人から好かれたいならユーモアの本質を知ること
人気占い師には面白い人が多いです。占い師には誰でもなれますが、人気占い師になるためにはユーモアのセンスを磨く必要があります。
「私もいい感じに面白い人になりたいのですがどうすればいいでしょうか?」という相談が多いので、お答えしようと思います。
人から好かれたいならユーモアの本質を知ること
おもしろい話をすると、たくさんのメリットがあります。それがいろんな人に好かれるという点です。人に嫌われたくないならユーモアのセンスがある人になることです。生真面目で繊細で、否定的な人は、残念ながら嫌われます。でも、そういう性質であっても後天的にユーモアのセンスがある人になる方法があるのです。
お笑い芸人が覚える技術にフリ・ボケ・ツッコミがあります。
じつは、この3つの中で「フリ」がいちばん大事なのです。「ボケられる」「ツッコミが入れられる」というのも面白さのダイナミズムですが、そもそも「フリ」がなければ話題が起こりません。
自分の心の動きを他人に伝えることが、おもしろい話をする上で大事です。
自分の感情ベースに話すとウソがありません。「なんか話を盛ってるな」「ちょっと不自然」と思われることなく、あなたの個性が伝わります。話し手は感情を開示し、理解してくれた人に価値を感じます。さらに聞き手も感情を開示してくれた人に価値を感じます。
つまり、双方に親近感が生まれます。思わず微笑んでしまうシャレ、それがユーモアです。上品で機知に富んでいるとなお好感度が上がります。human(ヒューマン)とhumor(ユーモア)は似てますよね。人間味あふれるおかしみ、それがユーモアとういわけです。人間はある程度理解できる他人を気になる存在と認識します。そうすると、その人がいない場所でも、「あの人だったら、こういう時こんなリアクション取りそうだな」などと考えたりするのです。これがいわゆる人気を博した状態です。
自分の感情を話すことでおもしろい話ができると、いろんな人から人気者扱いされます。これを多くの人は、おもしろい話をするから人気が出ると思っているでしょうが、そうではありません。自分の感情を素直に相手に話して、理解してもらっているから人気が出るわけなのです。話術のロジックを身につけ、センスを磨く前に、こういう人間味を練磨する方が先です。
(原宿の占い師、中島多加仁) 2022年7月 1日 10:41 | 個別ページ