諸星曜/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数タロット・占星術

HOME > 諸星曜

諸星曜

諸星曜

紫微斗数にはいくつかの流派があって、それぞれ使う星が若干変わってきます。
古い紫微斗数では100個以上の星を使いますが、現代紫微の主流は働きの強い38星を使用します。
紫微斗数の星は3種に分類されます。それが「北斗」「南斗」そして「中天」です。
すべてに陰と陽との区別があり、しかも《木・火・土・金・水》の5性いずれかに属します。
まず、それぞれの星たちを簡単に紹介しましょう。詳細は、それぞれの星をクリックしてください。

主星

性質
同 相
紫 府月 巨 破
意味躍動情熱実直財産繊細

丸い命盤に星を書き込む際には、すべて一文字で表記します。
紫微は「紫」、天機は「機」という感じで上下いずれかの文字を使います。
ただし、太陽と太陰のみ「日」と「月」になります。

四化星 ■すべて中天星

化禄・化権・化科をあわせて「三奇星」と呼び、この星たちが入る宮が自分の吉祥現象をもたらす方位・時間と捉えます。
この三奇星に、最悪の凶神である「化忌」を加えた四化星が、命盤の吉凶を推命する際にもっとも重要視するエッセンスです。

性質
魁 火 地 刑 馬左 鳳龍 喜 科 忌
-鉞 鈴 空存 禄昌 陀曲 右 姚 紅

主星のはたらき

■ 紫微星 ■

陰性の土星です。テーマは、威厳をもつこと。
紫微星の右隣には『天機星』がいます。孤独を嫌い、かならず参謀を持ちます。

「帝王の星」と呼ばれる、紫微斗数占星術の中心を担う星です。
「北極星」を象徴しています。
太陽と並ぶ統括の星ですが、紫微星は「エンペラー」というより「プリンス」。
つまり、王様ではなく、どちらかと言うと「皇太子様」というイメージが似合います。
何にでも興味を持ち、好奇心旺盛で、無鉄砲なところがありますが、優れた実行力と決断力をもっています。バランスのとれた価値観と強い意志を持っているのです。
紫微星を命宮に持つと、冒険心が強く人生をドラマチックに捉える理想主義者です。
目的をしっかりと定めて、高いバイタリティーと卓越した頭脳で、目標達成に向けて淡々と遂行していきます。年齢の割に大人びた印象を与え、何でもそつなくこなす器用なタイプです。自尊心が高く、高飛車なところがあり、地位と名声を求める野心家です。
感情の起伏をあまり表に出さず、外面と内面で大きなギャップがあったりします。
基本的には穏やで、共存共栄を望む平和主義者ですが、プライドが高く繊細な面があるため、一度傷ついてしまうと、立ち直るのに時間がかかってしまいます。ですが、それを表には出さず、内に抱え込んでしまう傾向があります。
付き合いが深くなってくるにつれて、弱い部分をされけ出すようになります。
意外と不安症で、一人では決定したがらず、物事を決める時は必ず周りに意見を求めます。
弱点としては図に乗りやすいところ。周りから賞賛の声を浴びすぎると、独善的になり「世界で俺が一番偉い」と言わんばかりの勝手気ままな振る舞いになる傾向も。自信がついてくると自慢話が多くなるのも特徴のひとつ。敵も多いですが、それ以上に強力な味方を作る手腕を持っています。
周りの意見をまとめるのが上手く、経営者やリーダーなどで本領を発揮します。

■ 天機星 ■

陰性の木星です。
テーマは、知恵、学問、精神、参謀、哲学。

「天の機密」を象徴する星で、イメージとしては、この世におけるすべての知識を欲する求道者です。天機の男性は、知恵と機転の両方の意味で優れており、自分がトップとなって仕切っていくというよりも、トップを裏で支えるご意見番、または参謀役に適性があります。 細かいことによく気が付くため、あらゆる角度からフォローすることが得意です。もし周囲の誰かが助けやアドバイスを求めてきたら、渾身的に協力してくれるでしょう。 いつも冷静で理知的です。複雑な問題を抱えている友人がいれば、頭脳を駆使して解決策を提案してくれます。 自分の経験や身に付けた知恵を、惜しみなく貸してくれることでしょう。天機にとってトラブルや問題を解決することは、パソコンゲームをするのと似た感覚です。論理的かつ効率的な方法を導き出します。 常識的で理的な天機がいることで、トラブルが起こった際にも周囲は安心できるとともに、彼らがいることを頼もしく感じることでしょう。 また、自分磨きことを怠らず、計画的に要領よく取り組もうとします。 しかし理屈で考え過ぎるせいか、神経質で心配性な面があるため、万全の準備が整った状態からでないと、物事に取り組むのを嫌がる傾向にあります。 パーフェクトを望む完璧主義な面があり、自分にも他人にも厳しいため、現実に満足できずストレスを溜めやすい傾向です。また、その不満を周囲に当たり散らすこともよくあります。 金銭感覚も優れ、無駄な出費も少ないでしょう。 頭でっかちで理屈っぽく、細かいことにもいちいち突っかかるため「うるさい奴だ」「神経質すぎる」と言われることもある天機星。しかしそれも、なるべく余計な失敗をせず、効率よくプロジェクトを成功させ、最短距離で発展させようとするポリシーからくるもの。 『機月系』特有の安定志向も持ち、収入の不安定な生活は嫌います。また、計画的に物事を進める実用主義である反面、内面はピュアなロマンチスト。理屈っぽく淡白に見えますが、夢を叶えるタイミングを虎視眈々と狙っていたりするのです。 一見、人当たりの良い、礼儀正しい印象を受けますが、意外にも内面には「裏の顔」を持っています。責任感はあるけれど、陰から支える役裏方役を好む傾向にあるようです。 ただし「名目上トップは別の人物だが、実質的には自分が舵を握っている」というケースも多く、本人も知らない間に「裏ボス」的な立場になっていたりします。

■ 太陽星 ■

陽性の火星です。
テーマは、人を元気にすること。希望を与えること。
12宮のどこに入るかで性格が大き変わるという、特殊な性質を持っています。

紫微斗数に存在するすべての星を照らす存在で、太陰星と対になる「中天星」という星です。 その名の通り、空に輝く日輪を意味し「父性」を象徴する星です。 「陽」というだけあって、「勇気、活力、行動」などの、男性に関係するものを象徴します。紫微が「プリンス」だとすると、太陽は「キング」にあたります。市民と軍隊を統括し、政治を納める国王なのです。 「太陽」と言うだけあって、度量が大きく太っ腹。どんなことでも動じないような貫禄を感じます。初対面でも接しやすく、よい意味で砕けた雰囲気の持ち主です。 ぶっきら棒で昔堅気、古き良き下町の「オヤジ」を連想させる、親しみやすく頼もしいキャラクターです。 大きく分けて「ノリと勢いでグイグイ引っ張ってくカリスマキャラ」と「なぜか気になるいじられキャラ」の二つに分けられます。これは、12宮のどれに入るかによって変わります。もっと簡単にわけると「イケイケタイプ」と「控えめタイプ」の二つで、いずれにせよなんとなく側にいると癒されるため、自然と人が集まってきます。 日頃から、いかにして人生を楽しくすごすか、笑って過ごすかを考えています。そのため、頭の中は、常に明るいイメージで一杯。その温かいオーラに引き寄せられて、自然と人が集まってくるのです。 嫌なことや、落ち込むことがあっても、一晩寝れば大抵のことは忘れてしまうので、ストレスへの耐性はかなり強い方だといえます。 「他人に厳しく、自分にやさしく」という面があり、自分に対しては、かなりの甘ちゃん。意外と心は繊細なので、内心は反省しているのです。 大風呂敷の広げようと言ったら、自信家の紫微も比較にならないほど。紫微は自分が実現可能と思うことしか口にせず、苦手な事はハッキリといい、変な見栄もはりません。しかし太陽は、できるかできないなどお構いなしで「面白ければそれでいい」というシンプルな思考回路です。 太陽のそんな態度も、毎回許されるわけではありません。「おまえ、いつも笑ってごまかしやがって、少しは真面目に反省したらどうなんだ!?」と周囲の逆鱗に触れてしまうしまうこともあります。こうなると、さすがの太陽も少々堪えます。どんなことでも気にしないように見えて、実はかなりデリケート。よかれと思って言ったことでも、ふてぶてしい態度で機嫌を損ねてしまったり、意外と小心なところもあります。 その場の勢いで喋っているので、人の地雷を踏んでしまうこともよくあります。最終的には喧嘩になることも多く「もうお前とは絶交する!」と言ったりもするのですが、結局明日まで憶えていないことがほとんど。持ち前の明るさと勢いで、大抵流のことは水に流してしまえるのです。

■ 武曲星 ■

陰性の金星です。
テーマは、快活、謙虚、武士

名前から分かるように、武曲は「武士」を表すサムライの星です。武曲の男性は「気は優しくて、力持ち」を絵に描いたような存在で、身体が頑丈で性格も体育会系です。 謙虚で控えめ、強い精神力を持ち、真剣に取り組む頑張り屋です。チームワークを大事に考えており、個人よりも集団で力を発揮するタイプです。独断で走ることを好まず、周囲の迷惑を顧みない行動は慎もうとします。 逆境や苦難に遭ってもめげず、周囲と連携を計って、一度やると決めた事は最後までやり遂げるタフな精神を持っています。 まさしく「武士(もののふ)」を象徴するような、力強いキャラクターといえるでしょう。 努力家で一本気。一度口にしたことは、是が非でも実現させるという性分で、その意志の強さは、周囲の意見に耳を貸さないという態度でもあります。 「働き者だな」と信頼を得ることもあれば、「融通が利かない四角四面な奴だ」と思われてしまうことも多いのです。 また、安定志向で疑り深いため、決めるまでに時間がかかり、それを「慎重」と見る人もいれば、「マイペース」と捕らえる人もいます。 保守的ですからスタートダッシュも遅く、地道に努力を積み上げていくコツコツ派の武曲星。目上の命令は素直に聞くため、成長には時間が掛かかるかもしれませんが、長い目で見ていけば、一番リスクの少ない成長株なのです。 真面目でよく働くので、そこを買われて重役を任されたり、人材育成などに携わる人も少なくありません。 ひとつの仕事を丁寧にこなし、突然振られた仕事でもしっかりと引き受けるため、特に現場などでは、もっとも重宝されるタイプだと言えるでしょう。 精神的に強く、芯の通った一本気な武曲の男性は、決断に時間をかける分、やると決めたら人の意見をまったく聞かないことがよくあります。 意志が強くなりすぎると、取り返しのつかない失敗をおかして、周囲に迷惑をかけてしまうこともしばしば。直情的な思考に走るだけでなく、状況に合わせて形を変えられる「柔らかさ」のある意志をもつことを心がけましょう。

■ 天同星 ■

陽性の水星です。
テーマは、平和、協調、融和

争いが嫌いな平和主義者。頼りがいのない感じの優男(やさおとこ)です。爽やかな雰囲気で知的なところは、どことなく廉貞に少し似ています。「賢そうとかよく言われるけど、私の天同星の彼は、勉強苦手なの」と言うのは大きな間違い。ここでの「知的」とは、アクションやジェスチャーで何かを伝えるというより、トークの内容自体で話が通じるか、という意味です。 廉貞との決定的な違いは、アクが薄く、マイペースなところ。あせらず、はやらず、常に自分のペースを崩しません。「理知的でとっても頼もしい!」と、このキャラクターがたまらなく好きという人もいれば、「鈍感すぎるわ」と言う人もいて、好き嫌いがハッキリと別れるタイプです。 天同と仲良くなるには、自分が感銘や影響を受けた書籍や音楽などの話をすることです。つまり、なんらかの共通の話題を通して仲間意識を作っていくのが、天同の親密化パターンなのです。 天同は、時間や物事という概念をあまり重用視しません。その点では、昔の知り合いと再び恋に落ち、復縁するなんてこともよくあります。要するに感情ではなく、頭で恋愛するのです。恥ずかしがり屋ですから、合コンなどで芸をやった後にも「なんちゃってね」的な照れが入り、役柄を演じ切らずに、サラッと流したりするところがあります。 謙虚な人の良さも優柔不断と取られてしまうのが、天同の個性でしょう。 義理堅く、親や友人はとても大事にします。自己顕示欲も少なく、見栄を張らない性格のため、誰とでも等身大で付き合えます。天同の友情は本当に謙虚でピュアなものです。 普段はヘラッとしていても、ときおりもの凄く頑固な一面を見せることがあり、自分のポリシーとぶつかると、相手がどこの誰であろうと立ち向かってゆきます。内面には非常に強いモノを秘めているのです。しかし、クヨクヨして頼りがいのない印象を与えてしまうのです。

■ 廉貞星 ■

陰の火星です。
テーマは、利益・制裁・狡猾
存在は、審判・盗賊・策士

「盗賊の星」とも言われている廉貞星。しかし、その呼び方には少々語弊があり、盗賊というよりも「義族」と言うほうが適切でしょう。 そんな聞こえの悪い名がついてしまったのも、天機の頭の良さとはまた違う「容量の良さ」的な、優れた頭脳を持っているためだといえます。ずる賢く、やり口が汚いなんて思われることもあるのですが、それは彼らが常に高い目標を掲げているため、手段を選ばないところがあるから。 彼らの基本方針は「結果が出なければ意味がない」。 プロセスにはあまりこだわらず、あくまで「いかに成功率の高い手段をとるか」という判断になってしまうんです。目的のためなら手段を選ばない合理主義者に見えるため「血も涙もない冷酷な奴だ」なんて言われがちな彼ら。しかし、じつは義理堅い性格なのです。目にかけている人に対しては面倒がよく、かなり気前良く振る舞います。そしてその人がどんな状況におちいろうと、見捨てたりしません。ただ、一度裏切られたと感じたら、スッパリ縁を切ってしまうという淡白な面も備えている廉貞。 「14主星中、最も人間臭い星」とも言えるでしょう。第一印象としては、落ち着いていてさわやか、どことなく清潔感があります。すっきりしていて、気配りのきく紳士的な身のこなしです。 ユーモラスで、下品なジョーク好き。面白いことを言って、周囲を楽しませようと考えています。相手に対する言葉に気を使うため、周囲からの言葉にも非常に敏感です。内面はかなりナイーブなので、繊細で傷つきやすく言葉の暴力に弱いので、傷つけられたと感じたら猛烈な勢いで反撃に出ます。反対に、ほめ言葉やおだてにも敏感で、「猿もおだてりゃ木に登る」というタイプ。気に入ってもらいたかったら、礼儀礼節を万全にするとともに、相手をヨイショすることを心がけましょう。一度取り入って信頼関係を気付いてしまえば、あらゆる面で助けてくれますし、裏切りさえしなければ、どんなときでも力になってくれるでしょう。 どことなく清潔感があるので、多少際どいパフォーマンスをしても下品になりません。ノリはけっこう成り行きまかせ。例えば車で道に迷った時など、「道があるんだからどこかに着くさ」と言わんばかりにペースを保つのが廉貞です。

■ 天府星 ■

陽性の土星です。
テーマは、寛容、聡明。
「帝王」を司る紫微に対し、天府は「女帝」を象徴する星です。
遷移宮に七殺を持っているため、見た目は威圧感がありますが、性格はのんびりしています。

紫微が「帝王」を表すのに対し、天府は「女帝」を象徴する星です。女帝というだけあって、プライドが高く、我がままで自己本位なところもあります。しかし母性本能が強く、世話好きで、細かい気配りのできる心優しい性格です。女性を象徴する星のためか、勘が鋭く、記憶力に優れているのが特徴的。 初対面の時、愛想は良いのですが、照れているのか、なんとなくモジッとした感じがします。これは本来持ってる防衛本能の表れなのか、人見知りする性質があります。かしこまった態度のため、どことなく固い印象を受けるでしょう。繊細な考え方をしており、アクティブな性格なので、容量をつかむと、与えられた仕事をどんどんこなしてゆきます。その能率の良さは見事なもの。ただ、物事を応用をしたり、アレンジするのは得意なのですが、全く新しいオリジナルを作るというのは苦手。「自分で考えてやってみろ」何て言われてしまうと、どうして良いのか分からなくなってしまい、途中でも放り出してしまうこともあるくらい。 14主星の中でも、かなり温和で落ち着いているので、なめられやすかったりします。しかし、外見とは裏腹に気丈な面があり、自分を取り巻くモノを守ろうとする時は、別人のような強さを見せます。「母は強し」という言葉があるように、「守る」という使命感が湧くと、とてつもない強さを発揮できるのです。 「すべてを愛したい、すべてに愛されたい」という性質からくるモノなのか、 誰にでもよく思われたい八方美人気質です。控えめで変に目立とうともしないため、異性からも好感度の高い正統派モテタイプです。生まれつきデリカシーという概念も備わっているため、同じことをやっていても天府男子だけ カッコがついてるなんてのはよくある話。基本的に保守的な性格で、あまり自分からメールや電話をしたがりません。プライベートでも、「皆でどっか行こうぜ!」なんて声をかけることはまずないでしょう。大抵向こうからかかってくるのを待ってるのです。ある意味非常に出無精で、特に初対面の人に会う時はかなり固いです。一度会ってしまえば、最初からアゲアゲなんですが。ちなみに、天府男子と別れた女性にその理由を聞くと、「いちいち細かいから」というのが一番多いです。「どこにいってたの」とか「その時間にその場所にいるのは君の話からするとおかしいじゃないか」といったチェックが、遠回しに入ります。恋人を大事に思いすぎるあまり、どうしても束縛してるような感じになってしまうようです。

■ 太陰星 ■

陽性の水星です。
テーマは母性、慈悲、潔癖、感性。
「田宅の神」とも言われる、女性を象徴する星です。

太陽星と対を成す「中天星」の一つです。太陽星が「父性」を表すのに対し、太陰星は「母性」をあらわします。そのため、男性が持つと、どこか女性的でしっとり感のある、いわゆる「優男」タイプになります。心優しく温和な性格で、美しいものをこよなく愛します。人に喜んでもらうことが大好きで、「いつも周りの人達が笑顔であるように」と願っています。また、太陽のそれが人を「元気にする」のが目的なのに対し、太陰は「癒す」や「感動させる」といった感じのもの。そのために、美しいものを作ったり、人に奉仕したりして、喜んでもらおうとするのです。ある意味で、認めてもらいたい願望が強いのかもしれません。感受性が強く、優れた観察力を持っているので、些細な表情や仕草の変化に敏感です。その精度はかなりのもので、「お前、よくそんな小さなところまで見てるよな!」と、普通の人なら驚愕してしまうほどです。しかし、それが行き過ぎると、大して重要でないことでも、ウジウジとこだわって長い間引きずっているという、少々デリケートなところがあります。「別にそんなこと、どうだっていいじゃん」と言われて、うとまれるなんてこともよくある話。堅物で融通の効かないところもあるので、環境によっては、やりにくいと感じてしまうこともあるでしょう。こだわりや美意識が強く、地位や名誉よりも、充実した人生や、ドラマのある生き方を望みます。そのためいつも「自分の生まれてきた意味」を自身に問いかけているのです。そのため、宗教やスピリチュアルなどの不可思議な世界に関心を持つ人もいます。まじめで愛想がよく、気配りもできるので、特に目上の人間からは可愛がられやすいでしょう。しかし、やはり本来は女性の星。男性が持つとネックになることもあります。神経質で、繊細すぎるため、ストレスに弱く、些細なことが気にかかって、眠れなくなるなんてこともよくあります。また、臆病なところがあり、新しいものに挑戦したりすると、抵抗感が強いので、飲み込みや取っ掛かりは遅いほうです。また、周囲に影響されやすく、指導者や人間関係の善し悪しで、性格や能力がガラッと変わってしまいます。環境次第で大きく化ける可能性をもっている反面、ある意味危なっかしいタイプといえます。とはいえ、もともと素直で正直な性格。指導するときも、腹を割って一から順序だてて説明すれば、必ずわかってくれるでしょう。外面は多少弱く見えても、精神的にはタフで、強い意思を持っています。割とどんな環境にも順応できるので、目標をたてて努力すれば、大成できるでしょう。また、別名「田宅(でんたく)の神」とも呼ばれており、家庭を非常に大事にします。恋人や子供、家族のためにという責任や使命感を持つと、とてつもない力を発揮する星なのです。 「自分以上に大切なもの」それが出来たとき、彼らが奥に秘めている、真の力が発揮されるのです。

■ 貪狼星 ■

陽性の木星です。
テーマは情念、嫉妬、欲望。
一部の凶星との加会を好むという特殊な性質を持っています。
「火星」「鈴星」と同宮すことで「火貪格」「鈴貪格」という吉格になります。

欲望に忠実に生きることをのぞむ性質で、別名「悪女の星」と呼ばれています。 特に人間の三大欲求に対する執着が強く、酒食や異性との交流を楽しむ風流人。 ルールや常識に縛られることを嫌い、感じるままに生きてくことを臨みます。 子供の頃から大人びた考えや物腰を身に付けています。しかし、その落ち着いた雰囲気も紫微のそれとは違い、冷艶な雰囲気を感じさせます。 貪狼はもともと、直感力と洞察力の優れています。特に人間の弱い部分、汚い部分を嗅ぎ分ける能力は飛び抜けたモノを持っています。「オオカミ」という字が示すように、人の性質を嗅ぎ分ける、「嗅覚」とも表現できる独特の感覚を持っています。 皆の前では気さくな良い人でも、本性は横柄で自己中心的なんて人もよくある話。 こんな優れ過ぎた感覚のせいで、自分が貪狼に生まれたことに、いまひとつ喜びを感じられないという独特の悩みもあるくらい。 彼らの精神的成熟が早いのも、そのせいだといえるしょう。 早く大人になってしまったため、「子供らしい」子供時代も殆どありません。感情を素直に表に出すのも、どちらかというと苦手。それが災いして、周囲の人達からは「何を考えているのか判らない人」と、偏見を持たれ、距離を置かれるという少々気の毒なことも。 ただ、彼らの心の中には、幼少期から押し殺して来た「子供」の部分が残っています。その部分が顔を出した時の貪狼の姿は、無邪気さと愛くるしさに満ちあふれています。「あの人にあんな可愛いらしい一面があったなんて…」と、普段と無愛想な雰囲気とのあまりのギャップに、思わず心がほころんでしまうことでしょう。 ストレスに強く、高い集中力と粘り強い忍耐力が持ち味。一度目標が定めると、不屈の精神で達成しようとします。 その熱意は畏怖すら憶えるほどで、スイッチが入った時の彼らの目は、まさに肉食動物そのもの。屈辱を味わうようなことになっても、着実に距離を詰めていき、最後に到達します。 年功序列の概念を嫌う、完全な実力主義者。、そのポジションにふさわしい実力を持ってない人は、例え目上であっても、躊躇なく引きづり下ろそうとします。 ただ、彼らの怖いところは、その感情を全く表に出さないところ。ポーカーフェイスの完成度は1、2を争うほどです。

■ 巨門星 ■

陰の水星です。
テーマは、研究、分析、弁論、口舌

巨門は別名「口舌の星」と呼ばれており、良くも悪くも「言葉」が人生の鍵を握ります。 大きく分けますと、もの凄くオシャベリなタイプと、必要なとき以外はほとんど口を開かない無口なタイプの両極端です。基本的に恥ずかしがり屋さんなので、コミニュケーションに慣れてないうち、人見知りしがちです。 打ち解けると、こちらが話し終えるのとほぼ同時に、返答がくるようになります。 この応答の時の弾むようなリズミカルな話し方が巨門の特徴。 説得や交渉なんかのやりとりも好みます。巨門の話し方には、独特のリズムのようなモノがあるため、話の内容どうこう抜きにしても、興味を持たれやすいようです。 話を聞くのも大好きで、たゆまざる切り返しで、相手を質問攻めにして困らせてしまうこともよくあります。 出来るだけ多くの情報を受信し、発信したいという欲求が強いため、理知的な人や、博識な人との交流を好む傾向にあります。しかし、だからといって高学歴や、地位が高い人と交流を好むというわけではありません。巨門星は、そういう面で鋭い観察力を兼ね備えているため、名ばかりの優等生は、直ぐに見抜いてしまいます。一度見限ってしまうとその人には見向きもしないでしょう。 ただ情報交換は好きなのですが、結して社交的というわけではなく、基本的にはやっぱり恥ずかしがり屋さん。生粋の弁舌家というわけではないのです。 相手と意見が合わないときは、相手とのコミニュケーションを完全にシャットアウトしますので、パッと見ただけでも、好き嫌いがハッキリと分かるでしょう。 また、口舌の星というだけあって、皮肉や嫌みを言わせても天下一品。かなりネチネチとした言い方をするので、周囲からの評価も極端に別れます。 もう一つのアダ名として「研究者の星」「オタクの星」という呼び名があります。 器用なところがあり、複数のことを一度にこなしたり、考えたりできるのですが、本当に興味のある分野は多くて3つです。 マニアックな分野に惹かれる傾向にあります。 最初に一つのことを始めたころは持続的集中力はなく、ストレスを感じると、頭が他の方にそれてしまい、別のことを始めたりします。 そうやって色々やっていくうちに自分の本当に好きなことを見つけて、それにのめり込みます。一度のめり込んだ巨門星の集中力はまさに狂気の沙汰。他の分野には目もくれず、寝食を忘れてのめり込むこともザラな話です。 ただ、自分の興味ない分野に関しては競争心はないようです。それどころか自分の嫌いな分野に携わる人に対しては、持ち前の巧みな弁舌でこき下ろしたりするので、それが原因で揉め事を起こしたりします。 人間観察能力に秀でているため、二人で組んで何かをする時は、もう一人の人の足りない部分を見抜いて、上手くカバーします。 逆に、相手にも自分の弱点のカバーを求めることでしょう。 巨門はあまり決断力がないので、リーダーなどにはあまり向いていません。中心となる人物をおいて、それを支点に行動の展開をすると効率が良いでしょう。

■ 天相星 ■

陽性の水星です。
テーマはボランティア精神。
命宮に座すと、遷移宮に必ず『破軍星』が入ります。
一見しただけだと、明るく天真爛漫なイメージ。しかし実際は、繊細で奉仕精神に溢れています。

通称「犠牲愛の星」と呼ばれている天相星。「自分のために何が出来るか」よりも、「みんなのために、何が出来るのか」を考えて行動する、奉仕精神に溢れる星です。「ボランティアの星」とでも言いましょうか。自分の利益よりも、人に何かをしてあげること、喜んでもらえることに生き甲斐を感じるのです。第一印象としては、遷移宮に必ず破軍がいるためか、我がままで豪快、何となく大雑把な人という印象を受けます。あまり理屈では物事を考えず、衝動や思いつきで行動する『感覚派人間』です。こんな言い方だと悪い印象を受けるかもしれませんが、根は礼儀正しく、思いやりがあり、人当たりもソフト。感覚的だということも、言い方を変えれば枠や常識に捉われていないという自由な発想の持ち主だということ。その意味で音楽や芸術の分野で活躍している人も多くみられます。 独特の人付き合いの容量を心得ています。適当に人をなだめて「まあ、まあそんなにカッカしないで」と言ってサラッと納めようとする、チョットいい加減なところも彼らの魅力の一つ。ただし、その場にいるうちはニコニコしていますが、皆がいなくなったとたんにストレスを発散させて、自暴自棄になって全部投げ出してしまうなんてことはよくある話。 基本的に臆病で引っ込み思案なんですが、おだてにのりやすく、非常に調子づき易いところがあります。性格にもあまりクセが無く、趣味なども大衆向けのものが多いため、14主星の中でも、誰とでも分け隔てなく付き合えるタイプだと言えます。 優柔不断で気分屋なため、色んな物に興味を示しますが、飽きるのも早いです。「俺は生涯、これ一筋」というモノを持っている人が少なく、副業を持っていたり、多趣味な人が多く見られます。人間関係には更に極端で、心から尊敬できる人、愛し抜くと決心しない内は、何となく心にモヤが掛かった状態のまま。モチベーションも安定して保つことが出来ません。 しかし、心の底から尊敬できる恩人や、愛し抜くと決めた人ができると、まるで別人のような変貌ぶりを見せます。潜在的に眠っているサポート精神、奉仕精神が目を覚まし、その人に対して徹底的に尽くします。その気のききようと言ったら、まるで「本当に心が読めているんじゃないか」と驚愕するほどです。そしてそのことに本人も、喜びを感じ、充実感を憶えます。自分の全てをかけて奉公できる相手を探し出すこと。それが幸せな人生を歩む上での大きなキーポイントになってきます。

■ 天梁星 ■

陽性の土星です。
テーマは、職人、指導、謙虚。

天梁星の「梁」は、読んで字の如く「棟梁」の梁です。 リーダーというより、親分という表現が適切でしょう。 頑固一徹、プライドとポリシーを兼ね備えたエンジニア、まさに職人の星です。 立ち居振る舞いに安定感があり、年齢にそぐわない落ち着いた雰囲気です。口数は少なく、気難しくそうに見えるため、何となく近寄りがたく話かけづらいのですが、話してみると礼儀正しく真面目で、誠実ということが分かります。 表面からは分かりにくいのですが、本来は義理堅く面倒見の良い性格です。 ただし社交的ではないので、気が利くわけではありません。年を重ねるごとに社会で揉まれ、内面の良さがそれとなく滲み出てくるのでしょう。 『職人の星』と言われるだけあって、手先が器用です。仕事に関しては細部にまで拘る完璧主義者。地道に着々と努力を重ね、ひとつの分野を追求していくことが性分のスペシャリストタイプです。 こだわりが強くて頑固。ことと次第によっては、独善的になり、意見を無視して勝手な行動に出てしまいます。 また、人の好き嫌いも激しく、特にチャラチャラした人間や、努力をしない怠け者を極端に嫌います。天梁は地位や名誉よりも、その人の辿った「人生のプロセス」を見ているのです。 気難しく、愛想も良い方ではないため、交友関係も広くはありません。が、昔堅気の男臭い個性に魅力を感じて集まってくる人達は、心の底からその魅力に惚れ込んでいます。 プレッシャーに強く、度胸もあるため、仲の良かった友人に騙された時でも、豪快に笑い飛ばしてしまう肝っ玉の太さがあります。 武骨で地味なイメージをもつ天梁ですが、若い頃は遊び人だったり、ヤンチャな人も多くみられます。しかし、そんな彼らも、一度自分の人生の方向性が定まると、脇目も振らず突っ走ります。 興味の範囲は「狭く深く」のタイプなので、まるでドリルのように一箇所をひたすらゴリゴリと掘り進んでいきます。 天梁の部下に「この部分はおまえにまかせた」と仕事を与えると、「よし、誰よりも完璧に仕上げてやる」と意気込み、丁寧な仕事ぶりをみせてくれます。 「手先は器用、口先は不器用」の典型です。感情表現が苦手な分、さりげない気づかいや行動で誠意や忠誠心を示してくれる、根っからの人情主義者です。 人に騙されたり、宗教じみた変な迷信を信じてしまう人も、天梁には多いようです。

■ 七殺星 ■

陽性の金星です。
テーマは、スピード感。急ぐこと。早く答えを出すこと。
七殺星の表面は『天府星』です。表面は女性的な優しさを醸し出します。

通称「開拓者の星」と呼ばれる、勇猛で独立心が強い将軍の星です。 是が非でも自分の信念を貫き通そうとするエゴイスティックな面と、猛進的なパワーの持ち主です。 基本的に「自分は一番でありたい」と思っています。 きれいごとは大嫌い。現実的な言葉を好み、よく働きます。 「あなたは世界一最高ね」という歯が浮きそうなセリフを言われると、 「本当に世界中の全員を調べたの?」なんて、ちょっと皮肉な返答がきたりします。 義理がたく人情に熱く、礼儀ただしく礼節を重んじるので、いい加減な態度や無礼な振る舞いを許しません。 勇ましく厳格な雰囲気を漂わせる七殺星ですが、だからといっていつも強いかというとそうではなく、感情表現がハッキリしているため意外と泣き上戸が多かったりします。 ドラマチックな行動が好きなので、メソメソせずにドワッと泣くのです。 かなりの負けず嫌いで、白黒を明確にさせたがります。 だからといって、すべての物事に対して競争意識があるということもなく、興味のない分野に関しては、まったく競争意識を燃やしません。また、勝ち目がないと感じたら意外に早く諦める傾向にあります。 相手の目をしっかり見て話をしますので、格好つけて横を向いたり、いい加減な態度を見せたりすると、七殺からの評価が下がりますので注意しましょう。 コミュニケーションをとる時は、ハラを割った誠実な態度で臨むのがポイント。 喧嘩のあとの仲直りの時は、 「もうそんなこと、どうでもいいじゃん」 なんていう対応では、余計に怒らせてしまうだけです。 「俺にも確かに否があったし、悪かったと思ってる。俺も今度から気をつけるから、君もここを直してくれ」 といった言い回しが伝わりやすいでしょう。 七殺は、スジさえ通せば絶対に許してくれます。そういう意味で、けして頑固ではありません。 ウジウジした態度や女々しさを嫌い、少々粗野で乱暴なくらいの方が好印象に映ります。対応する時はシャキッとした態度を心がけましょう。 また、別名「外交の星」とも呼ばれており、色々なところに出かけたがります。 七殺と仲良くなりたい時は、相手と一緒に出かけてみること。 逆を言うと、この星に外出に誘われた時は、好感を持たれている証拠です。 自分の心地よい状態を相手と共有しよう、とするからです。

■ 破軍星 ■

陰性の水星です。
テーマは変動と改革。
遷移宮には必ず『天相星』がいます。
一見大人しく、穏やかに見えますが、性質は荒々しく、豪快でアグレッシブです。

「革命家の星」と呼ばれる、破壊と再生を象徴する星です。 古い因習や常識を壊し、新しい考え方や価値観を導入しようとするカリスマ的存在。紫微や太陽が国を治める「統治者」であるのに対し、その政策や方針に意義を唱える「レジスタンス(抵抗運動)の指導者」なのです。 縛られることを嫌い、自分自信に素直に生きていこうとする奔放主義者。他人が敷いたレールを歩むといった、刺激のない人生には耐えられません。どんなに挫折や困難にぶつかろうとも、夢と理想を掲げて、ひたすら前に突き進んでいこうとするのです。また「普通」や「その他大勢」といった、没個性な存在に捉えられることには我慢できません。 「オンリーワン」をモットーに、他の誰にも似ていない、自分だけの人生を歩もうとするのです。 豪快で活発な性格。裏表が無く、男らしくてサッパリとした個性です。即断即決で思い立ったら即座に行動する性分で、キャラクター的に七殺によく似ています。しかし、七殺に比べて破軍のスピードは瞬発型。時間をかけて物事をコツコツ積み上げていったりするのが苦手で、飽き症です。容量がよく、集中力があるので飲み込みも早く、割と器用に見えます。しかし、「あぁなるほど。こうゆうことなのか!」と自分の中で納得してしまうと、すぐに悟りを開いた気分になってしまい、興冷めして次の興味の対象を探すのです。 七殺が公道を走るスポーツカーだとすると、破軍はドラッグレースで直線を突っ走る競技車だといえます。 好不調の波が激しく安定感に欠けると言う弱点もあるので、仕事のペース配分などにはある程度の容量の良さが必要です。豪快で懐が深いという反面、大雑把でデリカシーに掛けるという欠点があります。人から相談を受けても「そんなの全然気にすることないよ〜!ハッハッ八ッ!!」と笑い飛ばしてしまうため、「こっちは真剣なのに、なんてガサツな人なの!」と、怒らせてしまうこともしばしば。気付いたら友達の数が減っていたなんて話もザラです。口が軽いところがあるため、余程の信頼関係がない限り、デリケートな相談は控えた方が良いでしょう。 イジイジしている人を見ると、無性にからかいたくなるところがあります。本人は悪気が合ってやったいるわけではないのですが、悪ふざけがすぎることがよくあるので、そういう面からも誤解を受けやすいのです。 大雑把な性格のせいか、気分屋で衝動的な行動が多く、計画だった行動が苦手。しかし、集中力があり行動も早いので、問題が発生してもゴリ押ししてしまうパワフルな面もあります。ただ、瞬間的な爆発力はあるものの、コツコツ続けていく持続力に欠けます。 トラブルやアクシデントなど混乱した状況ほどモチベーションが上がる、という特徴もあります。破軍は、絶体絶命の状況で、一発逆転を狙うことのできる「爆弾」的な存在なのです。

副星のはたらき

■ 文昌星・文曲星 ■

●文昌星・文曲星のイメージ

学問の星です。
知識、文章、芸術を表します。

文昌は陰性の金性で、南斗第5星です。
文曲は陰性の水性で、北斗第4星にあたります。
命宮の三方四正、もしくは福徳宮に入れば聰明で博識となります。
文化や芸術に関心が深く、文学、音楽、美術、演劇、学術方面に才能を発揮します。
また哲学や心理学、宗教や神秘学などにも造詣が深くなります。
性格はさっぱりしています。
落ち着いていて、めったなことでは動揺しません。
真面目で正義感もあります。
理論的で明瞭な話し方をします。
しかし、冷徹ではありません。
芸術を愛するロマンティストなのです。
欠点としては精神的に持久力にやや欠けるところが見られます。

●容貌、態度、能力

この星が命宮に入ると、たいへん清らかで整った顔だちになります
職業としては、作家や演劇家、音楽家や評論家、シナリオライターやデザイナーなどのクリエイティブな方面に適性があります。
また教育関係や研究職、にも適性があります。

●その他の星との配合

太陰星と同宮すれば、占術や神秘学に深い関心を示します。
破軍星と同宮すれば水難の相です。
羊刃・陀羅・火星・鈴星と加会して、命宮の主星が弱ければ、口先でごまかそうとする姑息な性格になります。
また、口舌の災いや訴訟のトラブルにあいやすいので要注意です。
もっとも嫌うのは「化忌」と出合うことです。
学科面で運の悪さをもたらし、とくに年運にさしかかると「文章や契約上の過失」に悩まされます。

■ 左輔星・右弼星 ■

援助の星です。
補佐、計画、親友を表します。

左輔星は陽の土性に属します。
右弼星は陰の水性に属します。
ともに「北斗助星」で、一種の野心を持っています。
左輔・右弼が命宮に入ると、聰明で知性が高く、穏やかな性格をしています。
また社交的でもあり、慈悲心に富んでいます。
計画性に優れているのもこの星の特徴です。
文章も巧みですし、音楽や演劇など芸術方面にも興味を示します。
また、人の面倒をよく見るようです。
その結果多くの友人知人に恵まれ、その友人たちから多く助けられることになります。
ただし、左輔が入ると心労を多く経験します。
右弼の場合は、恋愛問題で感情的に苦しむこともあります。

●容貌・態度・能力

さっぱりとしていて整った顔だちをしています。

文章が得意で、また芸術的方面に興味を持ちますので、作家や演劇家、音楽家や評論家、シナリオライターやデザイナーなどのクリエイティブな方面に適性があります。
女性の場合、この星があれば聰明で、いわゆる良妻賢母となります。
しかし夫妻宮にこの星があれば、再婚する暗示があります。
それは「出会いの星」ゆえの宿命でしょうか。

●その他の星との配合

主星のなかでもとくに紫微、天府、天相、武曲、太陽、太陰、貪狼と同宮もしくは加会すれば、どんな場面に遭遇しても、難関を突破し成功します。
しかし天機、天同、天梁、巨門と同宮すると、感情の問題が発生します。
七殺、破軍、廉貞と同宮したら異性問題に要注意です。
それが夫妻宮に入ったら、結婚後のトラブルはまず避けられません。
左輔・右弼はよくも悪くも出会いの星だからです。
羊刃・陀羅・火星・鈴星などと加会して、しかも三奇星(化禄・化権・化科)の助けがなければ、苦労の多い人生をおくります。
遷移宮に入った場合は、一生を通じて貴人からの援助を受けます。
また兄弟宮に入るのも理想的です。
ただ官禄宮か父母宮に入ると、青年期に学問を中断する事態が生じます。

■ 天魁星・天鉞星 ■

この両星は、文昌や文曲と同じく試験の星で、聰明、秀麗、学問を表します。
ただ文昌・文曲と異なるのは、「和合」「親愛」の意味が加わることです。
天魁星は陽の火性に属します。
天鉞星は陰の火性に属します。
ともに「南斗助星」で才能と富貴を司ります。
この星を命宮に持つ人は、聰明で賢く威厳があり、名声を得ることができます。
主星の力量が強ければ、とても勉強ができて、学生時代から秀才になります。
「和合」の神でもありますから、友人知人も多く、彼らの援助を受けるでしょう。
また目上から可愛がられ、困ったことが起こっても必ず協力者の援助によりうまく切り抜けることができます。
さらに、異性との縁も健全で良好です。
若くして、よい伴侶と巡り合うでしょう。
どちらかが命宮に、もうひとつが遷移宮に向かい合って座ると「坐貴向貴」格と言いまして、対人関係がたいへん良好になります。
この星が夫妻宮に入ると、「慕う」かたちの縁になります。

●容貌・態度・能力

男性ならば、落ち着いた感じで、堂々とした威厳をそなえています。
女性であれば人並みを越えた美人となります。
天魁・天鉞を命宮に持つ人は教職に適しています。
また、研究職にも適性がありますし、芸術方面の才能も秀でます。

●その他の星との配合

文昌・文曲と加会すれば、幸運に恵まれ、大きな成功をつかむことができます。
紫微・天府・太陽・太陰などの吉星と同宮しますと、若くしてすばらしい伴侶と巡り合う暗示があります。
さらに左輔や右弼、化科と同宮すると「貴人」になります。
両星とも、左輔+化科、もしくは右弼+化科に出合うとその吉現象はさらに増幅します。

■ 禄存星 ■

財産、富裕、聰明を表します。
やや吝嗇(けち)な面もありますが、無駄な遊興や道楽で富を擦り減らすようなことはありません。
禄存は陰の土性で、北斗3星になります。
知性が高く、慈悲心に富み、落ち着きがあります。
正直で信用もあります。
ただ、強情な性格でもあります。
落ち着きが度を過ぎて、ややもすると動作が鈍く、のろい面もあります。
経済観念が発達していますので、蓄財や財産管理に優れています。
また、臨機応変に処理し、対処する能力があります。
ただし、命宮に禄存星のみが入り、14主星が入らなければ、かえってその能力が欠点として表われ、金銭に執着するあまり守銭奴になってしまう恐れがあります。
十干の「甲」に合ったり、寅の宮に座ると孤独星が強くなります。
また、父母宮・兄弟宮・子女宮に入ると、その方面の縁が薄くなります。
夫妻宮に入ると、女性との離別も多くなります。
疾厄宮に入ると、若い頃は虚弱体質になるか、災いに見舞われます。

職種は、自分で財産を管理できる自由業やセールスに向いています。
財星ですから、銀行や証券会社などの金融関係にも向いています。

●その他の星との配合

化禄星と同宮すれば、信じられない財運に恵まれます。
文昌、文曲と同宮すれば、芸術的才能を生かして財産を築くようになります。
虚星(天空・地劫)や殺星(火星・鈴星・天刑)などと多く加会し、命宮の力量が弱ければ、財運はあまり発揮されません。
何か専門的な技術を身に付けることが幸運の道です。
命宮はもちろん、財帛宮か田宅宮に入るのが財運のベストです。
殺星か化忌が加会しなければ、そうとうの財力が期待できます。
禄存の隣宮には、かならず羊刃と陀羅が付き添います。
つまり命宮に禄存が入るということは、父母宮と兄弟宮に羊刃と陀羅が座るため「羊陀峡命」となります。
これは、自分の財産を隣人が狙っている暗示でもあります。
ただし、辰・戌・丑・未のことを「四墓の地」と言いますが、そこにさえ入らなければ起伏は大きくなりません。

■ 羊刃星・陀羅星 ■

剛毅、粗暴、怪我を表します。
羊刃星は陽の金性に属します。
陀羅星は陰の金性に属します。
ともに北斗助星ですが「凶」の現象が強くなります。
命宮に羊刃・陀羅を持つ人は、決断力に富み、勇猛果敢な性格をしています。
気性は激しく、謀略に優れています。
力量さえ強ければ、権力を握ることができますが、弱ければ多くの困難に遭遇するし、大きな事故に会う危険性があります。
また、気持ちはいつも孤独になります。
押しの強い、威圧感のある雰囲気を漂わせています。
もし力量が弱く、殺星(火星・鈴星・天刑・化忌)が同宮すると、顔や体のどこかに傷跡が残るようになります。
人の指示に従うのを嫌うため、自営業や商業に向きます。
また、何かの技術や技能を身につけるようになりますが、芸術方面にはあまり向いていないようです。
勤め人ならばプロスポーツ選手をはじめ、警察、自衛隊、消防など体を張って仕事をする職種に適性があります。

●その他の星との配合

貪狼星と同宮し、命宮の力量が弱ければ、放蕩生活の末、それがたたって体を壊します。
破軍と同宮していたら、一時的に成功しますが、いずれ失脚します。
廉貞、巨門、火星、鈴星と同宮しますと、慢性病を患う暗示があります。
太陽、太陰と同宮しますと、夫婦仲がうまくいかないようです。
文昌・文曲・左輔・右弼と同宮しますと、顔や体にアザや傷跡がのこるような暗示があります。
四庫の地(子・午・酉・卯)にはいり、その時期に巡ると、刑罰をうけるような事件を引き起こしたりします。
とくに「酉」の宮に座すと、悲惨な死に方で人生の幕を閉じる傾向があります。
子と午の宮に座し吉星と同宮していれば、いくぶん厄は解除されます。
とくに官禄宮に入っていたら政治に関することは避けて下さい。
選挙に落選するばかりか、不利な状況に陥ることになります。
また陀羅は「骨」に関連します。
命宮に入り、凶星と加会していたら骨折か歯の異常に悩まされます。
陀羅の「陀」は阿弥陀や仏陀の意味があり、苦しい修行の後に悟りを開くという意味もあります。
また「羅」は、かつて羅刹という極悪な鬼が最後には神に帰依する、という伝説もあります。
すなわち若い頃は気性が荒々しく、社会に迷惑をかけるけれど、成長とともに悟りを開くことによって人生の後半は光明が差し込むという暗示もあります。

■ 火星・鈴星 ■

剛強、激烈、怪我を表します。
火星は陽の火性に属します。
鈴星は陰の火性に属します。
ともに激しい性格をしており、強烈な個性の持ち主です。
また喜怒哀楽が一定せず、すぐに気分が変わるようなところがあります。
短気でせっかちでもあります。
しかし火星・鈴星が命宮に入り、左輔・右弼が同宮していれば、とても魅力的な風貌にあり、多くの異性から意識され、交友の楽しみが多くなります。
火星を命宮に持つ人は、天然パーマか、あるいは髪の毛がちじれている人が多いです。
また、虫歯や歯槽膿漏で困る暗示があります。
陽の火ですから、良性が巡るとき、烈火のような発展が期待できます。
鈴星を命宮に持つ人は、ちょっと人とは変わった容貌をしています。
陰の火ですから、やや陰気ですが気持ちは焦りがちです。
趣味や個性も強くなりますが、孤独を好み、多弁ではありません。
両星のどちらかに殺星が加わると、一時期、体を張って頑張る職種をさせられます。
特殊技能を身につけなければ、一生を通じて敗者となり、夢や理想を遂げることはありません。

●その他の星との配合

殺星(羊刃や陀羅)、そして主星のなかでも強引星(廉貞、破軍、七殺)と同宮し、もし命宮の力量が弱かったら、幼いころから病気や怪我に悩まされ、その傷跡が体のどこかに残ります。
しかし、貪狼と同宮しますと「火貪格」という特殊な局になって、かえって異性の受けがよくなり、思わぬ援助を受けます。
さらに化禄と出合うのも吉報です。
化権と加会する人は武道家なども向いています。
三方四正に紫微、天府、天機、太陰、化科と同宮する人は、精神的な部分に強く影響します。
恋愛や仕事においても起伏が激しくなり、とくに情緒的な面が濃くなりますから、特殊な占術家や治療家などを志すのも悪くないでしょう。

■ 天空星・地劫星 ■

文字どおり、空想とか「虚」の印象があります。
悪い意味では、災難とか失意などを表します。
天空星は陰の火性に属します。
地劫星は陽の火性に属します。
どちらも、物事を悲観的に捉える傾向があり、厭世的な気分にとらわれがちです。
欲が少なく、神経質でとりこし苦労の多い人です。
物事を深刻に受けとめますから、若くして哲学や宗教、心理学や神秘学などに惹かれます。
天空か地劫を命宮に持つと、動作が重くなり、しかも粗雑で投げやりな性格になります。
ですから、人生を切り開くには「手に職」を持つしかありません。
両星とも、宗教方面に強い縁が生まれます。
財帛宮に入ると、お金に欲がありません。
官禄宮に入ると本職に出合うのが遅れます。
共に人生の負担が重くなりますが、破財する心配はありません。
なぜなら神秘的な力(天の助け)が宿っているからです。
この両星が、命宮と疾厄宮、もしくは福徳宮に入ると、聡明で活発になります。
ただし思想や趣味は悲観的です。
繊細ですが、やや悪趣味な傾向になります。
また哲学や宗教を好みますが、ちょっとズルい人間になります。

●その他の星との配合

火星・鈴星・羊刃・陀羅と加会し、命宮の力量が弱ければ幼いころから病気や怪我に悩まされ、また、人生のどこかで大きな挫折を味わいます。
その時期は「大限」と「太歳」で考察できます。
しかし紫微・天府・天相などの吉星と同宮していれば、その凶作用も緩和され、成功や財産を得ることができます。
ただ、苦労性で悩みやすい傾向は消えません。
太陰や天機、もしくは巨門と加会すると、鬱の状態が長引き、「死んでしまいたい」と強烈に思います。
行限(大限宮や太歳宮)に凶星が多くからむと自殺の危険性がありますので、前もって気をつけておきましょう。

■ 天刑星 ■

天刑星は陽の火性に属します。
孤独を意味しますから、命宮や身宮にはいると独特な考え方になり、一般人とは一線を画します。
とくに倫理観や死生観が普通の人ではありません。
夫妻宮にはいると、夫婦間に波風が立ちます。
また兄弟宮、奴僕宮、子女宮にはいると、その方面の人間と不和になります。
ただし命宮、疾厄宮、父母宮にはいる人は、命の意味を知りたがり、またその方面の発見を歓びとします。
また、天刑は「賃借の星」でもあります。
ですから三方四正(命・官禄・財帛)にある人は、お金を借りたりもしますし、財は多く入っても、けっきょく去ってしまいます。

■ 天馬星 ■

異動を意味します。ゆえに旅行や転職、引っ越しを表わします。
天馬は陽の火性に属します。
四生の地(申・亥・寅・巳)にしか座りませんので、この4つの宮を「四馬の地」とも呼びます。
命宮にこの星を持つ人は、気が短くせっかちで、耐えず動き回っているような人です。
一生を通じて変動の運がつきまとっています。
住居の移転、職業の異動を多く経験しますし、外地に赴いたり、旅行や出張が多くなります。
吉星と加会し、命宮の力量が強ければ、異動することにより、チャンスに恵まれたり地位の向上が見られます。
しかし凶星と加会していると、異動することにより災難や困難に遭遇したり、あるいは流浪の人生となります。
禄存が同宮しますと、大きな財産を得ます。
紫微、天府、天相、太陰、武曲、貪狼と同宮するひとは非凡です。
辛苦は伴いますが、かならず能力を発揮します。

●その他の星との配合と適正

とくに相性が良いのは、やはり吉星に属する星たちです。
天馬は、よくも悪くも同宮した星のはたらきを後押しします。
紫微、天府、太陽、武曲などに会えば出世を助けますし、廉貞、貪狼、太陰などにつけば桃花的な現象が顕著になります。
巨門に会うと言葉がすべり過ぎる傾向になりますし、廉貞や破軍に添えば活発になるでしょう。

■ 天姚星 ■

天姚星は、風流、艶福、恋愛とくに性愛を表します。
天姚星は陰の水性に属します。
艶っぽくて、風流な星です。
「エロスの星」でもあるので、異性との出会いが多く、そして発展までに時間を労しません。
芸術方面での才能も悪くありません。
命宮あるいは疾厄宮にはいっていると、早熟になります。
しかしそれは色欲を指すのではなく、思想的に早熟という意味で、感情表現が豊かになるのです。
福徳宮にはいると、物質的な享受に偏りがちになり、いわゆる趣味人となります。
遷移宮にはいると、貴人の助けを得やすくなります。
田宅宮の場合は、友人を自宅に呼んで懇談することを喜びます。
財帛宮にはいると無駄に浪費癖が強くなります。
官禄宮のひとは、アートを職業にすることをおすすめします。
天姚が夫妻宮にはいると、結婚相手は人縁がよくて、早熟で風流があり妖艶です。

●その他の星との配合と適正

紫微斗数の本には、よく「桃花」という語句が散見されます。
もともとは色気を意味していたのですが、封建的な時代には、猥雑な雰囲気で異性をかどわかす不純なイメージとなりました。
しかし最近の傾向では、どちらかというとセクシーな魅力で異性を喜ばす意味に例えられ、けして悪い印象ではありません。
とくにこの天姚星は、桃花星の代表とも言えます。
ですから、ひかくてき地味な星(たとえば巨門、天梁、天同、天相など)につけば、ちょうど良い具合になります。
しかしご想像のとおり、色気のある星(貪狼、廉貞、太陰、天機など)につけば、恋愛事情は手が付けられなくなります。

■ 天喜星・紅鸞星 ■

紅鸞星は陰の水性に属します。
天喜星は陽の水性に属します。
ともに婚姻、慶賀、恋愛を表します。
紅鸞星を命宮に持つ人は、男女ともに美しく魅力的な風貌をしています。
そのため人から愛されることが多いですが、どちらかというと上っ面な感じも否定できません。
両星とも命宮にはいると恋愛に関しては早熟になり、多くの恋を経験します。
天喜はわりと外見より中身重視ですが、紅鸞は外見のよさほど中身が伴いません。
とくに紅鸞は、火星と加会していたら火傷に注意して下さい。
また命宮、身宮、疾厄宮のなかで羊刃と同宮すると、手術を必要とするくらいの憂いを経験します。
この両星が加会し、「誰もが振り返る」ほどの美人になったら薄命になりやすいです。

■ 龍池星・鳳閣星 ■

龍池星は陽の水性に属します。
鳳閣星は陽の土性に属します。
天喜や紅鸞ほど派手ではありませんが、美を司りますので、とても風流な星たちです。
この両星が命宮か福徳宮にはいれば、おだやかで謙虚な美しさを醸し出します。
遷移宮にあれば、第一印象がとてもよく、出世する可能性が高いです。
龍池は優雅な立ち居振る舞い、鳳閣は笑顔がチャームポイントとなります。
飛び抜けた美人ではなく、奥ゆかしさを引き出してくれます。
ですから古典的な芸術に触れることが福を招きます。

四化星

三奇星(化禄、化権、化科)に化忌をあわせて「四化星」と呼んでいます。
以下、その各々の星が命宮に入った場合の意味を解説します。
また、この四化星は一つとはかぎりません。
通常の命盤に定住する化禄だけではなく、すべての十二宮に「自化禄」「大限化禄」「太歳化禄(流禄とも言う)」があります。
さらに命宮から飛ばした化禄を「命禄」と言いまして、とても吉祥を呼んでくれるものもあります。
これらは、すべて秘伝として簡単には公開されません。
ここでは、そのエッセンスをわかりやすく紹介します。

■ 化禄星 ■

化禄星は陰の土性に属します(紫微星と同じです)。
「財」と「福」の星です。
この星を命宮に持つ人は、落ち着きがあり、おおらかな性格をしています。
また福分が厚いので、衣食住に困るようなことはありません。
性格的には気前が良く、人にいろいろと振る舞うことを好み、その結果多くの友人から慕われるようになります。
化権星に化科星が三方四正にはいると「三奇加会」という最高の組み合わせですから、社会的な地位と名声を得ることができ大成功します。
ビジネスマンであれば、地方勤務を経たのちに出世が待っています。
官庁勤めであれば、中央で活躍できます。
命宮で天同・太陽と同宮しますと、大きな財産を築きます。
命宮で禄存星が同宮しますと、財運が豊かとなり、隣人や家族ににそれを施しますます。
逆に凶星と多く加会したら、物には困りませんが、金銭には窮します。
思わぬ出費に悩まされるでしょう。
化禄には「助」という意味もあります。
つまり、困っている人をみると放っておけない性格なのです。
財星(紫微、天府、太陰、貪狼)にあうとお金の取得は楽になります。
しかも持続的で、枯渇することはありません。
また四庫の地(辰・戌・丑・未)に化禄が入ると、つかんだ財産を守ることができます。
父母宮か疾厄宮にはいる人は、聡明で楽観的ですが、やや怠惰な性格になります。
財帛宮か田宅宮にはいることが、財を得る上でもっとも重要です。
なぜなら財帛は「財布の中身」つまりお金の使い方、そして田宅は「貯金」に相当するからです。

■ 化権星 ■

化権星は、陽の木性に属します。
その名のとおり「権力」を司り、決断の星でもあります。
化権を命宮に持つ人は常識的で、何事も慎重にのぞみます。
しかし、性格はやや偏屈なところがあり、固執的となります。
この人は、「一生懸命」とか「がんばる」という言葉が似合います。
こうと決めたら執拗になり、思ったとおりに行動します。
また権力争いに縁があります。
他人によく干渉するタイプですが、自分が干渉されるのを嫌います。
命宮、身宮、そして遷移宮のどれかにはいれば、実権を手に入れます。
財帛宮に座すと、財産に対する欲望が強くなり、努力して手に入れます。
官禄宮にはいれば、サラリーマンでも事業家でも大いに努力奮闘します。
六親宮(命・兄弟・父母・夫妻・子女・奴僕)にはいると、仁義を重んじる傾向がありますが、摩擦が発生します。
たとえば夫妻宮ですと、結婚相手は主観が強くて自己主張が激しい人です。
能力や才能が高いので、それを利用できる度量が必要です。
子女宮にはいると、性欲絶倫になりがちです。
しかも子宝に恵まれ、老後の心配はありません。

■ 化科星 ■

化科星は陽の水性に属します。
試験運や文章力を司ります。
そして優雅で風流になり、「貴人」という意味合いもあります。
化科を命宮に持つ人は、とても知的で聰明です。
若いころから秀才ぶりを発揮し、アーティスト感覚が際立ちます。
また、ビジネスや官僚の道でも活躍することができます。
命宮に化科があり、さらに文昌、文曲、天魁、天鉞などと同宮すれば、芸術や学術面で飛び抜けた才能を発揮し、ひとたびチャンスに恵まれれば大きな名声と成功をつかみます。
ただし命宮の化科に凶星が同宮すれば、才能は認められない傾向になるものの教職員としての適性はあります。
化科が夫妻宮にはいるとステキな相手と結婚ができ、しかも仲が良いです。
官禄宮にはいると巧みな文章能力を使った仕事にむきます。
が、体力勝負の仕事は苦手です。
化科にも「桃花」つまり色事の性質があります。
ただしそれは化権のような「干渉」とは違って、さっぱりした粋な感じです。
ゆえに、化科のついた宮に行限が巡ってくると、スマートな恋愛のチャンスが待っています。

■ 化忌星 ■

さて最後に登場する星が、紫微斗数最悪の凶星「化忌」です。
化忌星は陽の水性に属します。
困難や挫折を司ります。
化忌星を命宮に持つ人は、意外にも率直な性格になります。
失恋や失業など「失う」という現象に多く出合い、何かと災難につきまとわれ、悩み多い日々をおくることになります。
また、お節介をやきたがり、うるさく人にちょっかいをかけるところがあります。
精神的に孤独なのです。公務員よりも民間企業に向きますし、一般的なサラリーマンよりも、特種技能を持つ専門職や研究、創作活動に適しています。
化忌がついた星の力量が強ければ、突発的な災難に遭遇しても、間一髪で助けが入ります。
また、かえって急激に成功したりします。
疾厄宮か父母宮にあるひとは(遺伝の関係?)先天的に痩せていて虚弱体質です。
財帛宮にはいると収入が不安定で、出たりはいったりが繰り返されます。
福徳宮にあるひとは趣味が少なく、どことなく不幸そうです。
遷移宮にあると出会い頭の事故や、出張先でのトラブルに悩まされます。
また、初対面での印象が悪く、はじめは損をします。
化忌が六親宮(命・兄弟・父母・夫妻・子女・奴僕)にはいると、「欠」という現象が出てきます。
たとえば夫妻宮にはいると、配偶者に何かしらの欠陥が生まれるのです。
それが何かは、14主星の強弱と同宮する副星の組み合わせで判断します。
さらにその六親に対しての金銭の貸し借りには十分注意が必要になります。

このページのトップへ