、、これが売上と信頼を決定づける差なのです。

「占い師として売れたいなら、技術の前に、人として立て。」

——読んで痛かった人ほど、必ず伸びます。

若い人が早く成功する理由

なぜ若い人は、早く成功できるのか。
それは、言ってもらえるからです。
ただし、最近は繊細な人が増え、若い人に注意するときもかなり気を使う時代。
そのせいで、昔ほど簡単に一気に爆売れする人は減っています。

結局、売れるのは——

・繊細じゃない人
・気が強くない人
・プライドが高くない人
・素直に受け止められる人

ということなのです。

最後にひとつ。
「敬語はマナーではない。戦略だ。」

それでは、また明日、続きを書いてみます。

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優しいだけの人に厳しい年

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昨日は日曜日ということで、恒例のYouTube生配信を行いました。

『2026年 運気超アップ マル秘術公開』
https://www.youtube.com/watch?v=GQQcXIEhSro
(約1時間/アーカイブあり)

お時間のあるときにぜひご覧ください。
そして、高評価(いいね)とコメントももらえると嬉しいです。
もしあなたが、占い師として成功したいなら、コメントやレビューを書くことです。
なぜなら――人は、他人の言葉にしか動かないから。
たったひとつのレビュー、心あたたまるコメントは、圧倒的な力を持つでしょう。



占いは「ひとつの視点」では語れない

占いの世界には、

・干支(十干十二支)
・九星
・西洋占星術

と、複数の要素があります。

どれか一つに寄せて語ると、どうしても偏る。
だからぼくは、いつも三つの体系を重ねて、共通して見えてくる「年の性格」を整理しています。

ただし大前提として、これは予言ではありません。

年が人を決めるのではなく、人がその年をどう使うか。
ここまでが、占いとして誠実に言える範囲です。

2026年は「火」が極まる年

2026年は、丙午(ひのえ・うま)の年です。
丙は「陽の火」であり、太陽、表舞台、顕在化、公表など。
午もまた火のピークで、拡散、加速、極端、暴走などを意味します。

五行で見ると、火 × 火 = 火が最大になる年です。

この火は、味方になれば爆発力。
しかし、覚悟がなければ身を焼きます。

・隠していたものが表に出る
・中途半端が一番燃え尽きる
・感情や主張が過激化しやすい

だからこそ、丙午の本質は「勢いの年」ではなく、「覚悟の年」。
経営者や表に立つ人は、責任と覚悟があれば伸びるでしょう。
一方で、癒し系や曖昧な立ち位置は、火に耐えられず消耗しやすい。
無職や迷走中の人は、方向性のなさが一気に露呈する。
来年は、情熱を持つこと自体が武器になる年ではありません。
情熱に責任を乗せられるか。そこが分かれ道です。

一白水星が選ぶ「続く人」

2026年は、九星でいうと一白水星の年。
水の性質を持ち、始まり・本音・流れ・無意識・裏側を象徴します。

表より内側。
音もなく流れ、嘘や見せかけを嫌う。

ここに丙午の火が重なると――

表(丙午)=過激、炎上、拡散。
裏(一白)=本音、本質、基盤。

つまり、2026年は中身がない人ほど、表で燃える年になります。

会社員は、見栄えより実務の深さが問われる。
占い師や講師は、内面が浅いと存在が軽くなる。
フリーランスは、信頼という水脈がないと干上がる。
一白水星は、「続く人」を選別します。

木星と外惑星の動き

2026年の木星は、蟹座が主役です。
西洋占星術では、木星は拡大・発展・守護・社会的成功を象徴します。
木星は、2025年6月〜2026年6月まで蟹座、後半から獅子座へ移動します。
つまり2026年の大半は、蟹座の木星なのです。
蟹座のテーマは、仲間・家族・帰属・守られる場所

蟹座木星は個人主義を拡大しません。

・誰と組んでいるか。
・どこに属しているか。
・守るべきものがあるか。

これを拡大させ、強化するのが蟹座木星です。

組織に貢献している人は運が太るでしょう。
孤立している人は、拡大せず、不安だけ増します。

土星は魚座から牡羊座へ移動することになり、
曖昧さを整理して「私はこう生きる」という宣言に、責任を持てるかを問われます。

海王星も魚座から牡羊座へ移動しますので、
癒しや共感ブームの総仕上げが終わり、理想は行動して初めて価値を持つという時代に入ります。

冥王星は水瓶座に定着し、
組織・共同体・ネットワークの再編が進むでしょう。
どこに属するかがあなたの勝負を分けるのです。

天王星は双子座的テーマなので
情報、言語、教育、AI、通信がさらに便利になります。
「知っている」より「使える・伝えられる」が重要。

優しさだけでは、もう足りない

こうした流れをまとめると、
癒し・共感・ふわっとした優しさに限界が見えてきます。

来年、運が落ちる人は能力がない人ではありません。

「引き受けていない人」です。

・役割を持つ
・所属を選ぶ
・立場を決める
・行動を宣言する

これを意識するだけで、「落ちる側」から外れるわけです。

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【成功するためのマインド、占い師の心得をメールマガジンで受け取る

強みを一行で言い切る 秀逸なキャッチコピーの重要性

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今日は12月13日、土曜日。
DMMオンラインサロンの開催日です。

まずは12時からはメロウさんの対面グループレッスン。
こちらはすでに満員御礼
少し休憩を挟み、16時からはダイヤモンドコースの現地グルコン、
17時30分からはオンラインサロンが続きます。

そして19時からは、毎月1回開催している恒例のオフ会が開かれます。
メルマガやYouTubeでは語れない秘密の成功術や際どい話など、
いつも本音トークが飛び交う濃い時間です。

ほしよみアカデミー生は、半年間無料で参加可能。
受講期間終了後は、以下のページからお申し込みください。

【星読みTakaの占い交流サロン】
https://lounge.dmm.com/detail/5774/

月額1,980円で、毎月2回のサロンに参加できます。
過去の動画アーカイブもすべて視聴できます。


占い師が伸び悩む、本当の理由

今日は、ぼく自身の経験から見えている核心をお話しします。
占い師が伸び悩む理由は、占術や努力不足よりも、実はもっと手前の部分にあります。
まず、多くのプロフィールに「鋭いフック」がありません。
占い師のプロフィールは、職務経歴ではありません。
必要なのは、「この人に相談してみたい」と思わせる物語性と切れ味が必要です。

ところが実際は、こうなりがち。

・当たり前の経歴の羅列
・どこにでもいる占い師テンプレ
・結局、何者かわからない

プロフィールに刺さる一行がない限り、どれだけ実力があっても、読者の心は動きません。
フックとは技術や才能ではなく編集力です。

ビジュアルは「入口」、実力は「出口」

次に多いのが、写真=ビジュアルへのこだわりの弱さ。

「占いは中身で勝負」
という考えで止まる人は、絶対に伸びません。
現実には、ビジュアルが入口、実力が出口です。

・清潔感
・世界観
・印象の強さ
・「この人は他と違う」

どれも占い師にとって武器になります。
売れている占い師は例外なく、ビジュアルに強みがあります。
華やかさとか、美しさではなく、
「この人と話してみたい」と感じる雰囲気です。

キャッチコピーは「宣言文」である

そして、最大の盲点。
そして、キャッチコピーが秀逸ではない。
キャッチコピーは、文章力でも才能でもありません。
読者の迷いを一行で解決する力です。

しかし多くの人は、

・長い
・抽象的
・誰に向けているか不明
・占い師らしい言葉に逃げる

これでは、誰にも振り向かれません。
キャッチコピーは、「強みを一行で言い切る」という宣言文です。
ここが弱いと、どれだけ鑑定が上手でも仕事にはつながりません。


入口と出口

月30万円にすら届かない理由。
それは、占術でも努力でもありません。
入口(プロフィール・写真・コピー)が弱い。
ただ、それだけ。

入口で勝てない人は、出口(鑑定)で勝つこともできません。
入口を整えれば、数字は自然と伸びていきます。
「発信しているつもり」でも、入口がバラバラだと、お客さんは行動しません。

稼げない人ほど、導線がない

稼げない人ほど、発信の軸が散らかっています。
鑑定後の導線を作っていない、鑑定して終わりの人。

必要なのは、次の一歩を促すひと言。
「また困ったら相談してね」
「状況が動いたらお知らせくださいね」
この一言があるかないかで、リピート率は大きく変わります。

さらに、稼げない人は返信速度が不安定です。
1日ごとに返信の波があると、信頼は落ちます。
稼げない人は、返信が早い日と遅い日の差が大きい。
稼げる人は、いつもだいたい同じテンポで返しています。
これだけで依頼数は大きく変わります。

最大の落とし穴は「自己流」

そして最後に、もっとも危険な落とし穴が、自己流へのこだわり

自己流で文章を書く、自己流で占術を並べる、自己流で導線を設計する…
これらはすべて非効率であり、伸びない人の典型です。
結果を出している人に学び、基準を受け入れる人が伸びます。

自己流に固執する人は、どれだけ才能があっても、どこかで頭打ちになります。

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辞める人が多い業界だから、淡々と続けるだけで上位に食い込める

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大文字メロウさんとの対談動画は、もうご覧になりましたか?

『チャット占い師になるメリット3選』
https://www.youtube.com/watch?v=jN1Yhi7OKf0&lc=Ugzwbhk_yyFWt45gR014AaABAg
もしまだチャンネル登録をしていないなら、この機会に登録を。
そして「高評価」と「コメント」をぜひ残してください。

あなたが占い師として成功したいなら、コメントやレビューを書くことが、上達の近道なのです。
なぜなら、人は“本人の言葉”よりも“第三者の言葉”で動くから。

たったひとつのコメントや、心あたたまるコメントは、圧倒的な力を持つでしょう。
さらに、レビューを書くことで「観察力」が磨かれていきます。



淡々と続けるだけで、上位に食い込める

昨日のメルマガの最後に、「占い師としての具体的な目標を立てましょう」というお話を書きました。

本業占い師になったら、月収30万は確保。
そして、つねに50万円以上を狙いましょう。
かりに副業でも、5万から10万円を目標にすることです。

まだ読まれていない方は、こちらのコラムからご覧ください。

トラブルを恐れるな、むしろ トラブルがないことを恐れよ

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そして、ここからがもっと大事な話です。

占い師という仕事は「がんばった分だけ収入になる」という構造ではありません。
がんばりよりも、正しい場所に立ち、正しい流れに乗ることが、収入の差を生むのです。

・実力よりも 環境
・努力よりも 導線
・能力よりも 継続

これはぼくが、何百人もの占い師を育ててきて確信した事実です。

だからこそ、メロウさんとの対談で語った「チャット占い」の価値は、単なる副業の話ではありません。

・店舗にいなくても仕事になる
・家庭や本業と両立できる
・鑑定経験を積むスピードが速い

この3つのメリットは、占い師として生き続けるうえで、一生役に立つ土台になります。

売れる占い師は、数字の目標を持っている

そして、ここからが勝負です。
売れる人は、必ず「数字の目標を持っている」。
逆に、稼げない人は必ず「数字の目標を曖昧にしている」。
目標は欲望ではなく、行動を整えるための基準です。

『数字』は気合いでは作れません。
必要なのは『構造』です。
売れている占い師は例外なく、【月の鑑定数×平均単価】、この2つを管理しています。
例:
月30万円 → 60件 × 5,000円
月50万円 → 80件 × 6,000円

とてもシンプルです。
数字を作れない人の共通項は、

・件数を数えていない
・単価を把握していない
・自分の弱点を知らない

まずは「先月の数字を言えるか」から始まります。
数字がわかれば、足りないものが明確になり、改善策が必ず見えてきます。

導線がないと、数字は動かない

導線とは、
【 読者 → 興味 → 予約 → 鑑定 → 再訪 】
までの一連の流れです。
どこか1つ欠ければ、売上は落ちます。

導線を整える最短ルートは3つ。

1.発信の場所を決める
SNSでもブログでもYouTubeでも、状況がわかる場所を作る。

2.予約ページに迷わせない
予約リンクが埋もれている人は、どれだけ人気でも伸びません。

3.鑑定後のひと言を忘れない
たとえば、「また状況が動いたら、いつでもお知らせくださいね」
この一言があるだけで、再訪率は段違いです。

シンプルですが、この3つを続けられる人は強いのです。

数字を作る方法

チャット鑑定が最強の基礎トレーニングである理由は3つ。

・回転が速い
・やり直しができる
・文章力が鍛えられる

現場で最も差がつくのは文章の温度。
言い回しひとつで、信頼度が大きく変わります。

伸ばし方のポイントは、

・結論を先に書く。
・理由は短く、丁寧に。
・返信速度を安定させる。
・相手の言葉を一部引用する。

これを続けるだけで、
月5万円→ 10万円→ 20万円と、
数字は一定のリズムで伸びます。

なぜならチャット占いには、「継続するだけで勝てる層」が必ず存在するから。
導線とは、テクニックではなく習慣です。
売れ続ける人は、必ず淡々とこれを続けています。

辞める人が多い業界だからこそ、淡々と続けるだけで上位に食い込めるのです。
数字を作る方法は根性ではありません。

・数字
・導線
・チャット運用

この3つを整えるだけ。
才能や特別なセンスではなく、正しい方向に積み重ねる力です。

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揉める店には原因があり 崩れない店には仕組みがある

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占い館の経営は、数字だけでは語れません。

業態はサービス業であっても、本質は「人間関係のマネジメント」。
どれだけ占いが当たる人を揃えても、どれだけ店舗を増やしても、人間関係が悪ければ、店は必ず崩れます。
逆に、多少不器用でも、役割と距離感が整っていれば、店は息を吹き返すように成長していきます。


3つの立場がつくる占い館の構造

占い館には
オーナー・店長・看板占い師
という3つの立場があります。

この関係性を理解せず適当に付き合うと、最初は順調でも最後は必ず人間関係が破綻します。
実際、ぼくは何度もその瞬間を目の当たりにしてきました。

オーナーの役割:方向性を決める人

オーナーの仕事は、現場に口を出すことではありません。
占い師にアドバイスや注文をつけることでもない。
目的地とルールを決めること。
つまり「方向性」を示す人なのです。
現場と同じ土俵に降りるほど、権力構造は歪み、店長も占い師も動けなくなります。
オーナーは現場を支配する人ではなく、“決める人” であれば十分なのです。

店長の役割:現場を整える調律者

店長は、オーナーの意図を現場に落とし込み、
占い師たちが働きやすい環境を整える存在です。
言い換えれば――現場の空気を整える指揮者。

占い師は個性が強く感受性が鋭い人たちです。
ひとりが不満を抱けば、音叉のように全体へ波及します。
店長は、それに気づける感性と距離感を保つことを学びましょう。

看板占い師の役割:結果で語る人

看板占い師は、店の世界観を体現する存在です。
もっと簡潔に言うなら、店の信用そのもの。
だからこそ、看板占い師は優遇されます
それを不公平だと言う人は、そもそも仕組みを理解していません。
結果を出す人が、リスペクトを受ける。
それは組織として当然の流れです。

「越境」が始まった瞬間

この3者バランスが崩れた瞬間、店は必ず乱れてしまいます。
店長がオーナーのつもりで偉そうに振る舞う。
看板占い師が店長より強い空気を出す。
オーナーが現場に口出しをしてしまう。
このどれかが起きた瞬間、占い館は動きが鈍ります。

人が辞める本当の理由

人が辞めるときの理由は、ほぼ例外なくひとつ。
「嫌になった」のではなく、「居場所がわからなくなった」から。

だから理想の関係性はとてもシンプル。

  • オーナーは方向を示し
  • 店長は現場を整え
  • 看板占い師は結果で示す

そして三者が守るべきルールはただひとつ。
「役割を越境しない」
これを徹底した店は、数字も士気も信用も、必ず伸びていきます。

占い館が育つのは“正しさ”ではなく“温度”

占い館の成功とは、占いの上手さではなく人間関係の成熟で作られるのです。
そして人間関係というのは「正しさ」で動くのではなく「温度」で動きます。
たとえ役割が明確でも、冷たい態度や無関心が続けば、組織はゆっくり腐ります。
反対に、多少のズレや失敗があっても、敬意と感謝が循環していれば店は必ず育ちます。

占い館は、ただの職場ではありません。
悩みや痛みを抱えた人の心に直接触れる場所。
だからこそ、店を支えるのは“人間関係の成熟”なのです。

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