コラム/原宿の占い師 中島多加仁 紫微斗数占い

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事業計画書をつくると、やるべきことが見えてきます

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 占い師になったら、お客さまからお金をいただいて商売をするわけですから、れっきとした事業です。事業というからには、きちんと計画していないと長く続けていくことは出来ません。事業計画書をつくると、やるべきことが見えてきます。そして将来の方向性もクリアになります。すべて計画通りとはいかなくても理想に近い結果が出やすくなります。

 「事業計画書って難しい」そう感じる人も多いですが、じつは簡単につくれます。ぼくのお弟子さんには自主的に事業計画書を作る人が約5%います。彼らは、間違いなく成功します。「事業計画書は作ったほうがいい」という助言を信じて、重い腰を上げて作る人がだいたい40%かな。彼らは、成功はしないけれど大きな失敗もありません。

 でも、いつまでたっても事業計画書を提出しない人が60%いるんですね。そんな彼らが成功する可能性はかぎりなくゼロに近いです。事業計画を立てないで、思いつきや衝動だけで占い師をはじめる人が多いです。悲しいですが必ず失敗します。

 そもそも事業計画書とは、銀行や公庫から融資を受けたりベンチャーキャピタルから資金調達を受ける際に使われる書類として作成します。新しくビジネスをはじめるとき人集めや場所探しに奔走しますが、じつはもっと大事なのが資金集めなのです。どれだけいい人材を集めても運営資金がなければ事業は続けられません。

 このように、主に融資を受ける目的でつくられる書類なだけあって、込めなければならないのは相手を説得する力です。勝手にプレゼンしてくれる事業計画書がもっとも価値がある営業ツールなのです。さらにいうと、外部に向けた説得の他に、今まさに自分がやろうとしている事業をあらためて再確認できます。

 そもそもやる価値があるか成功する見込みはあるのかなど、客観的な確認ができます。事業計画書をつくるとき大事な点が3つあります。

1】事業を1分で説明できる
2】実行計画が明確
3】ロジックより徹底的な数字

この3つです。

 これから立ち上げようとしている事業だけに、込めた思いは強いはず。相手を説得するにはもちろんスジの通った数字のロジックが必要。さらにそれと同じくらい明快に物語れることが重要です。何十分でも何時間でも語る必要はありません。そこまで気長に話を聞いてくれる人はいないから。相手がしびれを切らさないうちに伝えるのに与えられた時間は、およそ1分なのです。

 たった1分という短い時間で興味を持ってもらう。必要なのは、はじめた経緯、収益化のしくみ、市場分析、提供するサービスなど。説明できないことや説明しにくいことは、誰にも伝わりません。計画は実行されなければ価値がありません。だから、「いかに計画が優れているか」なんて評価されないのです。計画が優れているのは結果ではなく前提に過ぎないから。事業計画書の内容は抽象的ではなく、より具体的に!

 いろんな仮説を立てる中でも、大きく外れやすいのが売上です。これは市場の分析やマーケティング戦略が、仮説段階にあるから。事実は仮説よりも強い!動かしようのない客観的な事実を知った上で、立てた仮説は価値があります。


 以上を理解すればあなたも事業計画が立てられます。ぜひ、作ってみてぼくに読ませてください。『ひとりで作れない…』という人のために、個別コンサルを受け付けています。

シリーズ紫微斗数14主星その4『武曲星のトリセツ』出版

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シリーズ紫微斗数14主星 その4『武曲星のトリセツ』が出版されました。

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 ご購読されましたらどうぞレビューを書いて下さい!あなたのレビューが、自作への励みとなります。次は天同星ですが、すでに原稿は完成しており、いま廉貞星を書いています。

 武曲の文字は『武将』と『楽曲』の組み合わせです。武が武人を意味するとすれば、曲という文字の意味は「まがる・まげる・折れまがる」など。また「変化のあるおもしろみ」を意味する曲芸や、音楽の「ふし」を指す楽曲など。つまり武曲は、ただ無駄に堅物なのではなく、優雅な魅力も備えている武人というわけです。あなたは「武士」と聞いて、いつの時代を思い浮かべますか?


鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代…


 意見が分かれそうですね。武士はとても長いあいだ、日本の支配階級として権力を持ち続けていました。平安後期に武士は、それまでの支配階級だった貴族に代わって実権を持つように。やがて鎌倉幕府が誕生し、日本社会の中心的存在となります。平安時代に台頭した武士の起源は諸説あります。貴族に支配される都に対し、地方では有力な農民が豪族として力をつけ、彼らが自衛のために武装するようになりました。

 もともと都には、武芸を生業とする家系に生まれ武の専門職として朝廷に仕える下級貴族がいたのです。トラブルが起こった地方へ、都は武力に優れたグループを派遣し、地元の豪族を平定役に任命しました。派遣されて来た彼らは、土着化して独自の勢力を築くことも。これらの条件が合わさって、武士が誕生したわけです。また、このころ武士は「兵(つわもの)」「武勇之人(ぶゆうのひと)」と呼ばれ、武家は「兵の家」「武芸の家」とも言ったようです。

 もともと武士の身分はさほど高くありませんでした。武士の地位向上は平安中期、『平将門の乱』に代表される、地方で力を持った武装集団の反乱がはじまりです。将門の乱を治めた藤原秀郷が従四位下の位を与えられ、朝廷での地位がだんだん上がり、支配階級になるにつれて武士は変化します。朝廷では武官と文官の役割が分かれていましたが、鎌倉幕府のような武家政権では文官的な役割を担う武士も誕生しました。

 また武士の家系でなくても、幕府や武将と主従関係を結んで武士の仲間入りを果たすひとも現れました。そして江戸時代、天下太平の世になって戦がなくなると、武士の役目は政治となります。武士は必ずしも武芸に秀でているわけではなく、武家出身じゃないひとが実務能力などに優れたことから武士の身分を与えられた例もあります。

 紫微斗数における武曲は五行論で『金性』に属します。金性は金星でもあり、西洋占星術では愛と性と美の女神ヴィーナスです。心を動かす強い感情を管理するとされ、親しいひとたちとの恋愛もプラトニックな関係のみならず、肉体的な欲望、自尊心そして、お金や物質的な世界に影響を与えるのです。東洋占術の代表である『九星気学』で金性は、六白と七赤があります。


 そのうち武曲は、後者の七赤金星と縁が深いと考えられます。六白の金が「原石」を表しているのに対し、七赤の金は「金銭」や「加工された金属」です。金銭からは経済や投資が連想され争い・勝負・循環・援助といった意味を持ちます。ギャンブルなどの賭け事・贅沢・潤い・散財などのイメージもあります。加工された金属とは、装飾品などの貴金属だけでなく、ノコギリ、包丁、フォーク、スプーンなども含みます。貴金属からは恋愛や宝、包丁やスプーンからは食事が連想されます。


 さらに七赤は西に位置するため、風水では『白虎』とされ、理想的な地形として、家の西側に大道路があることを意味します。白色の虎は、君主に徳があると現れる霊獣であり、中国の天文学『宿曜経』では二十八宿のうち、西方に当たる七宿の総称です。西方七宿の星群が虎の形をしている、と考えたところから命名されました。

 このように武曲は、戦い・財政・愛情などを司るため、強さと美しさの両面を兼ね備えている星なのです。

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業績の不振に悩んでいるひとがもっとも見落としがちな部分とは

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 昨日のメルマガで、『ブランディングとは熱い想いを伝えるもの』と書きました。そうなんです!熱意というものは、あなたの商品やサービスを魅力的に伝えるための大切な要素なのです。とはいえど、熱意だけで業績が挙がれば不振に苦しみません。


 京セラの稲盛和夫氏いわく【成果=能力×熱意×考え方】なのです。よく見てくださいね、これは掛け算です。1つでも《ゼロ》があれば、他の2つがいくら高い数字でも《答えはゼロ》になってしまいます。つまり3つのうちどれが欠けても実績の向上は望めないわけです。いや、ゼロならまだいい。もし1つでもマイナス思考があったら?プラスにならないどころか、結果は大きな赤字。経営の怖さと厳しさ、そして真実を物語った言葉ですね。


 もう一点注目すべきは、この計算式に《願望》という項目が入っていないことです。
「売上を伸ばしたい」
「お客さんを増やしたい」
「余裕のある生活をしたい」

これらは、すべて《願望》です。つまり、『結果と「願いごと」は因果関係がない』ということです。願う暇があったら、熱意を伝えたほうがいい。願望を持つ余裕があったら、打開策を考えたほうがいい。

しかし願望も研ぎ澄まし、強く望めば《欲望》となります。欲望は熱意となり、実績向上の底力となります。ですから「願望を持ってはいけない」という意味ではないのです。「《願望レベル》ではお話にならない」という戒めでもあるわけです。これは業績の不振に悩んでいるひとがもっとも見落としがちな部分です。

 作業をこなす上で能力は重要ですが、業績を上げるためには、さほど重要ではありません。なぜなら、能力がまったくない人はリーダーになろうと思わないからです。熱意は、ブランディングに反映させればいい。けっきょく問題は《考え方》です。考え方とは、バイタリティの使いどころです。能力が高くて熱意も人並み外れている、にもかかわらず考え方がズレていると、一時的に成功はしても必ず没落してしまいます。

「一時は儲かったのに」
「あんなに頑張ったのに」
「血のにじむ努力をしたのに」

 並外れた成功者でさえも、考え方のちょっとしたズレで、奈落の底に転落します。成果が上がらない場合、考え方に問題があるわけです。考え方とは…時代の流れに翻弄されない要素であり、システムが変わっても対応できる柔軟性。決め手は【何が一番重要なのか】が自分の中で固まっていること。そこにブレがなければ、その考え方は正しいわけです。

 人生において、何か叶えたい願望がある場合、能力・熱意・考え方の3つが揃い、かつプラス思考になったとき、進展を見せるわけです。占いにおける開運アドバイスも仕事での成果の出し方もそして恋愛の成功も、根本的には同じです。

収入が上がらない占い師は理念や信念が揺らいでいるから

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 占い師は誰でもなれますが、人気が出て予約が殺到するのはブランディング次第になります。ブランディングは、地道で時間のかかる作業です。占い師だけでなくすべてのフリーランスにとって欠かせない重要な土台です。

 しっかりブランディングすればくちコミが生まれやすいです。しかし、ブランディングを無視してしまうとまったくお客さんが来ないのです。宣伝や広告に頼るビジネスに未来の繁栄はありません。宣伝や広告とは、自分で自分の長所を何度も語るようなもの。

 看板・ポスター・メディアなど、生活空間を見渡せば宣伝や広告が散らばっています。ビラ巻きやポスティングなどはむしろ迷惑行為です。そんな暇があるのならば、まずブランディングをやりましょう。ブランディングとは、あなたのイメージを想像しやすいようにする戦略です。たとえば、写真やアイキャッチをみただけでサービスの《強み》を印象付ける。さらにいうと、お客さんが語ってくれるようにするのです。

 では、ブランディングに必要なものそれはなんでしょうか。デザイン性、鑑定の特徴、他者との差別化などがあげられますが、もっとも必要なことは、《活動の理念》です。自分が何者で、何を考えてその活動をはじめたのか。それを赤裸々に訴えることがブランディングの基礎なのです。

 人の心をとらえるのは《モノ》ではありません。人の心を動かすのは、経営者の信念であり、理念といった《心》なのです。あなたの理念が投影されたらとても魅力的に映ります。そのサービスに宿った《想い》が、人の心を魅了するわけです。


 昔と違って、インターネットが盛んになり無料や安価で知識が手に入ります。だから占い師も簡単になれてしまいます。しかし意外にも、ぼくらの成功を支えているのは揺るがない熱き想いです。その想いを投影させ、語ることが《ブランディング》です。

 人は、揺るがないモノに惹かれる傾向にあります。なぜなら、人の心は揺らぐものだから。揺らぐからこそ、揺るがないひとに惹かれるのです。商品やサービスは、時代の流れとニーズによって頻繁に移り変わります。


 しかし、実績をあげているひとの理念や信念は揺らぎません。つまり顧客のニーズは、「サービス通して感じる理念や信念にある」といっても過言ではないのです。収入が上がらない占い師は理念や信念が揺らいでいます。

「誰のための占いなのか」

「なぜそれを提供するのか」

 これらを突き詰めて考えれば、おのずとブランディングのヒントが生まれるのです。《想いを語る》行為は、古い精神論に感じるでしょうがじつは、これがブランディングの骨子なのです。

今日は秋の彼岸なので、おはぎの名前の由来と曼珠沙華の毒の話を

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 今日は「秋分の日」。昼と夜の長さが同じ日という認識があるはずです。秋分の日を祝日としたのは昭和23(1948)年でした。その年の太陽が、秋分点を通過する日によって毎年日付を変える特殊な祝日です。その年のなかで昼と夜の長さが等しくなる日を、春は「春分の日」、秋は「秋分の日」とそれぞれ定めてます。天文学に基づいて祝日を決定することは、世界的に珍しいです。

 そもそも「秋分」というのは二十四節気のひとつです。二十四節気とは、中国から伝わった季節の節目を表す日に名称をつけたもの。これを日本が取り入れ、戦前は「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼んでいました。これは、歴代天皇の霊をまつる儀式を行う日でした。

 それが昭和23(1948)年に「祖先をうやまい、しのぶ日」として、秋分の日と改名されたのです。ちなみに春分の日は「自然をたたえ、生命をいつくしむ日」として制定された祝日です。秋分・春分ともに皇室行事ではありましたが、意味は違いがあります。

 春分は、その日を境に夏に向かって日照時間が長くなり、秋分は冬に向かっていくため日照時間が短くなります。春の訪れを祝う春分と、先祖を敬う秋分という違いです。彼岸は日本独特の風習で、平安時代に発生しています。

 
 仏教では、先祖の世界を彼岸(ひがん)、私たちが生きる世界を「此岸(しがん)」といいます。秋分は昼と夜の長さが同等になるので彼岸と此岸の距離が最も近い日として、先祖への感謝が届きやすい日と考えられるように。

 秋分に有名なのは、おはぎを食べる風習です。小豆の赤には邪気を払う効果があると考えられました。そして名前の由来は秋の植物である萩です。萩の花が、小豆の粒に似ているからです。春分に食べられるボタモチは漢字で牡丹餅と書きます。これは春に咲く牡丹の花が、小豆と形が似ているから。ボタモチのほうがおはぎに比べて大きく、それは牡丹の花のサイズを表現しているからのようです。

 ちなみに、おはぎのことを夏は「夜船(よふね)」と、冬は「北窓(きたまど)」と呼びます。おはぎを作るとき餅を「つかない」のが基本で、ここから「つき知らず」といわれるようになります。さらに、夜は船がいつ着いたかわからないので、「着き知らず」と掛けて、「夜船」が夏の名称になりました。そして冬は、北向きの窓から月が見えません。そこから「月知らず」と掛けて「北窓」と呼ばれるように。

 日本人独特のセンスあふれる言葉遊びですよね。さて、秋の彼岸といえば「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」があります。彼岸花の別名で知られ、秋分のころに鮮やかな赤色の花をわずか1週間ほど咲かせます。墓地や田んぼの畔道でよく見かける不思議な花です。あの世とこの世が近くなるとされる秋分に墓地の周りでよく見かけることから、曼珠沙華を幽霊花とか地獄花、死人花と呼ばれています。


 彼岸花には毒性があり、体内に入ると下痢や嘔吐に見舞われ、呼吸不全やけいれんを引き起こします。そのため土葬が行われていた時代、遺体を動物が掘り起こさないよう彼岸花を墓地の回りに植えました。死者を守る知恵だったのですが、不吉な名前で呼ばれるようになりました。ちなみに、この毒は田畑を荒らすモグラからの被害を守る効果があるようです。


昔の日本人たちって不思議な感性を持っていますよね。

従業員たちが確実なミスを起こすまで報告しようとしないのはナゼ?

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 さて、きのうは経営者の悩みのひとつ《クレーム》について書きました。致命的なクレームは、どの会社でも起こります。しかし、報告を受けた経営者は口をそろえて言います。「もっと早く報告してほしかった」と。

 《1:29:300》という対比率ご存知でしょうか?これは「ハインリッヒの法則」といわれるもので、労働災害の起こる仕組みを分析したものです。1件の重大な労働事故の背景には、将来重大な事故につながるであろう「29件の軽い事故」があります。さらにその「29件の軽い事故」の裏には、将来軽い事故につながるような「300件のヒヤッとする事故」が、潜在的にひそんでいます。

 この法則は《クレームという事故》にもそのまま適用できます。つまり、小さなミスの積み重なりが1件の致命的なクレームにつながるわけです。ヒヤッとするミスが発生した段階で報告が漏れなくあることが理想。けれど従業員たちは、確実なミスになるまで報告しようとはしません。なぜなら、《クレーム=叱られる》というイメージを持っているからです。

 クレームやミスの重さによって、報告の重要性が決まる風習です。この風習は、日本社会の中で脈々と受け継がれてきました。それが「ミスを隠す」という習慣。「バレたら叱られる」という、子供じみた概念をもった大人が多すぎるんでしょうね。もはや幼少期の教育の段階で問題があるのかもしれません。そういった保守的な教育を受けた大人たちがビジネスの中心で活動しています。本来ならば彼らにこそ再教育が必要なのです。それが経営者の極めて大切な仕事です。

 クレームを叱るのではなく、クレームを報告しなかったこと、それを叱る。言いかえれば、クレームがなかったことを評価するのではありません。早い段階でのクレーム報告を評価するべきなのです。クレームによって、商品やサービスだけでなくシステムの弱点を発見できます。それが早い段階で報告されれば、迅速な対応が可能になるんです。

 クレームを言ってくる顧客は、会社や商品のコアなファンです。クレームを言わない顧客よりも、愛情が深いわけです。クレームを言った顧客の50%~70%は「欠点が改善されれば継続して利用したい」と思っています。さらに迅速な対応を受けた場合、この確率は100%近くまで上がるというデータもあるくらいです。

 この法則を最大限に利用するには、クレーム《報告》を評価する教育がとても有効です。そういった風習を作ってしまえばいいわけです。改善体質ができれば、顧客の感動と口コミを呼ぶことに直結していきます。

占い師を長くやっていると、クレーム処理が楽しくなる

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 商品やサービスに対して苦情を申し立てる人のことを、一般に「クレーマー」と呼びます。なかには、悪質なケースもありますが、クレーマーすべてが悪いと考えるのは早計です。顧客との関係性から考えると、じつはクレーマーほど熱狂的なファンになる可能性を秘めているのです。


 クレームは受ける側にとって楽しいものではありませんが、それは言う側も同じ。わざわざ時間をさいて苦情を伝えてきてくれるのは、商品やサービスに対して関心が強いため。届いたクレームを真摯に受け止め、期待を超える対応ができれば、熱いファンに変えることもできるのです。

 ぼくは24歳のときにはじめて経営者になりました。とはいえど、父親の会社を引き継いだので実質「創業者」ではありません。が、経営不振も手伝って、従業員を大幅に減らしました。ぼくはその責任を感じて退任し、妻と子をつれて東京に出ました。それが28歳でした。そのあと離婚して、再婚を機に会社を立ち上げました。2001年の5月、当時31才でした。


 せっかく会社にしたので、従業員を雇いました。そして、それから創業者としての苦労がはじまったのです。従業員からはラクしているようにみられ、つねに批判の対象になる経営者。その悩みは、なかなか理解されることがない。

 経営をしていると、問題が頻繁に起こるもの。そのひとつが《クレーム》。《クレーム》と聞いて良い印象を持つ人はおそらくいないんはずです。経営者に限らず、従業員にとってもいわゆる予期せぬトラブル。クレーマーという言葉が生まれ、クレームを言う人が社会悪となりまるで害虫のように扱われています。


 では逆に、クレームが一切なかったらどうでしょうか?従業員はクライアントの顔色を気にすることなく、のびのびと仕事ができるでしょう。一見すると、健全な環境のように思われます。しかし《問題が全くない》状態で自己分析をしながら成長するのは難しいものです。


 
 《自分の表情》というのは、他人から指摘されて、はじめて見えてくるものだからです。いっさいクレームがなければ、精神的なストレスは少ないですが、その代償としてサービスや品質は低下の一途をたどるでしょう。《クレームがない》状態とは完璧なサービスの提供によって起こるものではありません。「見向きもされていない」ということです。関心がない、つまり無関心のあらわれでもあります。ですからクレームは、サービスや商品に対しての大切なバロメーターなのです。なので、蔑ろにしてはいけません。それどころか、じつはすべての業務の中で、最優先するべき業務なのです。

 クレームは、占いでいう【凶】の結果に似ています。凶という結果は、「タイミングがズレていますよ」「選択肢が間違っていますよ」というサインです。占いの凶とは、『願望』に対してのダメ出しです。宣告された側にとっては、いい気持ちはしません。自分の欠点とうまくいかない理由を指摘されているわけですから。

 しかし、上手に運命を切り開く人は結果を真摯に受け止めて、方針を見直す絶好の機会とします。「クレームはチャンスと思え」という格言は、自己啓発系ビジネス本などでさんざん書かれています。しかしトラブルを目の前にしてポジティブになるのは無理な話です。

《クレーム=叱られること》


 お勤めの経験が長い人にとってこの先入観は深く刻まれています。その思考回路を改善するには、根本的に考え方を変えるコツが必要となります。それは、みずからが教育者となること。「じぶんは自営業者なんだ」と、心の中で強く思うことです。とくに有能な占い師は、クレーム処理が天才的です。占い師を長くやっていると、クレーム処理が楽しくなる、そんな境地にまで達成できるのです。

起こった事実をしたためる日記と感情を書くジャーナリングの違い

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 昨日のメルマガで、不安の正体について書きました。不安になりやすい人は、連鎖から抜け出せないだけだと。だからこそ不安にならない人の共通点を調べればいいのです。

「自分が本当にやりたいことは何か」
「実際、自分がどう考えているのか」

これが分からなくなるとき、漠然とした不安に陥るのです。忙しくて心が疲れている人や複雑な気持ちを抱えている人、自分のことをもっと知りたい人にはある習慣をおすすめします。

 ぼくは、基本的に不安になんてなりません。なぜだと思いますか?それは、記録を取るからです。心配事なんて実際に起きない、それを実感するために記録を取るのです。この手法を『ジャーナリング』と呼びます。今回は、このジャーナリングのやり方を紹介したいと思います。


 ジャーナリングとは、頭に浮かんでいるものをノート1ページに書き記す方法です。基本的には自由ですが、あいて言えば、より効果的なメソッドがあります。ジャーナリングは思い立ったときにいつでもできますが、繰り返していくことで効果が高まるのです。特定の時間を使って習慣化するのがおすすめです。

 朝起きて30分後、1時間以内と決めます。仕事が終わって電車の中でも構いません。自分にとって都合のいいタイミングを決めればより効果を実感できるでしょう。しかし、「しなければいけない」と負担に感じる必要はありません。必ずしも決めたタイミングではなく、空き時間で手短にやったり、忙しくて疲れているときは休んだり、気持ちが複雑になったと感じたときにやってみるのもよいでしょう。


 ジャーナリングを習慣化したいなら3分から10分と決めて、負担を減らせば続けられます。自分の気持ちを真剣に整理したい場合は、集中できる場所で、長い時間を使い取り組むのもいいでしょう。基本的には、頭に浮かんでいることを自由に書いていきます。ただ、何を書けばよいか不明ならばテーマに沿って書いてみることです。仕事や恋愛といった気持ちが反映されやすいテーマを選んでみましょう。

 不安を抱えやすい人は、過去の失態をテーマにしないでいまの現実に目を向けましょう。誰かに見せるわけではないので、丁寧に書く必要はありません。あとから内容を見て、客観的な気づきを得るべく自分で読める程度の書き方でいいわけです。

 ジャーナリングは日記とは違います。起こった事実を書くのが日記ですが、ジャーナリングは感情を書くのです。複雑な気持ちを明確にするのではなく、とにかく頭に浮かんでいるものを書くので、感情が整理されます。イライラしたり悲しいことがあったときに、誰かに話を聞いてもらうだけで心が落ち着くことがあるでしょう。それと似たような効果があるのです。もやもやとした気持ちを紙に書く、つまり外に向けて表現することで、気分がすっきりするのです。

 ジャーナリングは「書く瞑想」で、余計な不安やストレスを増幅させないようにするマインドフルネスと共通しています。過去や未来を考えすぎると不安を感じてしまいます。ネガティブな感情はさらなる不安を連鎖しやすいのでマインドフルネスでは呼吸に意識を集中させます。そんなトレーニングによって過去や未来にとらわれず、『今』を意識する集中法です。ジャーナリングでも今この瞬間に体感したことに集中しやすくなるため、余計な不安やストレスを減らすことができるのです。


 ぜひ、試しにやってみてください。もし、自分ひとりでうまく取り組めない場合はぼくがコーチングをします。遠慮なく、ご相談ください!

心配ごとが起きるのは、13%の確率でしかない

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 占いの仕事をしていると、多様な悩みを抱えている人のお話を聴かせてもらえています。そんな中で多いのが不安に関することです。鑑定をしていて、残りわずかとなり「最後に何か知りたいことありますか?」と聞くと、「これから気をつけることって何ですか?」という質問が多いのです。「つい不安や心配をしてしまう」という人は、あなたの周りにもいませんか?

 全国の20代以上男女を対象に、不安に関する意識調査をある大手の保険会社が実施しました。その結果、不安を持つ順位が明らかになりました。

1位 老後の生活や年金
2位 身体の健康
3位 心の健康


このように将来のことに次いで、心身への不安を考える人が多いのです。不安というものは、誰もが抱く感情なのです。

 ぼくたちの心配事は、どのくらいの確率で実際に起きてしまうのでしょうか?ロバート・リーヒ博士の研究によると、心配ごとが起きるのは、13%の確率でしかないのです。13%と聞いて、あなたはどう思いますか?
「ええっ、13%も起こるの?!」
「なんだ、たった13%か」

 さて、あなたはどちら側の考えですか?ようは不安の87%がじっさいに起きないわけです。しかも、その13%のうち80%は自力で解決できるものだそうです。それを考慮に入れると、解決できない心配事が起きる確率はたった2.6%となるわけです。逆に例えるなら、なんらかの試験で「合格率は2.6%です」と言われたらまずムリだと感じますよね。

 不安に感じることはあるけど、そのうち98%は対処できる。そう考えると、不安な気持ちは軽くなるはずです。とはいえ、なぜだか不安になってしまう、それが人間というものです。そんな不安が生まれたら、どう対応したらよいのか、あなたは知っていますか?不安が重くのしかかって夜に眠れないとか、気持ちが穏やかでない、鬱々としてしまう、そんな渦中の人に対して、的確な助言ができますか?

 不安や心配によって緊張がうまれてしまいますが、そんなネガティブな感情を、「消そう」とする人がいます。じつは、その考え方はおおむね失敗してしまいます。なぜなら、ネガティブな感情は消そうとすればするほど大きくなっていくからです。心配事は13%しか実際に起きないそうはいっても心配でしょうがない。

 不安に感じることが実際には起きないのはわかった。でも、なぜ不安は消えないのでしょうか?それは「実感がないから」です。なぜ実感がないのかというと不安に思ったことの理由や本質を忘れてしまっているからです。不安に思ったことなんて実際にはほとんど起きないので、不安に思っていたことを忘れています。忘れたころに、また新しい不安が襲ってくるのでどうしても感情が揺らぐのです。これが何度も繰り返し続くため、いつも実際に起きなかい不安に怯えながら生活するわけです。

 これが、不安の正体。つまり不安になりやすい人は、この連鎖から抜け出せないだけ。だからこそ不安にならない人の共通点を調べればいいのです。ぼくは、基本的に不安になんてなりません。なぜだと思いますか?それは、記録を取るからです。心配事なんて実際に起きない、それを実感するために記録を取るのです。

この手法を『ジャーナリング』と呼びます。次回、このジャーナリングのやり方を紹介したいと思います。

お金持ちと一般人との比率、お金を貸す人と借りる人との比率

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 昨日、とある撮影のため虎ノ門ヒルズに招かれました。45階のオフィスで撮影をするためにです。高層マンションに入ったことがありますか?ぼくは過去に、何度か経験があります。もちろん住んだことはないですが、そこの住人たちと会食をしたことがあります。

 『78対22の法則』って、ご存知ですか?この地球や人間が78対22の比率で成り立っているという法則です。人間というのは水分が78%、それ以外の物質が22%でできています。地球の海の割合は78%で陸地が22%だそうです。地球上の空気は、窒素が78%で酸素が22%です。その空気を取り入れる率は、肺呼吸が78%で皮膚呼吸が22%。健康な人の身体の中は、善玉菌の割合が78%に対し、悪玉菌が22%います。


 このバランスが崩れると身体が「病気」と判断し、78対22の割合に直そうとするといわれています。ちなみに食事を、穀物78%にしてタンパク質を22%にすることで自浄作用によって戻るそうです。そのほかお金持ちと一般人との比率、お金を貸す人と借りる人との比率、大企業と中小企業の比率などがこの比率になっている、と言われています。

 古代ユダヤ人は、この法則に気づき、商売など生きる智恵に取り入れました。その結果、他国の文化に左右されずに巨万の富を築けたのです。ある成功者はいいます。人間は78点が満点で22点は改善点として必要だよ、と。だから「完璧主義は必ず失敗する」という法則なのです。


 人間の体内も善玉菌だけでは成立しません。不完全なほうが完全なのです。つねに78点を目指せばよくそして22点を改善点とする。そう思うことによって、肩の力が抜けて楽になりますね。なにをやるにしても、

78%の味方がいて22%の敵がいる
78%の賛同者と22%の反対者がいる

その割合が崩れそうになると、なんらかの感情が働いてまた戻るわけです。

 大きな事業をするときや新しい展開を起こすときなどこの法則を思い出してください。かならず、あなたの勇気の源になってくれるはずです。ちなみにタロットの枚数はぜんぶで78枚です。で、そのうち大アルカナが22枚です。古代のユダヤ人は、神秘思想にもこの数字を用いたのです。

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