コラム/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数占い

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中庸思想を履き違えた リベラルな占い師たち

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近年、「仏教的に言えば」「陰陽で見ると」という言葉を、占い業界でもよく耳にします。
しかしその多くは、思想の核心を外した浅い理解にとどまっているように感じます。


『中道』は優しさではない

釈迦が悟りを開く過程でたどり着いた『中道』という思想は、苦行と欲望という二極のどちらにも偏らない生き方。

けれど現代ではそれが、
「否定しないで」「やさしく接しよう」「ぜんぶ受け入れよう」
といったリベラル的な姿勢と混同されがちですが、まったくの別物です。
釈迦が解いた『中道』は、単なる優しさではありません。
厳格な自己管理と修行の果てに辿り着く、鋭い洞察と覚悟の思想。

表面的な「愛」や「共感」だけで『中道』を語るのは、滝行や座禅を数回やって「悟りました」と言うようなものです。

『中庸』は鍛錬の末に見えてくる『道』

同じことは陰陽思想にも当てはまります。
「陰と陽のバランスが大事」と言う人は多いのですが、陰陽は単なるバランス論ではありません。

陰陽道の『中庸』は、宇宙の運行・天体のリズム・季節と人体・土地と人間関係……そうした対局の相互作用を読み解いた上での秩序観です。
それを、スピリチュアル的な「なんとなく」で語ってしまうと、思想は途端に軽くなってしまう。

本来の中庸思想は、「ほどほどがいい」という曖昧なファジーさではなく、深い洞察と鍛錬の末に見えてくる『道』なのです。

「愛と共感」だけでは届かない思想

西洋スピリチュアリズムの影響もあり、
「愛がすべて」「人間に上下はない」「一流も二流もない」
という思想が広く浸透しています。
もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。

けれど、それを仏教や陰陽思想と同一視してしまうのは思想への冒涜に近いと感じます。
思想とは、やさしい言葉で包み隠すものではなく、真理に切り込むための鋭い刃です。
中道も中庸も、「なんでも受け入れる」思想ではありません。
むしろ、人間の甘えや慢心、依存心を厳しく削ぎ落とす思想です。

「リベラルな愛」は組織に耐えられない

この“刃”を持てない人は、最初は多くの人に好かれます。
柔らかく包み込むような空気をまとっているからです。

けれど、その土台が「なんでも許す愛」にあると、いざ組織や社会に直面したとき、矛盾が露呈します。

なぜなら、社会には必ず秩序と階層が存在するからです。
それを無視して「みんな平等」「上下はない」と言い続ければ、やがて実務と思想の乖離が生まれます。

かつて、ぼくの周囲にもそういう人がいました。
表面的には「愛と共感」を掲げ、全員を包み込もうとする。
一見、優しくて柔らかいけれど、いざトラブルが起きると責任の所在があいまいになり、リーダーとして最も重要な「線引き」ができない。

思想がリベラルであるほど、組織の力学に耐えられないのです。

「悟ったふり」をした思想の迷走

もう一つのタイプは、若い頃に競争社会を生き抜いてきた人が、年齢を重ねて急にスピリチュアルに傾くケース。
過去の自分を否定し、「悟り」「慈悲」を掲げ始めるものの、思想と経験が噛み合わず、現場とのバランスを崩してしまう。

これは思想の“移行期”で止まっている状態です。

本当に仏教や陰陽思想を身につけるには、年齢や過去のキャリアに関係なくゼロから修行し直す覚悟が必要です。
それを飛ばして「悟ったふり」をすれば、思想は空回りし、現実との乖離が広がっていきます。


思想とは「現場と思想を接続する構造」である

ぼくの周りでも、リベラルな思想に傾きすぎて、結果的に現場との摩擦に耐えられず離れていった人たちがいました。
彼らは決して悪人ではありません。むしろ優しい。
しかし、思想の土台が脆いのでリーダーシップも組織との共鳴も長続きしないのです。
思想とは、理念でもスローガンでもなく、現場と思想を接続する構造です。

愛や共感だけでは現場は動かない。
中道も中庸も、そそれを実践し、社会の中で形にしていくための思想です。

浅い思想のままリーダーになろうとすれば、必ずどこかで行き詰まります。
そこから先へ進めるのは、自らの思想の甘さを自覚し、深く掘り直した人だけです。

自分の思想を掘り直すとき

やさしさや愛を掲げるのは簡単です。
けれど、その内側にある「構造」と「覚悟」を見つめ直すことこそ、真のリーダーへの道です。
いまこそ自分の思想をもう一段、深く掘る時です。
そこから新しい時代の占い師像が立ち上がっていくでしょう。

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自由が丘・中野・そして次の街へ、駅前好立地が生み出す認知の力

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昨夜は、石井貴士さんと三軒茶屋で飲み歩きました。
一軒目でゆっくり食事を楽しみ、その後モチコさんが合流。
街をぶらぶら歩きながら、偶然見つけた二軒目の店で、未来の話を語り合いました。

三茶という街には、古い文化と新しい感性が溶け合う独特の空気があります。
その席で「いずれこの街にも、ほしよみ堂を出そうね」と話したとき、自然と未来の光景が浮かんできました。



駅前という立地が生む認知の力

自由が丘店はオープンから好調です。
駅前という立地の強さを、改めて実感しています。
わざわざ広告を出さなくても、看板を見てフラッと立ち寄るお客様が絶えません。

中野店も同様に、駅前商店街の目立つ場所に構え、安定した来客と認知を積み重ねています。
これがまさに「立地が生む認知の力」です。

11月、そして次の展開へ

現在、埼玉・大宮と千葉・柏の2店舗を同時に準備中。
11月1日のオープンに向けて、最終段階に入っています。
さらに北千住の出店も決定。
その先には、渋谷・吉祥寺・高円寺・下北沢・立川・秋葉原……と、都内主要駅前の下見が続いています。

占い館の出店は、戦略も大切ですが最後は「縁」がものを言います。
いい物件との出会いは、まさに奇跡。
一瞬の直感とタイミングで未来が決まるのです。
そしていよいよ、九州と東北にも進出を視野に。
福岡と仙台での物件探しが進むなか、できれば早く広島・新潟・長野にも拠点を作りたいと考えています。

目標は、今年中に20店舗、来年の今頃には50店舗。

「リベンジ気質」と「自責思考」を持つ人へ

出店計画の拡大には、あなたの力が必要です。
スタート時に5人の占い師が集まれば、どんな地方でも店舗を開けます。

ただし、重視しているのは人数ではなく、集まるメンバーの「人間性」と「鑑定スキル」です。

ほしよみ堂にふさわしい人材とは、“メンヘラ気質”でも“トラウマに縛られたタイプ”でもありません。
必要なのは、「リベンジ気質」と「自責思考」

たとえ失敗しても「誰かのせい」ではなく、「自分の行動を変える」ことで次のチャンスをつかもうとする人。

環境や周囲を批判する他責思考の人は、どこへ行っても同じ壁にぶつかります。
けれど、自責思考の人は「環境が変われば成長できる」と信じて、常に主体的に動き続けます。

過去に悔しい経験があったとしても、それをバネにして這い上がろうとする“リベンジ気質”と、他人のせいにせず未来を切り開こうとする“自責思考”。
この2つを持つ人こそ、ほしよみ堂で活躍できる人材です。


あなたの街に、ほしよみ堂を

そこで、あなたに質問です。
あなたはどこに住んでいますか?
あるいは、どの街なら通いやすいですか?

もし「この街にあったら通いやすい」という場所があれば、このメールにその想いを返信してください。

立地とご縁が重なれば、次の拠点があなたの生活圏に生まれるかもしれません。
全国各地で、着実に占いの灯をともしていきます。

ご縁が街をつくり、人を動かす

街が変わると、空気が変わる。
空気が変わると、人が集まる。
その始まりは、いつも“ご縁”からです。

そして、ご縁は「積極性」から生まれます。
落ち込んでいたり、塞ぎ込んでいると、せっかくの良縁もスッと逃げていってしまう。

逆に、勇気を出して一歩踏み出せば、まるで磁石に引き寄せられるように、人も場所もチャンスも集まってきます。

だからこそ、今このタイミングで動いてみてください。
次の「占いの灯」は、あなたの街にともるかもしれません。

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フランチャイズ店が続々と、全国に広がる占い師の新しい道

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本日10月12日(日)13時からは、【ZOOM鑑定 練習グループレッスン】開催。
占い師としての実践力を一気に引き上げる少人数制の濃密レッスンです。
売れたい人こそ、こうした「場」に何度でも顔を出すことが大切。
なぜなら、これは占い業界で生き残るための、いちばん確実な近道だからです。



売れたいなら「知名度」を上げることから

あなたがもし「早く売れたい」「もっとお客さんに知られたい」と感じているなら、まず取り組むべきは「知名度の向上」です。
どんなに実力があっても、知られていなければ存在していないのと同じ。

ここを突破できる人が、ちゃんと稼げる占い師になります。
では、どうすれば知名度を上げられるのか。
ぼくが考える、【知名度アップの5つの鉄則】を紹介します。


知名度アップの5つの鉄則

【1】プロフィールを作り込む
──最初の入口はここです。まずは顔・実績・専門分野を「伝わる言葉」でまとめましょう。

【2】毎日、発信する
──無言のままでは誰にも届きません。SNSやブログを更新することが信頼の積み重ねになります。

【3】お客様の声を見える形に
──レビュー・感想・口コミは、何よりも強力な“第三者の証明”です。信頼度が一気に跳ね上がります。

【4】場数と実績の数字化
──鑑定数・フォロワー数・受講数などの数字は、一瞬で判断される「信頼の指標」になります。

【5】有名プラットフォームの活用
──個人の努力だけでなく、媒体の力を借りた方が圧倒的に早いです。

三層構えで広がる占い師の活躍ステージ


5つを土台にしたうえで、3つのステージを連動させて展開しています。

【1】ココヨミ
──チャットでスピード感を養いリピーターを増やす場。
数字の実績を作りやすく、最初の一歩に最適です。

【2】ステラ
──顔と声を出して“ライブ感”でファンを獲得する場。
ここで「指名」が増えると、一気に売上が跳ね上がります。

【3】ヴェルニ
──全国規模で名が広がる電話鑑定。
プラットフォームの力を借りて、認知度と信頼度を同時に上げる場所です。


全国に広がる「フランチャイズの輪」

さらに今、リアル拠点が続々と拡大しています。
旭川・柏・北千住で新しいフランチャイズが次々と立ち上がります。

実は、占い師が5人ほど集まれば、どんな地方でも出店が可能。
家賃が5万円以内なら、黒字化も十分に見込めます。

オンラインとオフラインの両輪を動かし、「知名度」と「拠点」を同時に広げていく——。
これが、今ぼくらが進めている“本気の拡大戦略”です。

もしあなたが「売れたい」と本気で思うなら、今日、行動を変えてください。
チャンスは、いつも“手を挙げた人”から始まります。



石井貴士さんとの対談動画、公開中!

さて、石井貴士さんとのコラボ動画がYouTubeにてぞくぞくとアップされております。
『ほしよみ堂のフランチャイズってぶっちゃけどうなの?』

▼ 対談動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=rrDaiU696Iw&lc=UgznQk2kx3n1W4R2j6l4AaABAg


動画を観て「参考になった」と感じたら、ぜひ「高評価」を押してください!
そしてコメント欄にも、率直な感想や意見を書いていただけると嬉しいです。
あなたの一言が、業界全体の空気を変えるきっかけになります。
コメントが増えることで、YouTube上での表示順位が上がり、より多くの人にこの対談を届けることができます。

あなたの一言が、業界全体の空気を変えるきっかけになるのです。

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看板を降ろした占い師たちは 次にどこへ向かうのか

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【鑑定力を磨く特別レッスン開催】のご案内

いよいよ明日、10月12日(日)13時から
【ZOOM鑑定 練習グループレッスン】を開催します。
オンライン開催なので全国どこからでも参加可能、録画視聴もOK。
講師は大文字メロウさん、ぼくもオブザーバーとして参加します。
この講座は、占い師としての「鑑定力」を徹底的に磨くための少人数制グループレッスン。
一人ひとりにしっかり時間を取り、対話を重ねながら、その場で改善点や強みを見つけ出していきます。
「鑑定に自信をつけたい」
「実践力を上げたい」
という方にとって、非常に濃密な学びの時間になるでしょう。

▼ お申込みはこちら
https://uranai-gakuin.stores.jp/items/68ca0b013e22b3025e192e59

※残席2名です。迷っている方はお早めにどうぞ。



YouTubeスペシャル動画対談

さて、ここからが本題です。
石井貴士さんとの【スペシャル対談動画】が公開されました。
テーマは「占い館を辞めた占い師は、どこへ行くのか?」

▼ 対談動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=0uCizn7j_Ug&t=414s

実はこのテーマ、業界の裏側に深く関わる重要な話題です。
占い館という場所は、占い師にとって「スタート地点」であると同時に、「転機の舞台」にもなります。
対談では、ぼくと石井さんがそれぞれの立場から、占い師たちが辞めたあとに辿る進路をリアルに語り合いました。

主な内容は、次の「3つの道」です。

1.別の占い館に移る

もっとも一般的な選択肢です。
環境を変えることで再スタートを切る人もいますが、根本の課題を解決できないまま、同じ壁にぶつかるケースも少なくありません。
ただし、移る「先」をどこに選ぶかが非常に重要です。
昨日オープンした自由が丘店は、まさにその“きっかけ”になっています。
初日から4名のお客様が来店し、ブースが次々と埋まる好発進。
さらに福岡など、遠方で別の占い館を辞めた占い師からも「ほしよみ堂で再スタートしたい」という声が届き、実際に所属希望が増えています。
移籍先としての環境が整っていれば、占い師にとっても大きな追い風になる。
自由が丘店の動きは、その好例といえるでしょう。


2.自分で占い館を作る

独立志向の強い人が選ぶ道です。
自由にやれる反面、集客・運営・人材育成といった、これまで経験してこなかった「経営の壁」に直面します。
成功する人もいますが、多くは想像以上の現実に戸惑うのが実情です。

3.野良占い師になる

看板も場所も持たず、SNSやカフェ、路上、オンラインなどで活動するスタイル。
自由度は高いですが、信用の積み上げ方を間違えると長続きしません。
また、孤独になりやすく、技術や人間力が磨かれにくいという側面もあります。

占い館を辞める理由と、その先にある“戦略”

占い館を辞める理由は人それぞれです。
その背景には、
「人間関係」
「売上への不満」
「方向性のズレ」
などが挙げられます。
しかし、辞めたあとの進路には、明確な“戦略”が必要です。
感情的に動いたり、その場しのぎで決断したりすると、結局はどの道を選んでも苦労することになる。
だからこそ今回の対談では、「辞めたあとの人生設計」をどう描くべきか、かなり踏み込んだ話をしました。

対談動画で語られた“リアル”

石井さんはビジネス的な視点から、業界全体の構造を分析。
ぼくは現場での体験や、これまで千人以上の占い師を育ててきた実感をもとに、リアルな実例を共有しています。

▼ 対談動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=0uCizn7j_Ug&t=414s

「なるほど」と思うだけでなく、自分自身の今とこれからを重ねながら見ると、多くの気づきが得られるはずです。

実際、この動画を観た占い師仲間からは、
「今の自分の立ち位置が整理できた」
「辞めたあとを冷静に考えられた」
という声が届いています。


一人ひとりの言葉が、業界を動かす

参考になったと感じたら、ぜひ「高評価」を押してください。
そしてコメント欄に、率直な感想や意見を書いていただけると嬉しいです。

コメントが増えることで、YouTube上での表示順位が上がり、
より多くの人にこの対談を届けることができます。

あなたの一言が、業界全体の空気を変えるきっかけになるのです。



「次の選択」が、未来を変える

占い師としてのキャリアは、「始め方」よりも「続け方」と「次の選択」で大きく変わります。
今回の対談が、あなた自身の未来を考えるヒントになれば幸いです。


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自由が丘に灯がともる、ほしよみ堂、新たな物語の幕開け

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本日、10月10日。
秋晴れの佳き日に「自由が丘店」オープンです!
おしゃれな街に、ほしよみ堂の新しい拠点が誕生しました。
実は昨日、オープン準備をしていたところ、数名のお客様がご来店。
まだ開店準備中でしたが、幸先よく鑑定を受けてくださいました。

そして本日、初日から3名の占い師が3つのブースに座り、すでに予約も入っています。

公式サイトも完成しました▼

寒露に想う「場を読む力」、 占い師の感性は“空気”に宿る

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今日は「寒露(かんろ)」。

二十四節気のひとつで、四柱推命や九星気学ではこの日から10月とカウントします。
露が冷たくなり、秋の深まりが本格化する頃。
空気は澄みわたり、虫の音は細く、夜の静けさが一段と沁みてきます。
寒露は、自然と向き合い、自分の感性を研ぎ澄ませるにはぴったりの節気です。

ぼくは毎年この時期になると、心の余白に耳をすませる時間を持つようにしています。



感性は“空気”を読む力

占い師にとって、技術や知識と同じくらい——いや、それ以上に重要なのが「感性」です。
感性が高い人と、そうでない人の差は、鑑定の場で驚くほどはっきり表れます。
感性が高い人は、場の空気を読む力が鋭く、相手のわずかな表情の揺らぎや、呼吸の変化を感じ取ることができます。一方で感性が鈍い人は、自分の世界に閉じこもり、相手の“空気”を見落とします。

たとえば、ぼくがその場にいるのに、それに気づかないままおしゃべりを続けている人がいます。
そして、それを知っている人たちも、何も伝えずに一緒になって話し込んでいる。

こうした場面には、感性の差がくっきりと現れるのです。

「場の空気」は文化として身体に染み込む

ぼくは茶道家の家庭で育ちました。
だから「場の空気」や「所作」は、自然に身についたものです。
部屋に入るときの姿勢、声の出し方、挨拶のタイミング——。

他にお客さんがいる空間で、大声で挨拶をしてしまう人がいますが、それは場の空気を読めていない典型。
自分の「我」が強く発動してしまっている状態です。

本来の挨拶とは、場の呼吸を整えるもの。
声を張るのではなく、場を澄ませるように。
一歩踏み出す瞬間に、音・姿勢・間(ま)を整える。

こうした感覚はマナーとして教え込まれるものではなく、文化として身体に染み込んでいくものです。

感性の厚みが信頼を生む

だからこそ、占い師として本当に信頼される人は、まずこの「感性の厚み」を持っています。逆に言えば、知識や技術だけで勝負しようとする人は、どうしても薄く見えてしまう。
感性が高い人は、相談者の沈黙の裏にある本音を感じ取り、それを言葉にできる人です。

寒露の冷たい空気は、まるで「余計なものを削ぎ落としなさい」と語りかけてくるようです。
感性を磨くとは、知識を増やすことではなく、自分の内と外の“空気”に敏感になること——その感覚が、鑑定の説得力を何倍にも引き上げます。

一冊の本の輪郭

ちなみに昨日、出版社の編集長さんが来てくださり、12月刊行予定の本の内容を最終的に詰めました。
いよいよ仕上げの段階に入り、ぼく自身も気が引き締まっています。
寒露のこの時期に、こうして一冊の本の輪郭が見えてくるのも、どこか象徴的です。

感性を磨く学びの場へ

そして今月12日(日)13時から、
【ZOOM鑑定練習グループレッスン】を開催します。

講師は大文字メロウさん、ぼくもオブザーバーとして参加します。
全国どこからでも参加でき、録画視聴も可能です。

参加費は11,000円(税込)。
少人数制なので、濃密な個別指導を受けられる貴重なチャンスです。

▼お申込みはこちら▼
https://uranai-gakuin.stores.jp/items/68ca0b013e22b3025e192e59

寒露の澄んだ空気の中で、もう一度、自分の感性を見つめ直してみてください。
それが、占い師としての次の一歩につながります。


最後に、締めの一句

澄む空に 
こころの襞を たたみつつ
占いの声 寒露に響く

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「牡羊座の満月と寒露の前日、 心が澄む夜にあなたの声を」

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きょうは満月。
正確には10月7日12時47分、牡羊座で満ちます。
そして、あすは「寒露」。
空気が澄み、虫の声が細くなり、夜の静けさが深まる節目です。

この二つが重なるとき、人の心もまた静かに澄まされる。
勢いで走ってきた足をふと止めて、振り返る。
そんなタイミングが、まさに今なのです。



月明かりが、本音を浮かび上がらせる

秋の夜気は、肌に触れると少しひんやりして、呼吸までも澄んでいくようです。
月明かりは、夏の残り香をやさしく洗い流し、本音だけを浮かび上がらせる季節。

ここ数日、ひとつの物件を巡って大きな流れが一気にやってきました。
周囲からは前向きな声が相次ぎ、戦略的にも筋が通っている。
頭では「行ける」とわかっている。

それなのに、胸の奥で小さな引っかかりが消えないんです。

“気持ちが乗らない”には理由がある

こういうとき、昔のぼくならその違和感を無視して進めていました。
でも、長い時間をかけていくつもの土地とご縁を結んできて、学んだことがあります。

“気持ちが乗らない”には、ちゃんと理由がある。

かつて、勢いだけで突っ走って、あとから「やっぱり違った」と気づいたことがありました。
あのとき胸の奥で鳴っていた小さなサインを、もう二度と見逃したくないんです。

満月は、心の奥に潜んでいたほんとうの声を照らし出す光。
そして寒露は、熱を冷まし、本質だけを残す季節です。

外の声より、自分の内側に耳を澄ませて

勢いも大事。
でも、勢いだけで未来はつくれない。
だから今は、外の声より、自分の内側に耳を澄ませています。

昨日、ひとつアンチコメントが届きました。
内容は些細なものでしたが、このタイミングでの“外からの声”は、不思議と印象に残るものです。

満月の前は、感情や感覚がいつもより静かに、敏感に澄んでいく時期。
だからこそ今、ぼくが本当に欲しいのは――あなたの声です。

一言が、未来を動かす

このメルマガを読んで、感じたこと、思ったこと。
一言でも構いません。
あなたの言葉が、ぼくにとって大きな励みになり、未来を動かす力になります。

満ちる月は、内面を映す鏡であり、人と人をつなぐ灯りでもある。
静かな夜だからこそ、あなたの想いを言葉にして、ぼくに届けてもらえると嬉しいです。

月明かりが、あなたの心にもやさしく差し込みますように。
YouTube動画へのコメント、お待ちしています。


あなたの一言が、新しい風になる

ぼくは、ただ「聞きたい」わけじゃありません。
このメルマガを読んでくれているあなたと、これからの道を一緒に描いていきたいんです。

あなたの一言が、新しい流れのきっかけになります。

満ちた月が、ぼくらの未来を静かに照らしはじめています。
たった一言が、未来を動かす風になる。
その風に、ぼくは舵を切るだけです。

稼げる占い師は、こういう夜にこそ――あえて動き出すんです。

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善玉が流れをつくり 悪玉は空気を腐らせ 日和見がどちらかに染まる

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歴史が、大きく動きました。
高市早苗さんが自民党総裁に選ばれ、日本初の女性首相が誕生する可能性が高まりました。
国家の誇りを取り戻す。メディアの歪みに屈しない。
社会主義的な依存構造を脱して、自立と責任の精神を取り戻すこと。
そして、何よりも「日本」という国を芯から愛していること──その姿勢に、ぼくは強く共鳴します。
しかし、彼女がこれから歩む道は決して平坦ではありません。
マスコミや既得権益、派閥、そして国外の圧力…正しさを貫くほど、敵は増えていくものです。


タフさとは、感情を捨てることではない

政治家はタフでなければ務まりません。
しかし「タフ」とは、鉄のように感情を捨てることではなく、批判や裏切りに晒されながらも、自分の信念を手放さない強さです。

この10年、ぼくのまわりにも多くの「アンチ」が沸きました。
ほしよみアカデミーには、華やかな広告に惹かれて入学し、資金を投じながらも、学びへの主体的な努力を怠り、理想だけを描いて終わってしまう人もいる。
そして、ぼくの努力の過程には目を向けず、“闇の部分”だけを切り取って拡散し、批判していく愚者たちがいます。
さらに厄介なのは、アンチの言葉を鵜呑みにして「先生、大丈夫なの?」と心配してくる弱者たちです。
このタイプが、ぼくは一番嫌いです。
影でざわつき、空気を読んで距離を取る──その「善人の仮面」が、いちばん裏切りとして深く突き刺さる。
信じる覚悟をなにひとつ持っていない人間と、仲間になりたいとは思いません。

裏切りは「判断軸」が露わになる瞬間

時間が経って、「あのとき信じられなかった」と戻ってくる人間もいます。
でも、ぼくはこう思っています。
「一度裏切った人間はかならず三度裏切る。」
裏切りは一瞬の気の迷いではなくその人の判断軸が表れた瞬間です。
そしてそれは、同じ局面が訪れればまた繰り返される。
許すことと、再び信じることは別。
優しさは大切ですが、リーダーとして人を見極める目はもっと大切です。

「腸内細菌の構造」で見る人間関係

最近、ぼくの中で一つの比喩が、ますます鮮やかに重なって見えるようになりました。
それが「腸内細菌」の構造です。
善玉菌が2割、悪玉菌が1割、残りの7割は日和見菌(ひよりみきん)──というあの有名なバランスです。
人間関係もまったく同じ構造をしています。

善玉菌は数こそ少ないけれど、環境全体を整える力を持つ。
人でいえば、信念を共有し、共に歩む本物の仲間。
この2割が、全体の空気と方向性を決めます。

1割程度存在する悪玉菌は声が大きく、毒を撒き、日和見菌を巻き込みます。
まさにアンチのような存在。
数は少ないが、環境が悪化すると一気に勢力を広げる。

そして残りの7割は「日和見菌」。
アンチが優勢なら不安になり、理念が示されれば従う、空気で態度を変える人たちです。

空気を整えるのがリーダーの役割

リーダーとは、この“日和見の空気”を整える役割を担っています。
政治の世界も、占いの世界も、人間社会の構造は同じ。
高市さんは国民(善玉)と、メディアや既得権(悪玉)の間で戦いながら、大多数の日和見層にどう「正しさの空気」を伝えるかが勝負になるでしょう。

ぼくもまた、志を持った仲間とアンチの間で、長年空気を整え続けてきました。
善2:悪1:日和見7──この比率を理解しているかどうかで、人を見る目と組織を導く力が決まってくるのです。

覚悟を決めた少数派が、時代を動かす

高市さんのこれからも、アンチは増えるでしょう。
裏切る者も出るかもしれない。
けれど、彼女は屈しないはず。
正論を貫き、国家のために立ち続ける。
その姿は、ぼくたちに勇気を与えてくれます。

政治の世界で信念を貫く高市さん。
精神の世界で理念を貫くぼく。
立つ場所は違えど、その構図はとても似ていると感じます。
信念を持つ者だけが、未来を創る。

高市さんに祝福を贈ると同時に、自分自身の歩んできた道にも、静かな誇りを感じています。



あなたは、どちらの側に立ちますか?

最後に、静かに問いかけたい。
あなたは善玉ですか?
それとも、日和見ですか?
(流石に悪玉ではないと信じたい!)

──善玉が流れをつくり、悪玉は空気を腐らせ日和見がどちらかに染まる。

時代を動かすのはいつだって、覚悟を決めた少数派なのです。

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発展と安定、その溝に潜む罠 ── かつての仲間が批判者に変わる時

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今日は、ぼくが何度も繰り返し見てきた「理念と裏切り」について、本音でお話ししようと思います。

ある時期、ぼくのもとにひとりの弟子がいました。
最初は、目を輝かせてぼくの話を聞き、理念を語ると素直に頷き、占い師としての未来を信じて一歩を踏み出した人でした。

ぼくはその人に、技術や考え方、現場での在り方を丁寧に教えました。
彼女も真剣で、最初のうちは成長も早く、いずれ立派な占い師になるだろうと信じていました。


「理念と現実のギャップ」という壁

やがて、彼女は短期間に売り上げが100万円を超え、弟子や生徒も増えていきました。
しかしある日、壁がやってきたのです。

それは、どの弟子も必ず通る「理念と現実のギャップ」という壁。
占い師として成果を出すには、覚悟と行動力が問われる瞬間がある。
そこを乗り越えるか、立ち止まるかで、道は大きく分かれます。

彼女は我流で成果を出し続け、月の売り上げが300万円を超えたころ、ぼくのやり方を捨て、自分の信念を持ちました。
それ自体は悪いことではありません。

でも彼女は、本当に苦しかった時期、ぼくから救われたことを完全に忘れてしまったのです。

慢心という見えない罠

才能や努力に関係なく、一歩間違えば落ちる罠。
それが「慢心」です。

ぼくが求めていたのは「発展」。
彼女が望んだのは「安定」。

その真逆の欲求のあいだにある溝は、彼女にとっても見過ごせない苦痛だったはず。
じわじわと彼女の中に慢心が芽を出していました。
かつて、ぼくは何度も手を差し伸べました。
しかし、彼女の中に芽生えたのは、小さなプライドと焦り、そして見えない劣等感でした。

やがて彼女は、感謝や恩を心の奥に押し込み、ぼくを「金と結果だけを追う冷たい人間」に仕立て上げていったのです。

老婆心という仮面

時間が経つと、彼女は新しく入ってきた占い師の卵たちにこう言うようになりました。

「あの先生は厳しいよ」
「私はあの環境を知ってるから忠告しておくね」

それは一見、思いやりの言葉に聞こえます。
しかし実際は「心配」という名の老婆心。

後輩を救いたいのではなく、自分の過去を慰めたいだけなのです。

「気をつけな」と“正義の忠告”をすることで、自分の心を守り、正当化していたのです。
裏切ったわけではない――ただ「警鐘を鳴らしただけ」という立場を作って、いつの間にか批判する側へと回っていました。

「正義」という名の自己防衛

ぼくは、こうしたケースを何度も見てきました。
老婆心を装った批判は、悪意ある攻撃よりもずっと厄介。
なぜなら、本人が“正義の側”にいると本気で信じているから。

思慮の浅い人たちや志の低い人たちは、ぼくの強い理念よりも、偽りの愛に共感を得るでしょう。
その根っこには、「恩を忘れた」のではなく、「恩と向き合い続けるだけの覚悟がなかった」だけなんです。


理念を曲げないという覚悟

でも、ぼくは理念を曲げません。
老婆心に耳を貸して道を変える気もない。
本気で理念を生きる人たちとだけ、これからも道を歩んでいく。
批判の声は、ぼくの歩みを止めはしないのです。
しかし残念なのは、批判やマイナスな感情に流されていく人たちがいて、それを止めることができないこと。
さすがのぼくも、そこに関与することができません。
しかし…批判の声は、ぼくの歩みを止めないでしょう。
理念を信じる者たちと、これからも道を拓いていくだけです。

老婆心や心配性、偽善と迎合、そして自己防衛と同調圧力、これらはすべて発展を腐らせる最大の毒。
ぼくは、その毒に屈しません。
そして、同じ理念を信じる仲間と共に、これからも道を拓いていきます。

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見た目を軽視する人間に、 誰が心を預けるでしょうか

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石井貴士さんとのコラボ講座『自信が収入を変える!占い師の自己肯定感アップ術』が開催されました。
久しぶりに、思いっきり好き放題しゃべりました。
ぼく自身も、ストレスが抜けていくような感覚がありました。
それくらい、胸の奥に溜まっていたものを、吐き出した講座でした。

「見た目を変えよ。自分を全否定せよ」

冒頭でぼくが放った言葉を、覚えている方も多いでしょう。
「見た目を変えよ。自分を全否定せよ」
この一言で、画面の向こうの空気が一瞬で変わったのがわかりました。
戸惑いと、ピリッとした緊張。
でも、そこからみんなの目つきが少しずつ変わっていった。

多くの人は、「自信がないから行動できない」と言います。
でも、それは本質ではありません。
自信なんて、最初からなくていい。むしろ自信を持とうとするから、おかしくなる。
それは往々にして「慢心」にすり替わるからです。

本当の成長は、自分を一度、まるごと否定するところから始まる。
容姿も、話し方も、見せ方も、全部を疑ってみること。
「これじゃダメだ」と素直に思えた瞬間に、変化は始まるのです。

信頼は最初の3秒で決まる

見た目がすべてではない。
しかし、見た目を軽視する人間に、誰が心を預けるでしょうか。

人は最初の3秒で信頼できるかどうかを判断します。
その入口が歪んでいたら、いくら言葉を尽くしても届かないのです。
だからこそ、容姿を変えるかどうかではなく容姿を変えるのは“マスト”です。

日本人特有の「本音を言わない文化」

そしてもう一つ、今回ぼくが強く伝えたかったのが、日本人特有の「本音を言わない文化」です。
日本人は褒めることはあっても、けなすことはしません。
表では笑って頷き、陰で本音を吐き出すのです。

占い師を前にして「当たってません」と言う人はほぼいません。
なぜなら、戦後の教育と社会通念によって、「空気を壊さないこと」が美徳とされてきたからです。
相手を否定することは失礼と刷り込まれてきた。
だから、占い師が相手の「笑顔」や「相槌」を鵜呑みにしていたら、本当の評価は永遠に見えてきません。
Yes と言いながら、心の中では No と呟いている。
これが、日本人の基本構造です。
だからこそ、ぼくたち占い師は“本音を撃ち抜く”力を持たなければならない。
曖昧な空気に飲まれるのではなく沈黙の奥の“違和感”を感じ取る力。
相談者が言葉にできない思いを、こちらが先に言語化する力。
それが「本当に選ばれる占い師」になるための基盤です。

自己肯定感こそが土台

そして、その力の根底にあるのが自己肯定感。
自分の存在を認め、自分を信じること。
そこから、言葉にも、眼差しにも、説得力が宿るのです。
昨夜の講座は、そうした“根っこ”を徹底的に掘り下げる時間になりました。
ご参加いただいた70名の皆さん、ありがとうございました。

まずは実践の場に立つ

こうした話をすると、よく質問を受けます。
「じゃあ、占い師として一歩踏み出したいとき、具体的に何から始めればいいですか?」と。
ぼくは、いつも、こう答えます。
「まずは実践の場に立つこと」。

知識やスキルを磨くだけでは、自信は育ちません。
現場に立ち、人と向き合い、声を震わせながらも経験を重ねる。
その中でしか、本当の自己肯定感は芽生えないのです。


今後の講座案内

だからこそ、これから占い師として活動したい方のための講座を用意しました。

  • ZOOM鑑定練習グループレッスン
     日時:10月12日(日)13:00〜
     講師:大文字メロウさん(ぼくもオブザーバー参加)
     形式:ZOOMオンライン(全国から参加可能/録画視聴OK)
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少人数制で濃密な指導を受けられるチャンスです。

さらに来月は、

  • 電話占い師デビュー講座
     電話占い師デビューのみコース → 55,000円(税込)
     対面占い師Wデビューコース → 88,000円(税込)
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参加者には、非公開のマル秘レクチャー動画をプレゼントします。
通常は公開されていないカリスマの思考法&成功メソッドを特別にお見せします。

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